【写真】ウルヴァリンのポーズと表情を再現する山路和弘
映画「デッドプール&ウルヴァリン」の大ヒットを記念して、デッドプール役の加瀬康之、ウルヴァリン役の山路和弘、カサンドラ・ノヴァ役の佐倉綾音によるトークイベントが7月26日に開催された。自身が演じたキャラクターや作品についての魅力を熱く語り、規格外な本作にちなんだ無茶ぶりトークを繰り広げた。
■「デッドプール&ウルヴァリン」とは
映画史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールとウルヴァリンの活躍を描く、過激で笑えるアクション・エンターテイメント超大作。デッドプールは初作「デッドプール」(2016)で公開当時世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録、その続編となる「デッドプール2」(2018)ではさらに記録を塗り替え1,120億円を突破しR指定映画の世界歴代記録をことごとく更新。そして日本でも絶大な人気を誇るヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが奇跡のカムバックを果たし、2大ヒーローが共演するマーベル・スタジオ劇場公開最新作「デッドプール&ウルヴァリン」が7月24日より公開となった。
毒舌&テキトーで下ネタ連発なのに、なぜか憎めない“破天荒なクソ無責任ヒーロー”デッドプールと、獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながら、すべてを斬り裂く超金属の爪と武器で世界を救ってきた“ガチヒーロー”のウルヴァリン。規格外が故にアウトローな二人のヒーローが初のタッグを組み大暴れ。アベンジャーズへの加入も噂される“激ヤバR指定ヒーロー”デッドプールとウルヴァリンによる、この夏最もアツい新たな戦いの幕が開く――。
■「デッドプール&ウルヴァリン」真夏の激アツトークイベント
デッドプール役の加瀬は赤いスーツで登壇し「オープニングからぶっ飛ばしてますので肩肘張らずにぜひ楽しんでください。僕も山路さんも映画の中でおしゃべりしてる感じでした」と最新作公開への想いを語り、ウルヴァリンカラーの黄色いスーツで登壇した山路は「ある意味無茶苦茶な映画になってます。昨日映画館で観て、ところどころで散りばめられているネタへの反応が小気味よかったです。楽しんでください」、佐倉は「スキンヘッドのドSヴィランが正直私の声でいいのかなと思ってました。精神攻撃を仕掛けてくる敵なのでお気をつけてお楽しみください」とキャラクターへの想いも込めて挨拶。
■デッドプール、ウルヴァリン、カサンドラの推しポイントを力説
ステージにはそれぞれの巨大推しうちわが飾られる中、キャラクターの推しポイントを聞かれると、加瀬は「デッドプールのマスクが好きなんですよね。あとは無責任ヒーローと言われるほどのテキトーさ、だけど強い、死なない…なんでもありで全てが詰まってます。全推しです」山路は「(ウルヴァリンの推しうちわに書いてる)“爪みせて”大好きなんです。案外恥ずかしがりやでお茶目、可愛ところも推してます」佐倉は「カサンドラは存在自体がネタバレなので…SNSではカサンドラがASMRっていう意見があって。そう聞こえる部分もカサンドラが仕掛ける精神攻撃に繋がっているのかもしれません。特に映画館の良い音響だと聞こえやすいのかな」とキャラクターの推しポイントを力説。
毒舌&テキトーで下ネタも喋りまくり、第四の壁を越えて観客も話しかける、デッドプールのおしゃべりな姿は本作でも健在しており、加瀬は「デッドプールを演じると何週間か何もできなくなるんです。全てを使い果たさないとできないので。シリーズを通じてセリフ量も増え続けていますが、みなさんには楽しんでもらいたい、というせめぎ合いがこの先もずっと続くんだなと思ってます」とデッドプールならではの苦労を明かした。
また、本作の吹替版では、デッドプールとウルヴァリンを長年演じる2人だからこそできたアドリブも楽しみのひとつ。吹替時を振り返り、加瀬が「ほぼ100%台本に忠実であれですよ」と語り、山路が「うそでしょ!」と応えつつ、加瀬は「時代が進むごとにセリフをアップデートできることも良いところなんです。“尊い”という言葉を提案したら、面白くないなと言われ、もうひとつ上の“てえてえ”って言葉が若い人の間であるんだよ」と、山路とディスカッションしたエピソードを語り、その場で協議をして作り上げる面白さを明かした。
■夏の激ヤバエピソード発表に決めポーズ披露…ガチャ無茶トークで大盛り上がり
ステージ上に巨大ガチャが設置され、カプセルの中にある質問やお題に答える“ガチャ無茶トーク”を実施。佐倉は夏の激ヤバエピソードとして、10年前に電車でイベントに向かっていたら、その時痩せすぎていたため履いていたショートパンツが落ち、パンツ丸出しになってしまったまさかの事態を赤裸々に発表。「その一瞬だけはカサンドラよりもセクシーだったなと思ってます」と振り返った。
佐倉に「(自分のお題より)ハードル低くないですか!?」と突っ込まれつつ、加瀬はデッドプールの決めポーズを披露することに。山路が思わずウルヴァリンの戦闘態勢をとると、「カサンドラは?」と振られた佐倉も加瀬の頭を借りてカサンドラのポーズを披露。最後に加瀬が佐倉からレクチャーを受けつつ、手でハートを作るデッドプールお決まりのポーズと頬に手を当てるポーズを決め、会場から声援が上がった。
山路は声優界でのマブダチを聞かれ「同い年の大塚芳忠とか井上和彦ですかね」と声優界のレジェンドとの友情を明かし、加瀬と佐倉も「おー!渋い!」と驚きの反応。
最後にMCがガチャを回し、生セリフを披露することに。佐倉がカサンドラの「ほんと馬鹿な子たち」とセリフをささやくと、加瀬が「本物だ!」と会場を盛り上げた。山路は自ら髪の毛を崩してウルヴァリンになりきり、全力でウルヴァリンが戦闘態勢に入る雄叫びを披露。加瀬は「デップーいきまーす!」と披露すると、観客から「本物だ!」の声援が上がり会場は大盛り上がり。
■「デッドプール&ウルヴァリン」愛溢れるメッセージ
“ガチャ無茶トーク”で盛り上がる中、佐倉は「コンプライアンスが厳しい世の中でここまで発散してくれて、とても気持ちの良い作品です!何もかも本当に目が離せない展開になってます。冒頭のシーンもお気に入りなのでぜひ『デッドプール&ウルヴァリン』の世界に巻き込まれてください!カサンドラのこともよろしくお願いします」と、山路は「ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの仲が良くて、じわじわと楽しくなる感じが好きでした。ふざけたセリフも多い作品なのに、ウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンの真面目な芝居にびっくりして震えました。実は昨日見て泣いてしまって。そんな自分に驚きつつ映画のすごさに感動しました。ぜひ楽しんでください」と語った。
最後に、加瀬が「『デッドプール』はラブストーリー、『デッドプール2』はファミリー映画で、『デッドプール&ウルヴァリン』はヒーローとは?がテーマになっている作品です。頭からおしりまで全力疾走しています。山路さんとの仲の良さで乗り越えました。気楽な気持ちで楽しんでください」と作品への愛情溢れる挨拶で、観客の期待値を高めるイベントを締めくくった。
なお「デッドプール」(2016年)はディズニープラスで配信中。
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