ティモシー・シャラメが伝説のアーティスト、ボブ・ディランを演じる、サーチライト・ピクチャーズ製作の伝記映画『A Complete Unknown』の海外版ファースト・トレーラーが公開された。「Variety」など全米複数メディアが報じている。
【写真を見る】エル・ファニング、モニカ・バルバロとティモシー・シャラメが三角関係に…3月のクランクイン時から話題沸騰の『A Complete Unknown』
イライジャ・ウォルドが2015年に発表した著書「Dylan Goes Electric」を原案にした本作は、ディランがニューヨークで過ごした若き日々から、彼がエレキギターを手にしたことで観客から大ブーイングを浴びた1965年のニュー・ポート・フェスティバルまでが描かれていくとのこと。
トレーラー映像のなかでは、「Café Wha?」やホテル・チェルシーなどマンハッタンにあるディランとゆかりのある場所が、名曲「はげしい雨が降る」を歌うシャラメ演じるディランの歌声に乗せて映しだされていく。さらにモニカ・バルバロ演じるジョーン・バエズ、当時ディランの恋人であったスーズ・ロトロをモデルにしたと思しきエル・ファニング演じるシルヴィー・ルッソとの三角関係の模様も。
メガホンをとったのは『LOGAN/ローガン』(17)や『フォードvsフェラーリ』(19)、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(23)のジェームズ・マンゴールド監督。過去にディランと同時代に活躍したジョニー・キャッシュを主人公にした『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05)で高評価を得ており、音楽伝記映画を手掛けるのは同作以来となる。
脚本はマンゴールド監督と、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)でアカデミー賞にノミネートされたジェイ・コックスが共同で執筆。現在83歳のディランもマンゴールド監督と複数回にわたって顔合わせを行ない、脚本に助言したのだとか。また共演にはピート・シーガー役としてエドワード・ノートン、ジョニー・キャッシュ役としてボイド・ホルブルック、アルバート・グロスマン役としてダン・フォグラーらが名を連ねている。
第97回アカデミー賞の有力作の一角として早くも大きな注目が寄せられている本作は、12月に北米公開予定。日本での公開はまだ決まっておらず、今後の情報が待たれるところ。
文/久保田 和馬
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