「もうフジには2度と出ない」大谷翔平おさまらぬ新居報道への怒り…情報漏らした不動産会社への訴訟も検討

「もうフジには2度と出ない」大谷翔平おさまらぬ新居報道への怒り…情報漏らした不動産会社への訴訟も検討

7月26日(金) 11:00

7月17日(日本時間)、4度目の出場となったオールスターで待望の初ホームランを放ったドジャース・大谷翔平選手(30)。

「その翌々日、米放送局『FOXスポーツ』が“ファン投票による前半戦のMVP”に大谷選手を選出していました。前半戦で打率.316(リーグ2位)、29本塁打(同1位)、69打点(同3位)を記録。初の三冠王が射程圏内で後半戦が楽しみです」(スポーツ紙記者)

まさにスター選手にふさわしい活躍だが、オールスターでの満面の笑みの裏側では、断固として譲れない“ある交渉”に臨んでいたという。

「大谷選手は、いまだに新居報道に激怒しています。5月下旬、最初に地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』で報じられ、各メディアが追随しました。現地で執拗に取材したのが日本テレビとフジテレビでした。

特にフジが、新居の塀の隙間からバスケットボールのコートを撮影し、近隣住民へ接触したことを彼は今も許していません。『もうフジテレビには二度と出ない』とまで言っていると聞いています」(在米ジャーナリスト)

大谷がそこまで憤っているのには、明確な理由があった。

「一部では、新居取材について真美子夫人も怒っていると報じられていますが、実情は異なります。

新居報道によって、世界各地から観光客らが押し掛けるようになったため、彼女は安全面を危惧して、“外出するのが怖くなってしまった”というのです。

LA中心部には、アスリートや有名人の豪邸を専門に狙う複数の凶悪窃盗犯グループが存在します。しかし、犯人はほとんど捕まっていません。そのため、大谷夫妻は新居から離れざるをえなくなり、球団が用意したホテルや、エンゼルス時代に住んでいた郊外の家で暮らしていると聞いています」(前出・在米ジャーナリスト)

そもそも今回の新居報道以前に、メジャー妻1年目の真美子さんには、多大なるプレッシャーがかかっていたはずだ。元メジャーリーガーの田口壮氏(55)の妻で元TBSアナの田口恵美子さん(58)は著書『メジャーリーガーの女房』で、メジャー妻の苦悩をこう明かしていた。

《あるスーパースターの奥さんは、いついかなる時に会ってもお酒のにおいがした。完全なアルコール依存で、お酒がないと幸せな気持ちを保てない。

夫が有名選手であるがゆえに、夫婦揃ってファンや世間に求められるものも多く、いつでも「見られている」というプレッシャーで押しつぶされそうになっていた。

同じく有名選手の奥さんは、向精神剤が手放せなかった。夫の怪我や成績によって激しく落ち込み、その都度寝込むほどに思いつめていた》

本誌は前号で、新居報道後に“真美子さんが30日間、メディアの前から姿を消していた”ことを報じた。

「球場でも彼女の観戦姿がまったく見かけられなくなりました。それは“見に行きたくても、見に行けない心身の状態”だったというのです」(前出・在米ジャーナリスト)

メジャーリーグ評論家の福島良一さんはこう語る。

「メジャーリーグでは選手の妻が試合を観戦するのは当たり前のことです。義務とか強制ではないですが、家族が一丸となって戦うという姿勢の表れなんです。それができない状態は、真美子さんにとって、とてもつらかったはずです」

“理想の新居”で新生活を始めるはずだった大谷夫妻にとって、この1カ月は“家族の夢が壊された”悲痛の時期だったのだ。

■フジテレビよりも大谷が憤怒した相手

前出の在米ジャーナリストは続ける。

「そこで大谷選手は、エージェントに相談して、彼女を守るためにフジテレビに厳重注意をするように伝えたようです。そして同時に、今回の新居報道の“元凶”に断固たる対応をとることを決めたそうです」

大谷側が問題視したのは、不動産会社だったという。

「SNSには“そもそも非難すべきは『ロサンゼルス・タイムズ』に情報を流した不動産会社だ”という書き込みが多数あったため、大谷選手の代理人が事実確認に動いたと聞いています。

それを受けて“メディアに情報を流した不動産会社の責任は重大”と結論付け、本気で訴訟を検討していたというのです」(前出・在米ジャーナリスト)

真美子さんの心の痛みを知り、大谷は訴訟も辞さないほど、怒り心頭だったのだ。そんななか7月上旬、一部で大谷の新居売却説が報じられた。

「現在、大谷選手のエージェントの弁護士は不動産会社と話し合い、訴訟と引き換えに、新居を買い戻すか、新たな購入者を見つけるようにと最終交渉しているそうです。いずれにせよ、大谷選手はこのまま新居に住むことなく売却することになるでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

前出の福島さんは言う。

「日本以上にアメリカでは選手のプライベートの環境面はきちんと守られています。特に今は強盗事件も多いので、自宅の情報には非常に神経質になっています。これだけ生活面が公にされた以上、確かに大谷選手が新居に住み続けるのはもう無理な状況なのかもしれません。ドジャースとは10年契約ですから、家族を守るためには、引っ越しするのが現実的な考えなのでしょう」

13日、LAの高級日本料理店で開かれたドジャースの夫人会に真美子さんが久しぶりに参加したことが明らかになった。そして、今回のレッドカーペットにも晴れやかに登場した。

誰よりも家族を思う大谷の人生の決断が、真美子さんの笑顔につながっていた――。

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