財閥の闇に殺されたソン・ジュンギ“ヒョヌ”が目覚めると、そこは1987年…さまざまな謎がうごめく「財閥家の末息子」第1話

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財閥の闇に殺されたソン・ジュンギ“ヒョヌ”が目覚めると、そこは1987年…さまざまな謎がうごめく「財閥家の末息子」第1話

7月22日(月) 18:00

財閥の闇に殺されたソン・ジュンギ“ヒョヌ”が目覚めると、そこは1987年…
【写真】ソン・ジュンギ“ヒョヌ”が1987年に転生「財閥家の末息子」

2022年に韓国で公開されたソン・ジュンギ主演のドラマ「財閥家の末息子 ~Reborn Rich~」が、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて全話配信中。同作は最高視聴率20%超えをマークし、JTBCドラマ初回放送の最高視聴率を記録した人気ドラマだ。第1話では財閥スニャングループに忠誠を尽くしながら、あっけなく切り捨てられ銃弾に撃たれてしまうユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)が、目を覚ますとスニャングループ一族の末息子であるチン・ドジュンとして転生する驚きの導入が描かれている。本記事では、考察を踏まえながら第1話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

■「財閥家の末息子 ~Reborn Rich~」とは

韓国を代表する財閥・スニャングループの「未来資産管理チーム」の長ユン・ヒョヌ。彼は長い間会社に忠誠を尽くし、意見も反発もせずスニャンのために献身的に働いてきた。しかしある日、あっけなく会社に切り捨てられ銃弾に倒れてしまうのであった。崖に転落したはずのユン・ヒョヌが目を覚ますと、時はソウルオリンピックを翌年に控え、民主化へと突き進む激動の1987年だった。

韓国のJTBCで2022年11月18日から同年12月25日まで放送されていたテレビドラマで、2022年最高の期待作と呼ばれ大きな注目を集めた本作。韓国JTBCドラマ初回放送の最高視聴率を記録したことでも話題に。

原作は同名ウェブ小説で、小説の総視聴者数は3,162万回を超える大ヒット作品だ。主演には名作ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」で“成均館病”という言葉を生み出した美貌を持ち、数々のヒット作を生み出してきたソン・ジュンギを起用。彼の甘いルックスもさることながら、シリアスさとファンタジー要素も含んだストーリー展開も評価が高い。

■ソンジュンと父ヨンギが声を荒げて話す「過去の事故」

スニャングループの未来資産管理チーム長を務めるユン・ヒョヌは、グループの創立者であるチン・ヤンチョル(イ・ソンミン)前会長の銅像除幕式の会場で最終チェックに追われていた。そんななかチン・ヤンチョルの孫ソンジュン(キム・ナムヒ)は、怒りあらわに父ヨンギ(ユン・ジェムン)のもとへ向かう。

どうやら2人の間には「過去の事故」が関係する確執があるようだ。相続を放棄すると言い放ったソンジュンに対し、罵声を浴びせるヨンギ。とにかく部屋を出ようとするソンジュンを追いかけようとしたヨンギだったが、急にその場に倒れてしまう。

なかなか会場に現れないヨンギを心配したユン・ヒョヌがヨンギのもとを訪ねると、立ち尽くすソンジュンと倒れたヨンギの姿があった。ユン・ヒョヌに見られたことにより、さらにパニックになったソンジュンは慌てて部屋を飛び出してしまう。

病院へ運ばれたヨンギは、急性心筋梗塞と診断された。誰が除幕式で代わりに挨拶をするか話し合う一族だったが、イェジェンはソンジュンが会場にいないことを知りながらも彼を任命する。

このままソンジュンが姿を現さなければ、これまでのすべてが水の泡になると考えたソンジュンの妻モ・ヒョンミン(パク・ジヒョン)。ユン・ヒョヌを呼び出すと、30分以内にソンジュンを連れてくるよう命じた。もしできなければ「辞めてもらう」と冷酷なひと言を添えて。

30分という短い時間でソンジュンを連れ戻すため、ユン・ヒョヌはマンションへ着くなり職員たちを部屋の外へ出し、一対一で向き合う。オーナー家の命令には決して背かないこと、どんな質問もしないこと、そしてどんな状況でも決して勝手に判断しないことを伝え、ヨンギが倒れたときのことも誰にも口外しないとソンジュンに約束するユン・ヒョヌ。頭をゴルフクラブで打たれても動じず、見事ソンジュンを会場に連れ戻すことに成功するのだった。

■献身的だったユン・ヒョヌを待ち受けていた現実

除幕式の翌日、検察から目をつけられていたスニャングループへ家宅捜索が入った。あいさつのなかでソンジュンが「今後は系列会社間の株取引で発生する膨大な税金も全て誠実に納付します」と、グループの闇を匂わせるような言葉を言ったからだ。

しかし事前に捜査が入る情報を得ていたユン・ヒョヌたちは、コンピュータや資料を別のものにすり替えていた。やり手のユン・ヒョヌの手腕によって、立ち入ってきた検察官ソ・ミニョン(シン・ヒョンビン)らが手がかりを掴むことはできなかった。

しかしコンピュータの復元と資料の廃棄を依頼したシン・ギョンミン(パク・ジニョン)から、リストになかった書類が見つかったと報告を受けたユン・ヒョヌ。内容を確認してみると、十数年にわたって裏金工作に使われたと思われるペーパーカンパニーに関する資料だということがわかる。すぐさま本部長のキム・ジュリョン(ホ・ジョンド)に報告をしたユン・ヒョヌだが、キム・ジュリョンはその場で資料を破棄してしまう。

余計なことはするなとキム・ジュリョンから忠告を受けたユン・ヒョヌだが、ことはスニャングループの危機。念の為撮影しておいたデータをもとに、ソンジュンにペーパーカンパニーの件を伝える。

しかし、話の最中に部屋にやってきた部長キム・ジュリョン。とっさに原本は自分が破棄したと嘘をつくユン・ヒョヌだったが、ソンジュンはユン・ヒョヌの表情から言葉の裏に気づく。「よく考えて答えなさい」とキム・ジュリョンに真相を詰め寄った。知っていたなら金に目がくらんだ男、知らなかったなら無能…どちらに転んでも救いはない問いだ。

ソンジュンは、ペーパーカンパニーの存在を知っていたことを認めたキム・ジュリョンをその場でクビにする。そしてユン・ヒョヌを財務チーム長に任命し、ペーパーカンパニーの資金回収を任せるのであった。

ソンジュンの指示により、海外に流れた資金を取り戻すためにトルコへ向かったユン・ヒョヌ。無事に資金の回収に成功しタクシーに乗り込んだが、なぜか車はどんどん怪しい路地に向かっていく。道中でタクシーと並走する怪しい車を発見したユン・ヒョヌは、急いでその場から逃げ出して警察に助けを求めようと駆けだす。しかし近くにいた少年たちの1人にぶつかると、急にその場へ倒れ込んでしまう。少年たちは倒れ込んだユン・ヒョヌを囲み、見せつけるように空の注射器を落とす…。

ユン・ヒョヌが意識を取り戻したとき、彼は崖の上に連れていかれていた。目の前には、なぜか部下のシン・ギョンミンの姿が。凶行の理由を尋ねると、「チーム長が教えてくれたじゃないですか。上からの命令を拒まず、質問せず、判断するなと」と答えるシン・ギョンミン。そしてユン・ヒョヌは男たちに銃で撃たれ、崖から転落してしまう…。

理不尽な死を迎えてしまったはずのユン・ヒョヌ。しかし再び目を覚ますと、そこはソウルオリンピックを翌年に控え、民主化へと突き進む激動の1987年の韓国だった。車内には若かりし頃のスニャン一族の姿が。窓ガラスに映る自分の姿を見ると、そこにはスニャン財閥の末息子チン・ドジュンが映っていた…。

■スニャングループの闇とユン・ヒョヌの死の謎

第1話では、ユン・ヒョヌの有能だが機械的で沈着冷静な人柄が垣間見えた。そしてストーリーに大きくかかわる財閥“スニャン一族”の闇や関係性が描かれている。

グループのために献身的に働いてきたにも関わらず、ひょんなことからあっけなく殺されてしまうユン・ヒョヌ。先代が税を逃れるために作ったペーパーカンパニーの問題をはじめ、スニャン一族の知られざる闇の大きさはまだまだ底知れない。

気になるのは、なぜユン・ヒョヌが殺害されてしまったのかだ。グループのため、これ以上ないほど献身的に動いていたはずのユン・ヒョヌ。改革気質であるソンジュンに利する行動が、眠れる獅子を起こしてしまったのだろうか。

そして、ソンジュンがヨンギと話していた「過去の事故」とは一体何なのか。スニャン一族の三男に転生したユン・ヒョヌがなにを成すのかとともに、さまざまな謎の解明に注目していきたい。


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