大注目のアイドルグループ・集団がデビュー! プロデューサーNARASAKIの語る “現象” とは!?

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大注目のアイドルグループ・集団がデビュー! プロデューサーNARASAKIの語る “現象” とは!?

7月21日(日) 13:00

6月29日、衝撃的なデビューを果たしたアイドルグループ・集団。プロデュースを手がけるのは、アイドル楽曲やアニメ楽曲でも革新的ものを数多く手掛けてきたNARASAKI(COALTAR OF THE DEEPERS、特撮)のNARASAKIと、アイドルグループ・代代代を手掛けていた小倉ヲージ。お披露目ライブとなった『集団GIG VOL.1』では、超絶ブラストビートを爆音で奏でるバンドセットとキュートに歌い踊る4人のメンバー…という、かつてない空間が繰り広げられた。これはいったいなんなのか?今後どうなっていくのか?と、興味を持たざるをえないものであった。
そこで今回はプロデューサーのNARASAKIに加え、メンバーから武者小路朱菜(むしゃのこうじあきな)、集団が所属する事務所の社長を迎え、集団とはいったいなんなのか?どこに向かっていくのかを探っていく対談をお届けする。

>>>集団やGIG情報画像などを見る(写真6点)

◆集団GIG VOL.1を終えて◆

ーーまずは、集団のお披露目ライブの感想をお聞かせください!お披露目からバンドセットでNARASAKIさんはギターを担当されていました。

NARASAKIいやあ、1曲目からギターの弦が切れるなんて、すごいスタートでした。お披露目1曲目から、そういう始まりだったという印象が大きいですね。でもそのおかげで、そこから冷静になれたかな。

ーー朱菜さんは、いかがでしたか?

武者小路朱菜楽しかった…というのが一番の感想です。でも正直に言うと、あんまり記憶にないんですよ。フロアのお客さんたちの顔を見た時にやっと始まったんだ…という想いがあったのは覚えています。オーディションに合格してからの準備期間が、8カ月くらいとすごく長かったんですよ。

ーーそれはかなり長いですね。フロアはお客さんでパンパンでしたね。

武者小路朱菜とても贅沢なお披露目でした。NARASAKIさんや小倉さん、スタッフのみなさんの力でこのようなお披露目を用意していただいて、私たちは恵まれていると思いました。NARASAKIさんをはじめ、バンドメンバーのみなさん、すごい人ばかりで…最初はその演奏の前で私たちがパフォーマンスするというのが不安でした。

ーーステージから見た、お客さんの雰囲気はどうでした?

武者小路朱菜みなさん、緊張しているなとは感じましたね。私たちも緊張していましたが、お客さんも同じだ、と。

NARASAKIそうなんだ。お客さんの緊張、わかるんだ。

武者小路朱菜わかります。雰囲気は伝わってきますよね。歓声とかもまだ様子見してるのかなって。

NARASAKIそうかそうか。曲が速いから、どう乗ればいいのかわからないかもね。好きに盛り上がって欲しいなぁ。ライブを重ねていくうちに、フロアも盛り上がってくれると嬉しいです。

ーーNARASAKIさんは、数多くのアイドルやアニメに楽曲を提供されていましたけど、集団はそれとは違う感覚なんでしょうか?

NARASAKIこれまでもビートの速い楽曲は提供したりしていましたけど、7年前くらいに、速い曲メインのアイドルフループというのを思いついたんですよ。やるとしたら、自分でプロデュースするしかないんですが、僕はアイドルのプロデュースはしたことがない。そこでアイドルプロデューサーをやっていた小倉くんに持ちかけて、実現したんです。小倉くんがプロデュースしていた代代代が解散すると言うことで、最後の曲『ダンスは済んだ』を頼まれたんです。そのタイミングで、話をしました。

ーーアイドルの運営は小倉さん、楽曲に関してはNARASAKIさんということなんですね。

NARASAKIそうですそうです。運営はまったくわからないので、オーディションも小倉くんに任せました。曲に関しては、もうやると決まったらすぐに作りましたね。曲数としても充分じゃないってくらい一気に。やりたいことがはっきりしていて悩むことはないですから、作曲に関しては苦労はないですね。

ーー作曲に苦労しないというのは、ファンからしても頼もしく、嬉しいですね。まさかお披露目で、10曲もやるとは思いませんでした。

NARASAKIお披露目って、そんなにやらないんですか?

武者小路朱菜だいたい、3~4曲じゃないですか。

ーー多くても、5~6曲とかですよね。

NARASAKI へぇ~!そうなんだ。知りませんでした(笑)。

▲集団GIG VOL.1のセットリスト。全10曲を披露。それぞれの曲のクレジットにも注目。

ーー集団GIG VOL.1を観させてもらって、楽曲がいいとかそういうことよりも、いいライブだったという感想が一番にありました。

NARASAKIいいライブをやりたいというか、ライブ感を出していきたいという、そういうビジョンはありますね。

ーーあとは、4人のメンバーが可愛い、というのはありました。

NARASAKIおお~!それは嬉しい。

ーー歌声も、振り付けも、すべてが非常に可愛かったです。

NARASAKI4人が可愛く見えていたなら、よかったです。それは目指していたひとつなので。僕もメンバーを見たいけど、ライブ中は手元しか見てないからメンバー見られないんだよね(笑)。



◆NARASAKIが集団で目指すこと◆

ーー朱菜さんは、楽曲を聴いたときはどのような感想を持ちましたか?

武者小路朱菜聴いたことないテンポと、理解できない歌詞で、もう意味わかんないというのが第一印象です。メンバーとも「変な曲だよね~」って言ってましたね(笑)。でも、なんか楽しそう~と感じて、メンバーもみんな楽しんでいましたね。これが自分たちの楽曲なんだと思うと、ワクワクしました。

NARASAKI変な曲ですよね。”誤情報” とか ”ウソばっか” とか、なんでそれが『パンダちゃん』なのかとか、そういうのは、説明しないですからね。メンバーそれぞれがそのまま表現してくれればいいと思っているので。

ーーレコーディングでは、メンバーのみなさんは苦労されたりはしなかったんですか?

?????そうですね…

NARASAKIあれ?いきなり誰ですか?

?????すみません、いきなり参加して。集団の所属している事務所の社長をさせていただいています、まきちゃんと申します。小倉ヲージが今回の取材に参加できないので、その代理ということで参加いたします。

ーーまきちゃん…って、アイドルグループ・くぴぽのメンバーでもある、まきちゃんですよね!?

まきちゃん自分が社長をやっている…というのを発表しそびれていまして、それならここで発表しようかなと思いまして…集団とくぴぽの所属事務所の社長をさせていただいています。東京に出てきたばかりで電車の乗り換えに迷って、今日は遅刻してしまいすみませんでした!

ーーいえいえ、こんなところで発表なんて、ありがとうございます。

まきちゃんお二人のプロデューサーの、メンバーに対しての通訳というような立ち位置で、集団の運営にも参加させていただいています。で、レコーディングなんですけど、スムーズに進みましたね。メンバー全員、勘がいいんですよね。オーディションでもそういうところで選びました。メンバーはみんな真面目なので、いろいろ考えて納得できていない部分もあるかもしれないですし、どう歌えばいいかなどの疑問もありましたけど、素直に、深く考えず、フラットな感じでいいと答えました。変に感情を込めたりするのは、集団ではないと思っているので。

NARASAKIうん、すごくいいです。その通りです。その辺は話し合ったわけでもないのに、小倉くん、まきちゃんと共通認識がしっかりできているのはありがたいです。

まきちゃん小倉も自分も、もともとNARASAKIさんのファンで、NARASAKIさんの音楽で育っているのでだいたいはわかるんですよね。

NARASAKI育てちゃった(笑)。

まきちゃんNARASAKIさんの遊び心と、でも品は崩さないというところは、しっかり守っていきたいと思います。

武者小路朱菜いまお話を聞いて、ちょっと納得しました。

NARASAKI納得してもらえたならよかった。意味とか、真意とか、そういうのはなくていいんですよ。正直、出てきたものがすべてになればいい、と思って作っているというか。化学反応を、個人的には楽しみにしているんです。アイドルということに関して言うと、真面目に時間をかけて育てて、いい楽曲を作って、ブレイクを目指していく…みたいなのは興味ないんですよ。いい楽曲を作るっていうのは、これまでのお仕事で当然のようにやってるので、今回はそういうのとは関係ないところでやりたいと思います。



◆集団GIG VOL.2、そしてその先は?◆

ーー集団GIG VOL.2以降も楽しみなのですが…基本は、バンドセットでいくのでしょうか?というか、バンドセットでいくしかないのではという感想を持ちました。

NARASAKIもちろん、バンド編成でやるのがベターですから、いまのところは、毎週何本もライブをやるとか、そういうことは考えていないですね。集団の曲は、音のプロが集まらないとできないんです。不完全なものになってしまうんです。そういう部分は、一番気を使っていますね。

まきちゃん対バンでも、バンド編成でやりたいという話はしています。やむなくオケでやるとしても、バンドセットに負けないようなオケを構築できてからですかね。

NARASAKIオケでやるなら、小屋も限定されるんじゃないかな…。

まきちゃん対バンでまだ集団を見ていない多くの人に見てもらえるのはいいですけど、そこで音がショボかったらマイナスプロモーションにしかならないので。

NARASAKIそういう考えを、社長と共有できているのが僕は嬉しいです。

ーーそんな風に考えているグループなんて、他にないと思います!朱菜さんは今のお話を、メンバーとしてはどう思いますか?

武者小路朱菜バンドセットでリハしたり、ライブをやっていくうちに、バンド3人のみなさんと、メンバー4人の7人で集団なんだなと思い始めてきています。これまでのアイドル活動では、オケが当たり前でしたし、とにかく対バンにたくさん出るのが当たり前でした。自分もアイドル大好きなので、現場の数が少ないと悲しいという気持ちは分かりますし。でも、集団 1st GIG VOL.1のバンドセットでのライブは、そういう既成概念を超えるものだったんです。だから、ずっとバンドセットで一緒にやりたいですし、お客さんも同じ想いでついてきて欲しいといまは思っています。

ーーメンバーも、いまはスタッフ陣と同じ想いでいるんですね。

武者小路朱菜でも、バンドのみなさんに頼るようなライブにはしたくないです。集団は、バンドセットだからいいんだよねとは思われたくない。なのでいまは、自分たちもスキルアップして、バンドのみなさんに負けないようにしていかなくちゃいけない、と思って日々レッスンをしています。

ーーいま、厳しくレッスンしているという感じなのでしょうか?

武者小路朱菜でも、準備期間の一時期に比べたら…正直、方向性も見えなくて、どうすればいいのかわからなかった時期が一番厳しかったです。集団GIG VOL.1を経験して、バンドのみなさんといっしょにステージに立って、いまは方向性がなんとなく見えてきているので、辛くはないです。

まきちゃんいままでメンバーが経験したことのない世界観や楽曲だったから、それは辛かったよね。バンドといっしょにゲネプロをやった後、メンバーもちょっと理解してくれたのかなと感じました。メンバー4人に、最初からちゃんとグルーブがあったんですよ。やっぱり勘がいいな、この子たちを選んでよかったなとも思いました。

NARASAKI僕もゲネをやった時に、おもしろいものになりそうだという感触がありましたね。集団に関しては、よければいいとか、悪ければダメとかそういう風には考えていないんですよ。曲が速いから、ちょっとボーカルがズレるとかそういうことがあっても、「そりゃズレるよな~、やっぱ速いよな~」と思うくらいで。

全員(笑)

NARASAKIでもそういうところがおもしろい。出てきたものがすべてだと思うので。いわば ”現象” ですかね。ああいう曲に、可愛いメンバーが乗っかってきて、こういうステージができたという ”現象” ですね。集団は、それがすべて。

武者小路朱菜… ”現象” って、なんですか?

NARASAKI例えば、月ってみんなは星だと思ってるじゃないですか。でも僕は、月は ”現象” だと思っているんですよ。謎過ぎて。大きかったり小さかったりするし、その日によって違うし。自分の中では、みんなが思っている星ではなくて、”現象” だと思っているというか。それはそれで、そういうものであればいい。

まきちゃんライブで言うと、曲があって、それにあわせて歌ってというのがあるかもしれないけど、歌がズレたとしたらそれがそういう ”現象” であるし、ズレなかったらそういう ”現象” だということですか?

NARASAKIそうそうそう。ちゃんとズレずに歌うのを目標にするのは当然なんだけど、ズレたという ”現象” があったら、それはそれでおもしろい。そういうことがおもしろいのが、集団というアイドルだと思います。僕達から見れば、お客さんたちも ”現象” になってくれれば嬉しいですね。将来的には、そういうビジョンはあります。

ーー集団GIG VOL.2での ”現象” に期待します。メンバーのみなさんは、集団GIG VOL.2に向けて、どう考えていらっしゃるんですか?

武者小路朱菜お披露目の映像を見て、ここズレてたとか、チェックして、軌道修正しようと思っているところです。

NARASAKIすばらしい。そういう姿勢で、挑んで欲しいです。

武者小路朱菜お披露目とは変わったね、よくなったねとお客さんに言われるようなライブにしたいです。あとは、お客さんを緊張させたくないです。ちゃんと楽しませたいんです。1st GIGに来ていただいた人はもちろん、まだ集団を経験していないみなさんにも、是非来ていただきたいです。
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