秋元康プロデュース「WHITE SCORPION」の妹分、「FINALIST」のメンバー・コトリ「もともと藤本タツキ先生のアシスタントになりたいなと思ってました」

「FINALIST」のコトリ

秋元康プロデュース「WHITE SCORPION」の妹分、「FINALIST」のメンバー・コトリ「もともと藤本タツキ先生のアシスタントになりたいなと思ってました」

7月18日(木) 12:00

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秋元康氏プロデュースの女性11人組アイドルグループ「WHITE SCORPION」(ホワイトスコーピオン)の妹分グループ「FINALIST」(ファイナリスト)が注目を集めている。


同グループは昨年12月にデビューした「WHITE SCORPION」を輩出したオーディション「IDOL3.0 PROJECT」の最終審査で惜しくも落選した17人で結成。

落選組でアイドルグループと言えば「モーニング娘。」を彷彿とさせ、アンダーグループ的な立場は「けやき坂46」とも重なり、アイドルファンにとっては推し甲斐のあるグループと言える。

そんな「FINALIST」のメンバーの中でも異彩を放っているメンバーが コトリ だ。漫画家・藤本タツキに憧れ、イラストを得意とする彼女はニコニコ動画など平成インターネット文化を愛する個性派。さらに高い分析力を持つ「アイドル3.0」と言える新たなアイドルに迫った。





――人見知りということですが、SHOWROOMではものすごく早口で話していますよね。

コトリ 私、人の目を見られないんです。でもSHOWROOMだと見るのは画面じゃないですか。相手の表情とかを考えないので、ベラベラ話せるんです(笑)。

――話している内容だったり雰囲気も、今時の配信者というよりも平成インターネットを感じさせますよね。

コトリ 平成のインターネットがすごく好きなんですよね。ニコニコ組曲とか。家でもXだったりYouTubeだったりずっとネットを見ています。

――人見知りだったコトリさんがアイドルに応募したきっかけは何だったんですか。

コトリ 昔からイラストのお仕事に就きたいなと考えていて、専門学校にも通っていたんです。もともと「チェンソーマン」の藤本タツキ先生のアシスタントになりたいなと思っていました。

ただ、アシスタント募集の年齢に満たずに応募できなかったんです。当時は背景もうまく描けなかったんですけど、アシスタントになりたくて頑張って練習しました。あとタツキ先生の漫画に付箋を貼って、当時は模写もしていました。





――藤本先生に背景だと「ルックバック」を思い出しますね。そこからなぜアイドルに?


コトリ 将来を考えた時に、イラストレーター以外の道もあるんじゃないかと就活で迷っていたんです。そんな時に乃木坂46さんの「バンドエイド剥がすような別れ方」のMVを見て、アイドルという道もあるんだと思って。

当時は乃木坂46さんのファンの方のXを見ていたんですが、その方のリポストで「IDOL 3.0 PROJECT」のオーディションを知って、自分から応募しました。私にとってアイドルは就活みたいな気持ちだったので「仕事を決めたい。絶対に受かりたい」と真剣でした。

――アイドルに憧れて、ではなくアイドルファンをフォローしていたことがアイドルになるきっかけだったんですね。新しい。"就職"だったアイドルのオーディションですが、結果はファイナリストには残るものの、「WHITE SCORPION」の11人には選ばれませんでした。

コトリ 受かるかなという希望は持っていました。なので結果への納得度は半々です。受かりたかったけれど、ダンスやアピールも足りなかったなと思って。オーディションで落ちたことで、活動期間に仲良くしてくださったファンの方との関係はこれで終わりなんだと寂しくなりました。なので、落ちた17人で「FINALIST」として活動すると聞いた時は、迷わず即「やりたい」でした。

――Xを見ていると「WHITE SCORPION」に関するリポストを積極的にしていますね。

コトリ 「WHITE SCORPION」については純粋に応援しています。ただ自分たち「FINALIST」がもしデビューするとなったら、やっぱり売れたいなと思うんです。そのためには現状では「WHITE SCORPION」が売れるのが一番だなとも考えてます。

特に「WHITE SCORPION」で好きなACEさんは絶対バズりそうだと思っていて、ACEさんがバズることをきっかけに「WHITE SCORPION」のファンがバッと増えるんじゃないかと思っています。





――所属する「FINALIST」の活動はどうですか。

コトリ 初めての活動は「WHITE SCORPION」の握手会でした。ステージの持ち時間が20分あったんですが、メンバー17人でミーティングをして何をやるかを話し合いました。今も「この日のMCはこの子だから、内容はこの子が考えて」とか「服はこうしよう」と自分たちで考えてパフォーマンスしています。

この間の七夕のイベントでは浴衣を着たんですけど、それも自分たちで用意して、スタッフさんに「着付けも自分たちでやるので、だから浴衣を着させててください」とお願いして、実現しました。

――舞台が用意されていて、そこに向かい自分たちで作り上げていく。自立型のアイドルなんですね。まさに「IDOL 3.0」。今後、コトリさんはどんなアイドルになりたいと考えているんですか。

コトリ オーディション期間は老若男女問わずに愛される白石麻衣さんのようなアイドルになりたいなと思っていました。でも、個別握手会やお話し会を重ねる中で、私のファンの方には繊細な心の方が多いなと感じたんです。私と会うことで「救われたよ」という方もいて、そういう方の心の拠り所、「疲れた時にコトリちゃんを見よう」「コトリちゃんを見て頑張ろう」となる存在になりたいです。







――アイドルファンの心をよく見ているし、研究していますね。

コトリ ファンの研究というか、「この人はアイドルのどこが好きで推しているんだろう」と考察するのが好きなんです。

乃木坂46の池田瑛紗さんのファンの方のSNSを見ていたんですけど、その子は瑛紗さんのちょっと暗いところだったり、笑うと目を閉じちゃうところ、あと瑛紗さんはブログを一番更新しているみたいで「そういうところが頑張り屋さんで好き」と書いていて、なるほどとなりました。なので自分もSNSは数打てば当たるという気持ちで、いっぱい投稿しています(笑)。

私についてもファンの方からは「影のあるところが好き」「ネットの言葉を知ってるところが好き」と言われることが多いので、そこを掘り下げていこうと思っています。あと、私のファンの世代の方が好きなアニメも勉強してます。なので今は「NARUTO」や「ドラゴンボール」を見なきゃいけないと思ってます。

――そこまでやっているんですね。コトリさんはTikTokも独特ですよね。普通のアイドルはまず踊るのに、全く踊らず、完全に顔重視です。

コトリ 顔を載せて画質がいいとバズりやすいんですよ。なので、外カメでライトをつけて撮ってます。あと、直前の動画にある程度「いいね」がついていないと、TikTokに「いいねが落ちた」と判断されて次の動画がバズらないんです。なので「いいね」がつかない動画は削除しています。

――緻密な分析から成り立ってるんですね。自身を分析した場合、足りない部分はどこだと思いますか。

コトリ =LOVEさんだったり他のアイドルを応援してるファンの方はパフォーマンスが好きという方が多いんですが、私はパフォーマンス力がまだ足りないなと思っていて。あと個性をまだまだ外に出せてない。分析で「ここはこうした方がいい」と自己プロデュースの方法は分かっていても、一歩が踏み出せない。そこが課題ですね。

ネット用語を知ってるところは強みだなと思うので、そういうのをどんどん出していけたらいいなって思ってますし、イラストも描けるので漫画をいつかコミケとかに出したいです。





●FINALIST

秋元康氏が手がけるIDOL3.0PROJECTオーディションで約1万人の応募者の中から各種審査を経て11人組アイドルグループWHITE SCORPIONが選ばれた。その後、同オーディションの最終候補者の中から17名が事務所・オーバースに所属しFINALISTとしての活動を開始。

IDOL3.0 PROJECT

公式X【@idol3_project】

公式Instagram【@idol3_project】

●コトリ

2006年6月12日生まれ、愛知県出身。

身長:163cm特技・趣味:ベース、絵、モノマネ

公式X【@I3P_kotori】

公式Instagram【@i3p_kotori】

公式TikTok【@chimakotori】





取材・文・撮影/徳重龍徳

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