吉永小百合、渡哲也出演の純愛物語「愛と死の記録」など全9作品が衛星劇場で放送<終戦79年 映画に見る戦後の日本>

「愛と死の記録」など全9作品が衛星劇場で放送/(C)1966年日活株式会社

吉永小百合、渡哲也出演の純愛物語「愛と死の記録」など全9作品が衛星劇場で放送<終戦79年 映画に見る戦後の日本>

7月17日(水) 16:05

「愛と死の記録」など全9作品が衛星劇場で放送
【写真】日中のカップルが戦争によって翻弄される「亡命記」

CS放送「衛星劇場」では、「終戦79年 映画に見る戦後の日本」と題して、終戦間際や戦後を舞台にした映画が8月に特集放送される。

■映画「広島・長崎における原子爆弾の影響」完全版がテレビ初放送

浅田美代子、志垣太郎出演の、女性の半生を描いたストーリー「あした輝く」や、斉藤耕一監督、西郷輝彦出演のメロドラマ「海はふりむかない」、吉永小百合、渡哲也出演の純愛物語「愛と死の記録」 など9作品を放送。ドキュメンタリー映画「広島・長崎における原子爆弾の影響」は完全版としてテレビ初放送される。
あした輝く


■「終戦79年 映画に見る戦後の日本」ラインアップ

・あした輝く(1974年)
放送日:8月1日(木)朝8:30-10:15ほか
監督:山根成之
原作:里中満智子
脚本:山根成之、ジェームス三木、南部英夫
出演:浅田美代子、志垣太郎、沖雅也、村野武範、津島恵子

里中満智子の同名コミックを映画化。戦争末期の満州から戦後の混乱期の日本を舞台に、清らかに強くひとつの愛を貫いた女性の半生を描いたストーリー。終戦期の満州、夏樹病院の一人娘・今日子(浅田)は若い衛生兵の速水香(志垣)と出会う。

・亡命記(1955年)
放送日:8月2日(金)朝8:30-11:00ほか
監督:野村芳太郎
原作:白藤茂
脚色:椎名利夫
出演:佐田啓二、岸惠子、佐分利信、小林トシ子、笠智衆、伊藤雄之助、徳大寺伸

白藤茂の小説を、野村芳太郎監督で映画化。日中のカップルが、戦争によって翻弄される物語。戦争最中、左千子(岸)は日本に留学していた中国人の医学生・顔紹昌(佐田)と結婚。顔紹昌は帰国後、政府宣伝部次長として働くが、敗戦とともに政府に追われる身となる。

・愛と死の記録(1966年)
放送日:8月2日(金)夜7:30-9:15ほか
監督:蔵原惟繕
脚本:大橋喜一、小林吉男
音楽:黛敏郎
出演:吉永小百合、渡哲也、芦川いづみ、浜川智子、中尾彬、垂水悟郎、三崎千恵子、佐野浅夫、滝沢修

吉永・渡のコンビで原爆症の青年とひたむきな愛を捧げる乙女を描く純愛巨篇。ある朝、和江(吉永)は危うくバイクにはねられそうになり、持っていたレコードを割ってしまう。バイクに乗っていた幸雄(渡)は、弁償を断わる和江に無理矢理お金を置いていく。

・広島・長崎における原子爆弾の影[完全版](1946年)
放送日:8月6日(火)朝10:30-昼1:20ほか
プロデューサー:加納竜一

かつて“幻の原爆映画”と呼ばれたドキュメンタリー。完成した映画のフィルム素材はアメリカによって没収され空軍基地に保管されていた。その後、日本に返還されたがオリジナルの画像と音声を観賞することはできなかった。2009年、東京国立近代美術館フィルムセンター(国立映画アーカイブ)と広島市映像文化ライブラリーが、アメリカ国立公文書館より新たに35mmフィルムを取り寄せ、日本語字幕版を完成させた。
広島・長崎における原子爆弾の影響[完全版]

海はふりむかない


■「終戦79年 映画に見る戦後の日本」ラインアップ

・海はふりむかない(1969年)
放送日:8月8日(木)朝8:30-10:10ほか
監督:斎藤耕一
脚本:星川清司
出演:西郷輝彦、尾崎奈々、勝部演之、夏圭子、森次浩司、由美かおる、美川憲一、中山仁

斉藤耕一監督が描くメロドラマ。劇中の西郷輝彦、由美かおる、美川憲一の歌も見どころ。自由に生きる礼次(西郷)は、エリート・コースを歩む兄が捨てた女・美枝(尾崎)に心引かれる。彼女は被爆による白血病に侵されていた。

・長崎の歌は忘れじ(1952年)
放送日:8月9日(金)朝8:30-10:50ほか
監督:田坂具隆
原作:田坂具隆
脚本:沢村勉
出演:京マチ子、久我美子、根上淳、山内明、滝沢修、東山千栄子、アーリントン・ロールマン

広島で被爆した田坂具隆が長い闘病生活の間に構想した物語を映画化。アメリカ人作曲家、ヘンリー・グレイは、戦時中に知り合った日本人捕虜のオクムラという男から 未完成の曲の完成を託される。戦後、長崎を訪れたヘンリーはオクムラの家族を探す。

・肉体の門(1964年)
放送日:8月10日(土)朝11:00-昼12:45ほか
監督:鈴木清順
原作:田村泰次郎
脚本:棚田吾郎
出演:宍戸錠、野川由美子、和田浩治、石井富子

1947年に発表されてベストセラーとなり、翌年マキノ雅広監督によって映画化された田村泰次郎の同名小説を、奇才・鈴木清順が独自のタッチで再び映画化。終戦直後の東京。マヤ(野川)は、知り合った女性に誘われて、焼け残ったビルの地下を舞台に、夜の女の商売を営むようになる。

・銀心中(1956年)
放送日:8月14日(水)昼12:00-1:45ほか
監督・脚本:新藤兼人
音楽:伊福部昭
出演:乙羽信子、長門裕之、宇野重吉、菅井一郎、殿山泰司、北林谷栄、河野秋武、安部徹、利根はる恵

戦死したはずの夫が帰還。だが妻は夫の甥と新しい生活を始めていた。戦争という大波に飲み込まれ人生を狂わされた男女の悲劇を、新藤兼人&乙羽信子の名コンビで描く。理髪店を営む喜一(宇野)と左喜枝(乙羽)の元に、従弟の珠太郎(長門)が弟子入りしてきた。

・不毛地帯(1976年)
放送日:8月18日(日)朝10:45-昼2:00ほか
監督:山本薩夫
原作:山崎豊子
脚本:山田信夫
出演:仲代達矢、丹波哲郎、山形勲、高橋悦史、北大路欣也、藤村志保、田宮二郎、秋吉久美子、小沢栄太郎、八千草薫

昭和30年代、次期主力戦闘機選定を巡る商社と政治家が暗躍。名匠・山本薩夫監督が、山崎豊子の話題の同名小説をいち早く映画化して大ヒットした大作ドラマ。昭和34年、元大本営参謀・壱岐正(仲代)は総合商社の近畿商事に嘱託として招かれた。折しも近畿商事は東京商事と熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げていた。

※「長崎の歌は忘れじ」の「崎」は正しくは「たつさき」
不毛地帯





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