『化け猫あんずちゃん』化け猫になる前の姿が見られるOP一部公開!

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『化け猫あんずちゃん』化け猫になる前の姿が見られるOP一部公開!

7月17日(水) 17:00

2024年7月19日(金)全国公開予定の映画『化け猫あんずちゃん』のオープニング映像の一部が公開された。
さらに前田敦子、爆笑問題・太田光、岩井俊二、くらもちふさこほか著名人よる絶賛コメントも到着した。

映画『化け猫あんずちゃん』は、いましろたかしの同名漫画を原作とするアニメ作品。
久野遥子・山下敦弘がW監督を務め、俳優の森山未來が主人公の化け猫の声と動きを担当するロトスコープ技法で制作された。第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」で公式上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭2024長編コンペティション部門にも正式出品された、世界中から注目を集める映画だ。

今回公開となったのは、あんずちゃんがどのように化け猫になったのかが分かる、あんずちゃんの正体に迫るともいえる映画オープニングのワンシーン。
雷の鳴る豪雨のなか、お寺のおしょーさんに拾われた子猫のあんずちゃん。大切に育てられ、家族とともに時を刻むも、おかしなことにいつまで経っても死なないあんずちゃん。10年、20年経っても元気なまま、30年経つ頃にはなんと化け猫に!
猫時代のキュートなあんずちゃんの姿と、お寺の家族と過ごす時間を追いかける愛らしい映像となっている。

また、あわせて俳優・前田敦子、爆笑問題・太田光、映画監督の岩井俊二、漫画家のくらもちふさこほか各界を代表する著名人から本作を鑑賞したコメントが到着!化け猫のあんずちゃんに魅せられた絶賛コメントにご注目いただきたい。

なお、南半球最大&オーストラリア最古の歴史ある映画祭・メルボルン国際映画祭のAsia Pacific/Internationalに映画『化け猫あんずちゃん』が選出された。
カンヌ、アヌシーに続き、2024年7月18日からはカナダ・モントリオールで始まる「ファンタジア国際映画祭」に出品、さらにメルボルンと、世界を駆け回る「化け猫」の活躍にご注目を。

さらに、2024年7月19日(金)には同作のキャスト・監督が登壇する初日舞台挨拶も実施される。ぜひいち早く本編をご覧いただきたい。

>>>『化け猫あんずちゃん』オープニング映像その他の画像を見る(画像2点)

(C)いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会



【各界著名人コメント】
<前田敦子(俳優)>
あんずちゃんの登場シーンから心を奪われました。
そして森山さんの身体能力はもう、猫でした。
監督お二人の良さを贅沢に味わえ、制作の過程を知りたい!

<爆笑問題 太田光(芸人)>
人も動物も妖怪も、生き物らしく動いていて、「生きている」ということは「動いている」ということで、「生命」は見ているだけで楽しくて、「いつまでも見ていたい」と思わせるものなんだと感じた。

<岩井俊二(映画監督)>
天才アニメ少女久野遥子。大学を卒業したての彼女を友人に頼まれ弊社で預かった頃、僕は人生初のアニメ映画に挑み、うっかりロトスコープという魔法を彼女にかけてしまった。あれから十年、彼女が初めてアニメ映画を監督した。ロトで動くかりんちゃんが僕には在りし日の久野ちゃんに見えた。さながら僕らは久野ちゃんにとってあんずちゃんと愉快な仲間たちだったかもしれない。

<くらもちふさこ(漫画家)>
「ロトスコープ」という手法に興味が沸きました。しなやかに動くあんずちゃんの裏で、透かし絵のように見え隠れする森山さんを楽しめるお得感。
そして奇々怪界な日常では、心地良い脱力感を貰える「あんずちゃんスコープ」にやられっぱなしでした。

<りんたろう(アニメーション映画監督)>
スクーターで登場した化け猫はぶちゃいくなスタイルでとても主人公として褒められるようなモンじゃありません。
ところがどっこい、見た目は 「ほっこり」しただけの無害なヤツだなと思ってたのですが、物語が進むにつれてこの化け猫のやることなすこと全てに一本筋金が通っているのです。
いやぁ、参りました。そのアンバランスなあんずの存在感が堪らなくいいのです。

<高田亮(脚本家)>
身近な人の死を受け入れることは難しい。うまくいかないことだらけな日々を受け入れることも、つまらない日常を受け入れることも。
傍目には意味なく見えることが人を支えるかもしれない。役に立たないことや、どうでもいいと思っている相手が自分を支えてくれているかも知れない。
日常というものはわからないことだらけだ。この映画は、毎日の中に、まだわからないことがたくさんあることを教えてくれる。

<岩井澤健治(アニメーション監督)>
アニメーションの躍動感。色彩豊かな田舎の風景。
あんずちゃんを通して見える世界は、自由で奇想天外なオフビートに奏でる特別な夏を演出している。

<水江未来(アニメーション作家)>
登場人物や乗り物が柔らかそうで、今にもメタモルフォーゼしそう。
俳優の細かな演技を描き起こすロトスコープ技法と、アニメーションの作画によるデフォルメ表現が混ざり合って、各キャラクターの野生感がみなぎって楽しい。
子供の頃に観ていたら、忘れられない原体験になっていたはず。

<大橋裕之(漫画家)>
あんずちゃん以外にも変な奴らが出てくるんですよカエルとかタヌキとか、あとよく分からない奴ら。奴らに会いたい。いや、奴らになりたい。部屋の中で日の光に照らされてゆっくり舞い落ちる埃が、アニメで描写されてたのには驚きました。

<合田経郎(アニメーション作家)>
いつのまにか、頭の中が空想でいっぱいになって眠れなくなったり、楽しくてだるくてさびしかった夏休みの子どもスイッチがオンになっていました。美しくてヘンテコで楽しかったです!

<竹浪音羽(イラストレーター)>
大好きな一枚の絵に出会った時のような、はっとさせられる表現の連続に出会える映画でした。光や風の描写が美しい夏の風景や、時にはあんずちゃんたちの輪郭がぐにゃぐにゃと動きだす躍動感など、思い出すだけでホクホクとした気持ちになります。

<中井圭(映画解説者)>
山下敦弘による実写撮影は、アニメにはない独特の間合いを生み、久野遥子による実写素材のアニメ化は、実写にはない表現の飛躍を与えた。
この掛け算で本作は唯一化し、優れた映画でまれに発生する「ずっとこの世界を観ていたい」という願いの化学反応を起こした。

<森直人(映画評論家)>
『となりのトトロ』と『テッド』の間!?
ガラケーを首にぶらさげて、原付バイクでやってくる化け猫あんずちゃん。
くまのプーさんに負けないくらい「何にもしないをしてる」おっさんで、おならは平気でブーとする。
山下敦弘監督が大切にしてきたモラトリアム世界に、久野遥子監督が鮮やかなおとぎ話の色を持ち込んだ(と筆者は理解している)素敵なアニメーション。
日本、そして世界の新しい夏の風物詩に育ってほしい!

<ISO(ライター)>
初めて大きな喪失を経験した、幼い頃の夏の匂いと眩しさが目前に広がるような映画だった。限りなくファンタジーな存在なのに、あんずちゃんにはどこかで会った気がする。そう思うくらいの命を森山未來に吹き込まれたその存在は、大人だけどルールに縛られない。化け猫だから。価値観や当たり前を押し付けず、裏表がなくて、子ども相手でも子ども扱いせず、ダルそうな顔をしながらも同じ目線で向き合おうとする。感情が縺れた子どもの心を解いてあげられるのは、本当にこんな「当たり前の大人像」から少し外れた人(猫)なんだと思う。甥っ子姪っ子たちにとって、自分もこんなゆるい化け猫的叔父さんであれたらいいのだけど。

(C)いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会
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