アレック・ボールドウィン、安堵の涙過失致死罪の訴訟が棄却

アレック・ボールドウィン

アレック・ボールドウィン、安堵の涙過失致死罪の訴訟が棄却

7月16日(火) 19:00

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新作映画の撮影現場で発生した銃の暴発によりスタッフふたりを死傷させ、過失致死罪で起訴されていたアレック・ボールドウィンの訴訟が棄却された。法廷では、判決が言い渡されたボールドウィンが安堵の涙をぬぐい、妻のヒラリア・ボールドウィンと抱き合う姿が見られた。

2021年10月、西部劇映画「Rust(原題)」の撮影中に、ボールドウィンが小道具の銃を発砲した際、空砲のはずだったが実弾が発射された。実弾は、撮影監督のハリナ・ハッチンズさんを直撃し、ハッチンズさんは死亡。ジョエル・ソウザ監督も被弾し、負傷した。ボールドウィンは過失致死罪で起訴され、有罪判決を受けた場合、最大18カ月の禁固刑に処されることになっていた。

米ニューメキシコ州サンタフェ郡地方裁判所で行われていた裁判の3日目、州判事は弁護側の棄却申し立てを認めた。弾薬の証拠に関する補足報告書の開示が遅れたことに関する州側の対応に対して、「審理に不必要な遅れをもたらし」「被告に非常に不利である」と述べた。

亡くなったハッチンズさんの夫は、まだ判決の出ていない訴訟において、引き続きボールドウィンの責任を追及する意向。担当弁護士が、「我々は陪審にすべての証拠を提出し、ハリナ・ハッチンズの無分別な死におけるボールドウィン氏の行動に対する責任を追及する」と語った。

同事件では、武器担当者のハンナ・グティエレス=リードがすでに過失致死罪の有罪判決を受けて服役しており、米Deadlineによれば彼女の弁護団はすみやかに釈放の申し立てを行うようだ。

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Photo by John Lamparski/Getty Images
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