「ミスセブンティーン2014」グランプリに輝いて芸能界入りし、
今年で芸能生活10周年を迎えた横田真悠さん(25歳)。
現在は『non-no』専属モデルとして活躍しつつ、2019年以降は芝居の仕事も順調に重ねている横田さんに、この仕事を続けてこられた力になっているご両親の言葉、さらに「自分のキャラクターの役割を強く考えるようになった」という公開中のラブストーリー映画『言えない秘密』の出演についても話を聞きました。
「生半可な気持ちで入る世界ではない」
――10代半ばからモデル業をスタートして10周年です。芸能界で仕事を続けていこうと、自分自身の気持ちが固まったのはいつごろでしたか?横田真悠(以下、横田):この時、みたいなタイミングは正直ないです。最初に入ると決めたとき、父から「生半可な気持ちで入る世界ではない」とも言われていたので、最初からその気持ちはありました。
一方で、両親は「いつでも辞めていい」とも言ってくれていました。そういって自由にしてくれていたからこそ、ここでしか生きられないと縛られることもなく、柔軟に続けてくることができたんだと思います。
――先月、25歳になりました。意識の変化はありますか?横田:スタッフさんも含めて、年下の方も増えてきましたし、甘えていられないなとは思います。具体的なことはまだ決めていないですけど、現場でのちょっとした居方とか、この先ヒロインや座長を務めることがあれば、頑張って自分から話してみようと思います。
演じる役柄の、物語のなかでの役割を考えた
――演技を始めてからは5年を超えました。横田:今回、出演した『言えない秘密』で演じたひかりは、主人公・湊人(京本大我)の幼なじみなんですけど、最初からすごく難しい役だと感じました。湊人と、彼の前に現れる雪乃(古川琴音)の関係を邪魔するわけでもなく、ただ湊人のことを思っておせっかいになっている素直な部分が入り混じっています。自分が演じるキャラクターは、応援してもらったり、愛されたいという気持ちがあったりするので、最初はひかりが湊人ことを好きだという純粋な気持ちが、ただ伝わればいいなと思っていました。でも実際に作品に入ってみて、ちょっと違うなと。
――違うとは。横田:やっぱり湊人と雪乃のお話だから、ひかりの想いが、観ている方にキレイに伝わりすぎても、なんで湊人はあんなにそっけなくするんだろうと思われるんじゃないかと。現場に入ってからは、物語の中での役割を考えて演じる難しさがありました。でもそこに気づけたことは、すごく大きかったなと思います。
好意が相手に伝わるようにはする
――ちなみに横田さん自身がひかりの立場だったら、さらに積極的に湊人にアピールしたり、アタックします?横田:ひかりほど頑張れるかは分からないですけど、ちゃんと好意が伝わるようには接すると思います。でもそのうえで、相手に脈がないなと思ったら諦めます。
――ひかりも、雪乃が現れたことで、これまでと接し方が変わったんでしょうね。横田:湊人を失っちゃうかもと焦った部分はあると思います。でもひかりももうやれることはやったんじゃないですかね。
いつか強い女性ヒーローのアクションを!
――撮影現場での京本さんと古川さんの様子、印象を教えてください。横田:古川さんとは一緒のシーンは少なかったんですけど、お姉さんって感じで、いろいろとお話してもらいました。これから私が仕事でお世話になる監督と、古川さんが前にご一緒していたので、そのときのことを教えてもらいました。京本さんは遊び心のある無邪気な方だなという印象でしたね。それからすごくナチュラルで、誰に対しても同じように接してくれるんです。私は結構人見知りなんですけど、京本さんがみんなに対等でいることによって、緊張しない空気を作ってくれている感じがありました。
――ありがとうございます。最後に、25歳になった横田さん自身の、今後の野望を教えてください。横田:野望と言うほどじゃないんですけど、アクションをやりたいです。どんなジャンルでもいいのですが、マーベル作品などがすごく好きなので、ヒーロー系とかすごくやりたいですね。最近、女性が強いヒーローものもたくさんありますし、女の子が強い作品をやりたいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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