ジブリパークがどのように生み出されてきたのか、その舞台裏を紹介する『ジブリパークとジブリ展』が、6月28日から東京・天王洲の寺田倉庫で始まった。

一般開場前に行われた開会セレモニーでは、宮崎吾朗監督から「美術館でやるよりも今回のような倉庫で展示したほうが似合う。いい展示になってるんじゃないかと思います」と、スタジオジブリの資料やオブジェを詰め込んだ『ジブリの大倉庫』から始まったジブリパークについての話を「そろそろ引退を……」とジョークも交えながら語られた。

東京会場は、9月23日（月・休）まで開催。会場隣接の水上施設『T LOTUS M』を昭和の船上レストランに見立てた『昭和食堂船』もオープンし、昭和を感じさせるナポリタンとラーメンを食べられる特典付きチケットを数量限定で販売。また、三鷹の森ジブリ美術館とのセット券や、ホテルの宿泊プランと連動したチケットも販売されている。日時指定の予約券なので、ゆっくりじっくり見ることができる。

東京会場の入り口では、『となりのトトロ』でおなじみのネコバスがお出迎え、中に入るとフワフワな座席が待っている。本展では貴重な制作資料や試作品とともに、『千と千尋の神隠し』のカオナシの横に座り主人公の千尋になった気分を味わえる展示や、『もののけ姫』のヤックルと山犬をモチーフにしたメリーゴーランドに乗って写真を撮ることができる体験型の展示も用意されている。

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