もうすぐ夏の五輪。パリを目指す選手たちの勇姿を毎日メディアで見るようになった。どの国の選手でも最高峰を目指す姿に胸うたれるが、中には「国」というくくりも支援もなしに同じ土俵に立ち競い合う人々がいる。東京オリンピックに出場した「難民選手団」のドキュメンタリーが、オンラインと劇場のハイブリッドで公開される。世界難民の日・特別上映イベント「難民アスリート、逆境からの挑戦」(国連UNHCR協会・東京)だ。
イラン、シリア、南スーダン、カメルーン出身の難民アスリートたちの物語。彼らは受け入れられた国で、チャンスと安全を求めて泳ぎ、走り、闘う。紛争や迫害により故郷を追われた彼らが、スポーツとともに逆境からはい上がるその姿と信念に心を揺さぶられる作品だ。世界中で1億人を超える故郷を追われた人々への希望のメッセージでもある。パリ五輪には36人の難民アスリートによる「難民選手団」が出場することが発表されている。彼らの勇気をたたえ、日本からも大きな声援を送ろう。
オンライン開催は6月20~30日、劇場開催は6月19日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで。チケット入手などの詳細は
国連UNHCRのホームページ に掲載している。
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