◆心ほどけるクッキー缶／BONBONS DE Kの「La Boite a bonheur ～numero quatre～ グルテンフリークッキー缶」

画像／La Boite a bonheur ～numero quatre～ グルテンフリークッキー缶5400円
文筆家・甲斐みのりさんが東京でめざして訪れたいおやつの店をピックアップ。今回は新宿「EATo LUMINE（イイトルミネ）」で購入できるBONBONS DE Kの「La Boite a bonheur ～numero quatre～ グルテンフリークッキー缶」をご紹介します。



BONBONS DE K「La Boite a bonheur ～numero quatre～ グルテンフリークッキー缶」
毎日味わうおやつは、体に負担をかけない素材を使っているものがいい。そのうえ、目にも楽しく愛らしく。こんな贅沢なおやつ欲を叶えてくれるクッキー缶と出合いました。2021年、茅ヶ崎に誕生したグルテンフリーのパティスリー「BONBONS DE K（ボンボン ドゥ カ）」の「La Boite a bonheur ～numero quatre～」。La Boite a bonheur はフランス語で、幸せの菓子箱という意味。ボンボン ドゥ カが時期や内容を変えて発売するクッキー缶のシリーズで、こちらは第4弾（numero quatre）。今年4月に、新宿駅改札内の商業施設「EATo LUMINE（イイトルミネ）」にオープンした、東京1号店でも購入できます。
小麦や白砂糖の代わりに、国産米 100%の米粉やきび砂糖・はちみつなどを用いて作る 10 種類の焼き菓子は、軽やかにほろほろと、口の中で優しくほどけます。蝶のかたちは、ローズマリーのサブレとフランボワーズのショコラという意外な組み合わせ。アーモンドとピスタチオのキャラメリゼはじめ、全体的に甘さは控えめ。硬めに焼き上げたカントゥッチ（ビスコッティのようなもの）には、ドライフルーツと生ベーコンを合わせていたり、柚子七味唐辛子や抹茶山椒と和の素材を使ったものもあって、バラエティ豊か。ここまで読んで、ピンとくる方もいるでしょうか。そう、甘辛どちらの風味も揃って、ワインなどのアルコールとも好相性。私もおやつにとつまみはじめたら、「これはお酒に合うぞ」と気が付き、再び夜にも楽しみました。
バレエのシーンを描いた缶のイラストは、イラストレーター・網中いづるさんによるもの。叙情的で気品があって、今にも優雅なワルツが聴こえてきそう。




1.かぼちゃとカルダモンのサブレ／2.ドライトマトと生ベーコンのカントゥッチ／3.紫芋のサブ レ／4.アーモンドとピスタチオのキャラメリゼ／5.サブレショコラフランボワーズローズマリー ／6.ブールドネージュショコラ／7.ブールドネージュ抹茶山椒／8.いちじくのサブレヴィエノア ／9.柚子七味唐辛子サブレとショコラプラリネのサンド／10.PPP（パルメザンチーズ、イタリア ンパセリ、ピンクペッパー）のサブレ／全 10 種類

取材・文／甲斐みのり





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