全米9位の小祝さくらが初の全英に意欲理由は“小祝節”全開の「なんとなく」

全米でもトップ10入り。好調・小祝さくらが全英出場権獲得へ(撮影:福田文平)

全米9位の小祝さくらが初の全英に意欲理由は“小祝節”全開の「なんとなく」

6月6日(木) 7:30

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<宮里藍 サントリーレディス事前情報◇5日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

前週の「全米女子オープン」には日本ツアーから13人が出場したが、前後の日本ツアーを休んでいないタフな選手が10人もいる。そんな“鉄女”の代表が、2年ぶり3度目の出場で9位に入った小祝さくらだ。



原英莉花のウェアがなんかすごい【写真】


「全米」では最終日に優勝した笹生優花と回り、「すごいプレーを間近で見ることができた。距離はすごく飛ぶし、ショットもアプローチもパットもぜんぶ素晴らしかった」とギャラリー目線にもなったが、自身も4バーディ・6ボギーの「72」と粘りのプレーでメジャー自己最高の成績を残した。2週前の「リゾートトラスト レディス」で5位に入っての渡米で、帰国は前日の4日。まさに弾丸の日米往復にも「足のむくみが少し気になるけど、特に疲れはないです」と涼しい顔で話した。

2年前の「全米」も同じく強行日程だった。リゾートトラスト レディスで優勝を果たし、翌週の「全米」は日本勢最上位の20位、帰国直後の本大会は8位に入った。その年の「全米」には日本ツアーから5人が出場したが、前後の日本ツアーを休まなかったのは小祝だけ。ツアーに本格参戦したプロ2年目の2018年の開幕戦から「全米」の2試合を含めて、試合のある週は一度も休んでいない皆勤賞の26歳は「昔は時差ボケも大丈夫だったけど、最近は年齢を感じます」と笑ったが、疲れ知らず、故障知らずの体は天賦の才だ。

今季は3月の「ヤマハレディースオープン葛城」でツアー通算10勝目を挙げるなど、メルセデス・ランキングは3位につけている。今大会終了時点で、この順位をキープすれば8月の「AIG女子オープン」(全英)の出場権を得る。これまでメジャー出場はコロナ禍で12月開催となった20年を含めた「全米」の3度だけで、ほかのメジャーは出場資格があっても権利を行使することはなかったが、今年は「出たいなぁと思います」と珍しく前向き。今年の「全英」はゴルフの聖地、セントアンドリュース・オールドコースで開催されるが、出場に意欲を示す理由を尋ねられると「なんとなくです」と“小祝ワールド”全開のふわっとした答えが返ってきた。

「全米は本当に難しいコースだった。その中で日本勢が上位で戦っているのを見て、すごいなぁと思っていた。自分も上位でプレーできていたんですけど、なんかすごい不思議な感じでした」

仲良しの竹田麗央と並んで日本ツアー組では最上位に入った「全米」の感想も小祝節。ちょっぴり悔いが残るのは「最終日はもうちょっと伸ばしたかった」で、反省は「お醤油とかの調味料を持っていくのをまた忘れました。お肉はおいしいけど、向こうのソースはちょっと苦手なんです」。全英を目指す4日間。目標をクリアしたら、今度こそ忘れ物はなしだ。(文・臼杵孝志)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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