電子書籍への移行やネットでの情報収集が増えて、書店に足を運ぶ回数が減っている人が多い。だが、絵本はやはり紙。ふだんは書店の絵本コーナーか地域の図書館の一角で見かけるくらいだが、全国にはまだたくさんの“絵本屋さん”がある。4月に発売された『
えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』(ふわはね著、世界文化社・東京、税込み2200円)は、絵本の作り手と読み手をつないでくれる一冊。これを手に“えほんとりっぷ”を楽しんでいる人も多いという。人気で重版が決定した。
約1年半かけて、22都道府県の絵本専⾨店、書店、絵本美術館、絵本カフェ、ギャラリー、図書館、おもちゃ屋さんなど130軒をめぐり、店員と直接話し、自らのカメラでその魅力をおさめた著者。出会った絵本と人、景色、モノたちとの思い出が感じられる内容。お店めぐりの旅をさらに豊かにしてくれる、周辺のおすすめスポット30軒も紹介。絵本のある生活を語る「ふわはねコラム」も掲載している。
奈良の蔦屋書店では目下、『えほんとりっぷ』パネル展・表紙原画展開催中(6月16日まで)。8月3日には広島の蔦屋書店で、著者のトークイベントも開催される予定だ。
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