VTuberとして活躍する根本凪が語る初グラビアの記憶「『根本、ええカラダしとるやん!』って言われて嬉しくなりました(笑)」

多方面で活躍する根本凪

VTuberとして活躍する根本凪が語る初グラビアの記憶「『根本、ええカラダしとるやん!』って言われて嬉しくなりました(笑)」

5月25日(土) 18:00

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根本凪

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回はアイドルからVTuberに活躍の場の変え、変わらぬ高い支持を得る根本凪(ねもと・なぎ)さんによる前編。


根本さんは、2014年アイドルグループ、虹のコンキスタドールのメンバーとしてメジャーデビュー。2017年にはでんぱ組.incへも加入し、兼任。鹿目凛とのスピンオフユニット・ねもぺろとしても活動し、人気を博した。

2022年、虹のコンキスタドール、でんぱ組.incを卒業し、以降はイラストレーター、衣装デザイナーに。またVTuber、バーチャルシンガーとしてもスタートするなど、活動の場を広げている。

2015年の虹のコンキスタドールのMV『THE☆有頂天サマー』で初の水着姿を披露し、同年『BUBKA』2015年10月号のグラビアに登場。そのあどけない顔立ちと見事なスタイルとのギャップが大きな反響を呼び、以降、ヤングジャンプ、週刊プレイボーイをはじめ、いくつもの雑誌の表紙・巻頭を飾っている。

今回はデビューまでの経緯と初グラビアの思い出を語ってもらった。



『週刊プレイボーイ』2016年22号(撮影/桑島智輝)より

『週刊プレイボーイ』2016年22号(撮影/桑島智輝)より

ーー皆さんに初グラビアの思い出を、デビュー以前のお話とあわせて聞いています。根本さんは幼い頃、どんなコでしたか?


根本ひたすら地味でしたね。スクールカーストが下の目立たないタイプというか(笑)。普段は吹奏楽部にいて、趣味で絵を描いて、友達と好きなアニメの話をしたり。中学に入ってからは、学校に行かなくなるので、地味とかそういうのもなくなるんですけど。

ーー信頼していた友人が、自分の陰口を叩いていたショックで引きこもりになってしまったとか......。

根本よくご存知で(笑)。それだけではないんですが、登校しようとすると吐き気がするなど、生理的にダメになってしまって。卒業証書も校長室でもらいましたね。

ーーそんな根本さんは、2014年にアイドルグループ、虹のコンキスタドール(以降、虹コン)でデビューしますがどんな経緯で?

根本YouTubeで、でんぱ組.incの「W.W.D」のMVを見たのが最初のきっかけです。メンバーが、いじめやひきこもりなど自分たちの暗い過去を歌っていて、ビックリしちゃって。

ーー「マイナスからのスタート 舐めんな!」ってフレーズとか感動的でしたよね。

根本まさにそう!勇気をもらいました。それ以降、でんぱ組.incのファンに。特にアイドルをやりつつイラストを描いたり、MVの監督もやる夢眠ねむさんには憧れましたね。

ーーじゃあ、夢眠さんみたくなりたくてアイドルに?

根本はい。ちょうどでんぱ組.incのプロデューサー・もふくさん(福嶋麻衣子)が、「つくドルプロジェクト」(クリエーターとしても活動するアイドルを発掘する企画)に参加するというので、自分もそのオーディションに応募しました。

根本凪

ーーその「つくドル」で「虹のコンキスタドール」が結成。受かった時の心境は?

根本何かの間違いだろうと(笑)。めっちゃ嬉しかったです。でも入ってからが大変でしたけどね。歌も踊りもまるでできないですから。いつも泣いていました。辛かったな~(しみじみ)。

ーー引きこもりから出たばかりだし、歌や踊り以外の普段の生活から大変だったみたいですね。

根本共有のものを間違えて持ち帰ったり、いつもリュックを開けっぱなしにして心配をかけたり。普段からダメ人間で、スタッフの皆さんにはひたすら迷惑をかけていました。「電車に乗れないから、グループ辞めます」とよくわからないことを言ったりとか(笑)。

ーー活動初期は「#また根本かよ」ってハッシュタグがありました。

根本あははは!ありました!ただ、それでも毎日、必死に頑張っていたら、次第に楽しく活動できるようになりました。メンバーとの関係もよかったし。失われた青春を取り戻した感じでした。



ーーさてここから初グラビアのお話になりますが、根本さんが最初に水着の仕事をしたのは虹コンの3rdシングル「THE☆有頂天サマー!!」(2015年8月25日発売)のMVですよね。衣装が水着と言われた時の心境は?

根本なんとも思わなかったですね。死ぬわけじゃないし、電車に乗るわけじゃないから屁でもないなって(笑)。

ーー海辺で水着姿のメンバー全員、歌って、踊って、水をかけ合ってと楽しいMVでしたね。

根本1泊で行ってず~っと撮影。結構大変でしたね。この時、水着のおかげで、私、もふくさんに褒められたんですよ。「根本、やるやん!ええカラダしとるやん!」って(笑)。それまで何かを褒められることがあまりなかったので、ものすごく嬉しくなって!

ーーまさに"有頂天"になったと(笑)。でも確かに惚れ惚れするスタイルですね。昔から胸は大きかったんですか?

根本わからないです。それまで自分の体型を気にしたことがなかったので、そこで言われて初めて気づきました。と同時に「もしかして、これは武器になるのかな」って。ここが自分のグラビア活動の原点だと思いますね。

根本凪

ーーなるほど。そのMVが出た直後、『BUBKA』2015年10月号(8月31日発売)で初グラビアを披露します。お話が来た時は?

根本「え!いいんですか?」って感じ(笑)。自分にソロ仕事が来るなんて考えたことなかったので、とにかく驚きました。もう即「やります!」って返事しましたよ。

ーーグラビアはビーチや芝生で(担当カラーの)緑の水着などを着て微笑む、王道な内容でした。撮影で印象に残っていることは?

根本千葉まで行ったんですけど、なにより自分のためにロケバスが出るってことにびっくりしちゃって。あと控室の机の上にたくさんの水着が並べられている光景も鮮明に覚えています。こんなにたくさん用意してもらえたんだ!って。もうずっと感激してましたよ。

ーー緊張しました?

根本それがまるでなくて。バスローブもパッと脱ぎました(笑)。ポージングもカメラマンさんの指示が的確だったので終始、「はい!」「はい!」って部活みたいな感じでした。緊張を感じてる場合じゃないというか、やらなきゃって意識が強かったのかも。

ーーグラビア撮影の現場って、「いいね」「かわいいね」って声が飛び交いますよね。それは?

根本テンションが上がりました(笑)。自己肯定感も上がって撮影後にはこんな自分でも出来ることがあるんだな、ってすごい充実感がありました。あ!そういえば帰り際、唇がガサガサだからってメイクさんにキレイなリップをもらいましたよ!

ーーガサガサって......。メイクさんにも無頓着に思われたとか?

根本そうかも。実際、メイクばかりかすべてにおいて無頓着でしたね。現場からの帰り、見にきてくれたもふくさんに伊勢丹に連れていかれて高級なブラジャーを買ってもらって(笑)。「ちゃんとして!お願い!」って言われましたね。それまではカップ付きのキャミソールばかり着けていたので、気にかけてくれて。

ーーいつもそれだと胸の形が崩れると言いますね。掲載誌は買いに?

根本ちゃんと本屋さんへ行きました。手にした瞬間、「こないだまでひきこもってた自分がこんなことに!?」って、なんだか不思議な気分になりました(笑)。



ーー翌年には『ヤングジャンプ』(2016年24号/5月12日発売)の賞レース「サキドルエースSURVIVAL SEASON5」に、そして『週刊プレイボーイ』(2016年22号/5月16日発売)のグラビアにと雑誌に続々登場するようになります。順番にいきましょう。ヤンジャンはどうでした?

『週刊ヤングジャンプ』2016年24号(撮影/桑島智輝)より

『週刊ヤングジャンプ』2016年24号(撮影/桑島智輝)より

根本この時は緊張しましたね~。参加させていただいたのは光栄でしたけど、いろいろなアイドルグループの人気メンバーの方々と(グラビア登場権をかけて)争うわけで......。私、これまで誰かと争うことってしたことなかったんです。スタジオ着いた瞬間、雰囲気に負けて「帰りたいな」って思っちゃいましたよ(笑)。

ーー週プレのグラビアは「恋するプラスチックドール」のタイトルで、幻想的な雰囲気の内容でしたね。

根本これは茨城まで行ったんです。でも確か雨が降って外に出ることなく、結局、スタジオの中だけで撮影したという(笑)。懐かしいな~。

ーー撮影で印象に残っていることは?

根本すごく世界観が構築されたグラビアだったんですよ。なのでヘアメイクもどこかドールというか、アニメのキャラっぽくて。撮影しながらずっとワクワクしていました。あとネイルも塗ってもらったんです。グラビアでネイルを塗ることってまずないので、そこまでしっかり作り込んでもらえるのが嬉しかったです。

『週刊プレイボーイ』2016年22号(撮影/桑島智輝)より

『週刊プレイボーイ』2016年22号(撮影/桑島智輝)より

ーー好きなカットは?

根本レオタードもいいし、ビビッドな赤のビキニも可愛いし、白もいい!全部ですね、全部!この週プレさんのグラビアは反応がすごくよくて!SNSにオフショットあげた時も、ファンはもちろん知らない方々からのコメントやいいねがすごく多かったです。

ーーグラビアを通じ、ファン層が広がっていったと。サキドルエースなんて特にそうですけど、根本さん自身、グラビアでグループを代表している自覚はあったんですか?

根本すごくありました。自分が成果を出すこと=グループの知名度をあげる。それがソロ仕事の使命だと思っていましたから。

ーー急激にそれだけ脚光を浴びるのって逆に怖くなかったですか?

根本そこまではなかったです。この頃から素の自分と水着になったり歌を歌ったりの自分が別のレイヤーになってきたんです。だから、根本凪ってキャラを演じているみたいなところもあって。虹コンに入るまでは、生きることで精一杯だったんですけど、だんだん変わってきました。グループのメンバーでいることに充実もしていましたし、自分のためだけでなく、みんなのために頑張ろうって。そんな風に思えてきたんです。

根本凪

●根本 凪(ねもと・なぎ)

3月15日生まれ茨城県出身

身長150㎝血液型=B型

◯2022年、アイドルグループ「虹のコンキスタドール」「でんぱ組.inc」を卒業後、VTuberとして活動開始。2023年2月にはステージ復帰を果たし、リアル&バーチャル両面で歌手として活動中。

公式X【@nemoto_nagi】

公式Instagram【@nemonagi】

公式YouTube【@nemotonagi】

『恋するプラスチックドール』 撮影/桑島智輝 価格/1320円(税込) 2016年5月、週プレ初登場となるグラビアのアザーカットで構成した一冊。当時の週プレのグラビアのポエムは「グラビアファンは待っていた。未来世紀のロリボイン」。ファンタジックな雰囲気の中、ドールを思わせる完璧な美貌とスタイルに悩殺必至!

『恋するプラスチックドール』 撮影/桑島智輝 価格/1320円(税込) 2016年5月、週プレ初登場となるグラビアのアザーカットで構成した一冊。当時の週プレのグラビアのポエムは「グラビアファンは待っていた。未来世紀のロリボイン」。ファンタジックな雰囲気の中、ドールを思わせる完璧な美貌とスタイルに悩殺必至!

取材・文/大野智己撮影/荻原大志

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