愛人を作り家族を捨てた父。生活力ゼロの母も、姉妹を伯母に押し付け出ていった
お父さんは愛人と暮らすために家族を捨て、
お母さんは自分の人生をやり直すために私と妹を捨てた。
転校しても貧乏でもいい、親と一緒に暮らしたかった——。
両親が離婚し、母に連れられわずかな荷物とともに家を出た小学5年生の朋とその妹・真由。「もう両親が怒鳴り合う姿を見ないで済む」「3人で新しい生活をするんだ」と思っていましたが、なぜか向かったのは伯母の家。そこで初めて伯母に預けられることを知った姉妹は、去っていく母の後ろ姿にただただ泣くしかありませんでした。
親に捨てられても、どうしても親のことを嫌いになれない2人。たくさんの辛い思いをしながらも寄り添って生きていく姉妹の姿に胸がつまります。
※本記事はひらたともみ著の書籍『親に捨てられた私と妹 不器用な人』から一部抜粋・編集しました。
著=ひらたともみ/『親に捨てられた私と妹 不器用な人』
【著者プロフィール】
ひらたともみ
栃木県宇都宮市在住のイラストレーター。
20代、30代、40代と出産を経験し、現在、2男1女の母として、終わらない子育てに奮闘中。
著書『これでいいのだ!働くかあちゃん』(中経出版)
趣味はハイボールを呑みながらイケメン俳優を眺めること。
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