長谷川京子、かわいい系モデルから色気や狂気もにじませる俳優へ…「フクロウと呼ばれた男」では上流階級主婦役がぴったり

長谷川京子/※2023年ザテレビジョン撮影

長谷川京子、かわいい系モデルから色気や狂気もにじませる俳優へ…「フクロウと呼ばれた男」では上流階級主婦役がぴったり

5月8日(水) 7:10

 長谷川京子
【写真】どこを見ても美しい…!長谷川京子が同世代女優(井川遥、板谷由夏、吉瀬美智子)と女子会へ

4月2日から放送スタートしたドラマ「お迎え渋谷くん」(毎週火曜夜11:00-11:30、フジテレビ系)と、4月24日より配信スタートした「フクロウと呼ばれた男」(ディズニープラス)に出演中の長谷川京子。大人の色気あふれる美貌とともに、バラエティー番組でのサバサバとした発言も注目される彼女のこれまでをたどる。(以下、ネタバレを含みます)

■CanCamモデルで本格キャリアスタート

1978年7月22日生まれで、現在45歳の長谷川。女性の悩みを赤裸々に語る毎月1回木曜深夜に放送中の「トーキョーツキイチMTG」(フジテレビほか)ではMCを務め、白髪や更年期障害について明かしたり、その他のバラエティー番組では恋愛や自身の子どもたちのことを話したり。そんな飾らない発言の一方、Instagramには抜群のプロポーションとファッションセンスで魅力的な写真を投稿し、ファンから「きれい」「美しい」とのコメントがズラリと並ぶ。

キャリアのスタートはモデルで、女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルになると、“ハセキョー”の愛称で親しまれ、表紙も飾るなど活躍した。

5月3日放送の「酒のツマミになる話」(毎週金曜夜9:58-10:52、フジテレビ系)にゲスト出演した際、CanCam時代は「どちらかというとカワイイキャラ」と発言していたが、同番組冒頭では同じくゲストだった麒麟・川島明が「色気にピンマイクがついている」と称したほどの雰囲気を今はまとっている。


■2000年に俳優に進出し、順調に出演作を重ねる

2000年に俳優デビューし、「スタアの恋」(2001年、フジテレビ系)、「プリティガール」(2002年、TBS系)、「僕だけのマドンナ」(2003年、フジテレビ系)、「ワンダフルライフ」(2004年、フジテレビ系)、「Mの悲劇」(2005年、TBS系)など、毎年1本以上のドラマと映画に出演する活躍が続き、2006年の「おいしいプロポーズ」(TBS系)で連続ドラマ初主演を果たした。

また同年は、仲間由紀恵と上川隆也がW主演した大河ドラマ「功名が辻」(NHK総合ほか)にも出演。大河ドラマでは、2013年の「八重の桜」にもキャストに名を連ね、綾瀬はるか演じる主人公の兄の妻役を担っている。
長谷川京子


■悪女役や大胆な演技で鮮烈な印象を残す

それからもほぼ毎年、ドラマ、映画、舞台と出演してきた中、多くの視聴者に鮮烈な印象を残したものとして比較的記憶に新しいところでは、「シグナル 長期未解決事件捜査班」(2018年、フジテレビ系)ではないだろうか。第1、2話のみの出演だった長谷川だが、坂口健太郎演じる主人公の刑事・三枝が幼い頃に目撃した女児の誘拐・殺害事件の真犯人という役どころ。第1話ラストで時効成立まで40分と迫る中で普段の看護師姿から真っ赤な口紅&真っ赤なハイヒールが印象的な私服に着替えて警察署前に現れ、車で逃走しようとするも止められるのだが、運転席でひっそり浮かべた不敵な笑み。そして続く第2話で時効まで20分となって、取り調べで挑発的な態度をとる展開に。これが初めての悪女役ではなかったものの、美しき悪魔ともいうべきキャラクターでゾクッとさせられた。

また、ヴィクトル・ユゴーの小説を原作にしたスペシャルドラマ「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」(2019年、フジテレビ系)では無認可保育園を夫婦で経営する強欲で性悪な女性を、「シャーロック アントールドストーリーズ」(2019年、フジテレビ系)の第8話では主人公の獅子雄(ディーン・フジオカ)に悪事を暴かれて自ら死を選ぶビジネススクール校長を演じた。

多くの出演作がある中で幅広いキャラクターを演じてきているが、とかく悪女は印象に残りやすい。ただ、長谷川のクールな美貌と佇まいが悪女役を引き立て、強烈な印象を放ったように思う。

そして大胆な演技が話題になった作品もある。主演ドラマ「ミストレス~女たちの秘密」(2019年、NHK総合)では、亡き不倫相手の息子にとりこになる女医で、第2話の色気たっぷりのキスシーンも話題に。Netflixで2022年に配信された「金魚妻」では、主人公の夫とW不倫する人妻役で濃厚な官能シーンに挑んだ。

いずれもSNSでは「美しい」とため息が漏れたほど。美貌については、自身のYouTubeチャンネルの2022年4月10日に公開された動画で、「小学校とか中学校とか飛び抜けてきれいだったわけじゃないし、わりと自分で頑張ってきた感はあります」と語っているが、それでもモデルとして成功した経緯もあり、思わず目を奪われる“見せる演技”が長けているといえるかもしれない。それも俳優として大きな武器だ。

長谷川京子

■持ち前の魅力と共に俳優業も突き進む

下着ブランドのプロデュースや洋服のコラボなど活動も広げているが、俳優として2024年も楽しませてくれる。

コミック原作のラブコメ「お迎え渋谷くん」では、恋を知らない主人公の若手人気俳優のマネジャー役。仕事面のサポートにとどまらず、恋の指南もするという、愛のあるおせっかいな人物を軽やかに見せている。

対して重厚感ある社会派ドラマ「フクロウと呼ばれた男」では、田中泯が演じる国のために政界のスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきたフィクサー・大神龍太郎の長女・弓子役。

2人の子どもを育てる主婦で一見幸せそうだったが、夫が仕事を内緒で辞めていたことを知り、その夫には怪しい誘いが…という展開で、クライマックスに向かっている。

主婦だが、上流階級出身の品のよさを長谷川が醸し出しつつ、メインストーリーとどう絡み合うのか、ミステリアスさを含んでいて気になるところだ。本日5月8日(水)に最終回を含む第8~10話まで配信される。

先のYouTubeチャンネル投稿で、ビジュアルばかりではなく「人間『長谷川京子』として見てもらいたい」という願望や、俳優として「よくも悪くもリアルじゃない、現実感がない」という悩みを明かす場面もあった。とはいえ、この同時期の異なるジャンル2作品で、まったく違うキャラクターでそれぞれの世界を盛り上げている。役に持ち前の魅力を落とし込みつつ、突き進んでいる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部





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