2005年(平成17年)12月8日に秋葉原で産声を上げたAKB48。前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、篠田麻里子、大島優子、指原莉乃ら数々のスターを生み出し、誰もが知る国民的アイドルグループとなった。あれから十数年、元号は令和に変わり、また新たなスター候補生が続々と加入している。当時とは異なる状況で、彼女たちは何を思いAKB48になろうとしたのか?どこを目指すのか?フレッシュメンバーの魅力を深掘りインタビューでお届けです!第2回は2022年(令和4年)5月4日に17期生としてデビューした平田侑希(ひらた・ゆき)。加入前は女子高生ミスコンでファイナリストに選ばれるなど、注目を集めていたメンバー。前編ではAKB48に入るまで。子供時代から、さまざまな活動をしていた高校生の頃、そしてAKB48のオーディションなどを語ってもらいました。■人見知りで全然人と話せないんです
――小さい頃はどんなコでしたか?平田今もなんですけど、すごい人見知りで全然人と話せなくて。幼稚園に行ってもずっと先生にくっついて泣いてました。お母さんがいなくなってひとりになっちゃうのが嫌で。
――インドア、アウトドアどっちでした?平田結構外で遊んでました。ちっちゃい頃は砂場とか、小学校ではブランコが人気で、授業が終わるチャイムが鳴った瞬間走っていったり、サッカーやバスケをしたり。自転車に乗れるようになってからは、友達とどっちが早く走れるか競争したり。日焼けとかも気にしないで、外で遊んでいました。
――小学校ではもうお母さんがいなくても泣かない。平田そうですね(笑)。でも授業中に発言とかは本当にできなかったです。手を上げたこともないし、先生から指されてもしゃべんないみたいな。
――委員会活動とかやってました?平田給食が大好きだったので、給食委員をやってました。デザートとか揚げパンとか、サイドメニュー系のものが好きでしたね。おかわりも毎日、っていうか、お盆を持って1番最初に並んで、「いっぱい盛って!」って頼んでました。
――食いしん坊だ!習い事はしてました?平田ピアノとダンスとトランポリン、あとは英会話とか。いろんなことに興味があって、自分でやりたいって始めるんですけど、すぐ飽きちゃう。1年も続かない(苦笑)。
――好きなことやっていいよって家庭だったんですね。平田そうですね。何でもやらせてくれたんですけど、バレエだけはちょっと反対されました。「どうせまた飽きるでしょ」って。
――確かにバレエは費用がかかるって言いますから。途中で辞めちゃったら、買ったものがムダになっちゃうし。平田トランポリンも好きだったんですけど、発表会が嫌で辞めちゃいました。小さい頃は人前に出るのが嫌で、あまり目立ちたくなくて。
――長く続いたものはある?平田ダンスは楽しかったのもあって続きました。小学校で3年ぐらいやって、高校でも3年ぐらいやりました。ヒップホップとかやってて、レベルの高いクラスにも入ってたんですけど、全然ついていけない感じでした。今でもダンスは苦手ですけど、やってて良かったなとは思います。
――ハマっていたものはありますか?平田ゲームはやってましたね。任天堂DSとかWiiとかあって、どうぶつの森とか、マリオとか、カセットをいっぱい持ってました。お年玉を貯めて自分で買ったり、持久走大会で何位以内だったら買ってもらうみたいな。
――足が速かったんですか?平田小2のときに学年で8位とか。運動はできる方でした!
――部活は何を?平田中学はバスケ部でした。小学校の休み時間によくバスケをしてたので、中学でもやろうって。同じ学年で十何人いて、ベンチには入れるけど補欠という感じ......。
――小2のときは運動神経良かったのに?平田小学校の頃はスイミングをやっていたので、体力があったんですけど、辞めてから全然、なくなって。
――高校の部活は?平田やってないです。中学は強制なので入ったんですけど、高校は入りたいものがなくて。
――ちなみに勉強はどうでした?平田「ドリルをやってきて」とか、そういう宿題はやるけど、それ以外はほとんど。テスト勉強や受験勉強はしたことないです。
――しなかったんですね。平田なので、本当に勉強はできなかったです。親から「勉強しなさい」って言われたけど、しなかったですね。2個上のお姉ちゃんは真面目で、自分から勉強して、いい高校に通って、大学も行ってました。私と真逆ですね(苦笑)。
――お姉ちゃんが賢いなら私も勉強を頑張ろうとか。平田ならなかったです。勉強が役に立つって思わなくて。でも今だったら、資格とかは取ってみたいなとは思いますけど。
――高校では部活に入らず何をしてたんですか? 平田芸能活動してました。もともとAKB48に入りたくて、いろいろ見ているうちに、芸能界に入りたいなって。でも自信がなくて、オーディションを受けてこなかったんです。けど中3で「女子高生ミスコン」を知って、高校生になったら応募してみようって。
――女子高生ミスコンはどうだったんですか?平田最初は写真をLINEで送るだけみたいな。女子高生ミスコンと高1ミスコンとあって、女子高生ミスコンは関東のグランプリになりました。高1ミスコンはファイナリストまで行ったんですけど、グランプリは取れなくて。
――すごいじゃないですか!!審査はどういうことをやったの?平田SNS審査が一番大きかったですね。SHOWROOM配信だったり、サイトの閲覧やリツイートだったり、ファンの方が協力してくださるような内容でした。プリ投票とかもあって、プリクラを撮ったら最後に投票できるみたいな。そういうのは友達とか、先輩や後輩とか、知り合いも協力してくれました。
その流れで事務所に入って、モデル活動を始めて、CMとか、ミュージックビデオに出たりしてました。
■AKB48のグッズをたくさん持っています
――順風満帆な高校時代を経て、AKB48に向かうと思うのですが、まずはAKB48との出会いを聞かせてもらっていいですか?平田初めて見たのは小2ぐらいです。大島優子さんや板野友美さんとか、ゆきりん(柏木由紀)さんもいらっしゃいました。誰推しってなくて、AKB48全体が好き。生写真や缶バッチ、ペンライト、タオルとかたくさん持っています。
――握手会とか行ってました?平田最初は板野友美さんに行って、大島優子さんに2回行って、島崎遥香さん、横山由依さん、川栄李奈さんとか。前田亜美さんには「『Rの法則」見てます!」と言って。「ありがとう」みたいな感じで話しました。
――その頃はAKB48のオーディションを受けようと思わなかった? 平田小さい頃は思ってたんですけど、だんだんモデルさんになりたいって思い始めて。でも高校生になって、またAKB48のオーディションも受けたいなと思ったんですけど、開催されなくて。
――コロナ禍でしばらくオーディションがなかったですもんね。17期のオーディションは何歳で受けたんですか?平田19歳です。
――もうお仕事をしていた中で、なぜそれを辞めてAKB48のオーディションを受けようと思ったんですか?平田デビューを目指していたダンスボーカルグループが急になくなってしまって。またそこからアーティストを目指すとなっても、デビューする頃には20歳を超えちゃうだろうし、新たな挑戦をしてみようかなって。
――今までやってきたことをリセットして、また新しく始めることに不安はなかった?平田ありました。悩んで周りに相談したりしたんですけど、みんな背中を押してくれて、締め切りのギリギリに書類を送りました。
――その頃、AKB48はどれくらい見てました?平田小学生の頃みたいにすごい追ってたわけではなく、そこまで詳しいかって言ったらそうではなかったです。
――でもそこがターニングポイントだったんですね。オーディションはどんなアピールをしたの?平田あまりすごいアピールはしてなくて、「子供の頃からAKB48が大好きです」って言いました。歌唱審査は大好きなゆきりんさんのソロ曲『ショートケーキ』を歌って。自分が表現しやすいかなって思って選びました。
――高校時代もモデル系のオーディションを受けてきたけど、それとは違いました?平田違いましたね。ずっと好きだったAKB48のオーディションだったので。合格通知はメールで届いたんですけど、すごくうれしかったです。親も喜んでくれて、まわりの友達はアイドルになるとは思ってなかったらしく、すごいびっくりされました。(次回に続く)
【新連載「なんで令和にAKB48?」は毎週月曜日更新平田侑希がAKB48に入ってからの驚きや苦労を語る後編は4月8日公開!】
●AKB482005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。
2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生がデビュー!
◯AKB48 63rdシングル『カラコンウインク』が好評発売中!『AKB48、最近聞いたよね...~一緒になんかやってみませんか?~』(テレビ東京系、毎週火曜25:30~)に出演中!最新情報は公式ホームページをチェック!
●平田侑希(ひらた・ゆき)2002年9月3日生まれ埼玉県出身
身長157㎝血液型=A型
nickname=ゆき
公式X【@yuki_hirata0903】
公式Instagram【yuki__hirata】
取材・文/関根弘康撮影/篠田直人
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