ナチスから大勢の子どもを救った男の半生『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』6月に日本公開決定

ナチスから大勢の子どもを救った男の半生『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』6月に日本公開決定/[c] WILLOW ROAD FILMS LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2023

ナチスから大勢の子どもを救った男の半生『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』6月に日本公開決定

3月30日(土) 17:00

アンソニー・ホプキンス主演で、ナチスの脅威から669人の子どもたちを救った“イギリス版シンドラー”ニコラス・ウィントンの半生を描いた『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』。本作が、6月21日(金)より日本公開されることが決定。
【写真を見る】ホプキンスは、配信中のNetflix映画『REBEL MOON』で声の出演をしている

スティーヴン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』(94)で描かれたオスカー・シンドラーのように、ナチスの手から669人の子どもたちを救った人物が英国にもいた。彼の名はニコラス・ウィントン、結果的に6000の命につながった活動と子どもたちとの50年後の再会を、『英国王のスピーチ』(11)のプロデューサーが映画化した。ニコラスに扮するのは、『羊たちの沈黙』(01)と『ファーザー』(21)でアカデミー賞を受賞したホプキンス。明るくてチャーミングなニコラスが、その胸の奥にいまだ多くの子どもたちを救えなかったことへの苦悩を抱え続ける姿を、自身の深く長い人生経験と重ねるようにリアルに演じている。

さらに実際にニコラスに助けられたかつての子どもたちや、その親族が世界中から撮影に参加。数多のキャリアを誇るホプキンスも「心を大きく揺さぶられた」と打ち明けている。共演には、『ブルックリンの恋人たち』(15)のジョニー・フリン、オスカーノミネート俳優のヘレナ・ボナム=カーター、「ザ・クラウン」シリーズのジョナサン・プライスらが顔を揃える。

年始から公開がスタートしたヨーロッパでは小さい規模での公開ながらも「最高に美しい物語」「ずっと涙が止まらない感動作」「現代を生きる全員が観るべき作品」と絶賛の口コミが話題となり、ホプキンスがアカデミー賞主演男優賞を獲得した『ファーザー』を超える興収を記録。さらに北米でも『デューン 砂の惑星 PART2』(公開中)など超大作の公開がひしめき合うなか、好成績を残している注目の一作だ。

なお、3月29日からはムビチケ前売券(オンライン)が販売中。あってはならない戦争が再び始まり、現在も続いているこの時代だからこそ贈る、人間の温かな心と無償の愛が生みだした希望の物語を、ぜひ劇場で見届けてほしい。

文/サンクレイオ翼


【関連記事】
偉大な功績も納得!サー・アンソニー・ホプキンスら称号を持つ「国宝級」の名優たち
「授賞式を1本の映画のように演出する」という企画意図が裏目に?変革に挑んだ第93回アカデミー賞を振り返る
【第93回アカデミー賞】アンソニー・ホプキンスが史上最高齢の83歳で主演男優賞を受賞!
“スピルバーグの映画愛あふれる渾身の1本”夢を追う少年はどうやって巨匠になった?名作誕生の裏側もわかる『フェイブルマンズ』は胸熱!
11歳でアカデミー賞受賞の子役、その後の人生に絶句…【心に残る平成の映画 教えてください】
MOVIE WALKER PRESS

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ