舞台『千と千尋の神隠し』川栄李奈、初日開幕! ステージで魅せた「10歳の千尋」

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舞台『千と千尋の神隠し』川栄李奈、初日開幕! ステージで魅せた「10歳の千尋」

3月28日(木) 4:00

3月11日に東京・帝国劇場で開幕した、2024年の舞台『千と千尋の神隠し』。千尋役の橋本環奈が11日に、上白石萌音が12日に、福地桃子が13日に、それぞれ初日を迎える中、このたび3月27日夜の部にて川栄李奈も初日を迎えた。

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舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮崎駿による大ヒットアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がされた作品。2024年3月に東京からスタートし、愛知、福岡、大阪、北海道での上演と並行して、初の海外公演としてロンドンでの上演が行われる。

舞台は、千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる。冒頭は、舞台に降りた幕に映像が映し出される形でストーリーが進行するが、トンネルを抜けると、高さ5メートルの湯屋『油屋』が姿を現し、観客を『千と千尋の神隠し』の世界へ一気に引き込んだ。

川栄が演じる千尋は、はじめは不安な表情で声も小さく、どこか自信なさげ。右も左も分からない世界でもがく様子は、10歳の少女そのもので、思わず応援したくなるはずだ。素朴な少女が、ハクやリン、湯婆婆や釜爺との出会いを経て、徐々に成長していく姿を、川栄は見事に演じ切った。

2月29日に都内で行われた本作の製作会見にて、同じく千尋役を務める橋本環奈が、川栄演じる千尋を「すごく素朴なんだけど、周りに突き動かされて進んでいく姿が、めちゃくちゃ応援したくなるんですよ」と評していたが、実際に舞台を観て筆者も「その通りだな」と納得した。

ついに千尋役4人全員が初日を迎えた舞台『千と千尋の神隠し』。四者四様の千尋に注目が集まる。

※「宮崎駿」の「崎」は「大」の部分が「立」になる字が正しい表記。
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