子どもの貧困を描いた絵本『フードバンクとぼく』を全国に届けるためのクラファン実施

子どもの貧困を描いた絵本『フードバンクとぼく』を全国に届けるためのクラファン実施

3月27日(水) 11:15


山梨県内で支援を必要とする世帯に食品を提供するフードバンク山梨は、食料支援を通して出会った「子どもの貧困」を描いた作品『フードバンクとぼく』を制作した。

貧困の実態を広く伝え、社会を変える動きを起こしたい。この本に込めた思いを、全国の高校・公立図書館に届けるため、3月25日(月)~4月26日(金)の期間、クラウドファンディングを実施している。

「日本の子どもの貧困」を広く知ってもらいたい


『フードバンクとぼく』は、困窮する家庭に育った「勇輝」が、周囲から孤立し不登校になり孤独な日々を送る中、フードバンク活動と出会い、それをきっかけに社会とのつながりを取り戻す物語だ。

フードバンク山梨は、フードバンク団体によるこのような作品の制作は、まだ例がないと考えている。多くの人にこの取り組みが伝わり、見えにくい「日本の子どもの貧困」の認知が広がることを目的に、クラウドファンディングで協力を呼びかけることにした。

クラファンの概要と期待すること


フードバンク山梨は、『フードバンクとぼく』を、同書の主人公と同じ高校生を始め、多くの人に手に取って欲しいと考え、全国の高校図書室・公立図書館に寄贈する。

クラウドファンディングでの目標金額は300万円。集まった資金は、ハードカバー制作と全国の高校図書館・公立図書館への配送・事務手数料に充てられる。

[caption id="attachment_1101789" align="aligncenter" width="495"] 3月25日(月)、山梨県庁記者クラブで記者発表を実施[/caption]

生活が苦しい家庭の子どもが身近にいるかもしれないこと、どのような心情で生活しているか想像することで、他者への寛容さや思いやりの心を育みたい。そして何ができるか考え、行動するきっかけとなることを期待しているという。

フードバンク山梨について


フードバンク山梨は、「食品ロス」の削減と、余剰食品や寄付食品が必要とするすべての人に届く「福祉」を両輪とした、持続可能な地域づくりに取り組んでいる。

同団体のプロジェクトの目標は、「困った時はお互いさま」を実現すること。フードバンク活動を通じて、困った時に助け合える社会を築き、助けられた人が自立し、次はその人の力で困っている人を助けるような、温かい循環のある社会を目指している。

子どもの貧困と自立を描いた絵本『フードバンクとぼく』を全国へ届ける取り組みを支援してみては。

READYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:子どもの貧困の実相を描いた絵本を、全国の図書館に!

(Higuchi)


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