お花見や歓送迎会などの季節。二次会の定番といえば、カラオケだろう。そこで、『
千鳥の鬼レンチャン
』(フジテレビ系)などでおなじみ、カラオケの達人、芸人の
ほいけんた
氏を講師に招き、“カラダぐぅ!”に象徴される画期的テクニックを指南してもらった!
■郷ひろみの曲に合わせて50曲連続“100点”を出した
そもそも、ほいけんた氏がカラオケにハマったきっかけは、なんだろうか。
「昔から歌は得意で、100点なんて簡単に出せるだろうと思ったら、これが想像以上に難しい!研究する日々が始まったんです」(ほいけんた氏、以下同)
『さらば恋人』で初めて100点を出すことに成功。さらに、ある生放送の歌番組で『言えないよ』を歌って100点を出し、見事賞金100万円を獲得した。
◆コロナ禍で練習と研究を繰り返し
「歌番組のオファーをたくさんいただくようになりましたが、コロナ禍になってしまいました。ただ、せっかく時間に余裕ができたので、ひたすら練習と研究を繰り返したんです」
朝から晩まで、カラオケルームにこもった日もあったとか。
「2021年に
郷ひろみ
さんがデビュー50周年を迎えたので、僕個人で、“郷さんの歌100点× 50曲チャレンジ”という、お祝い企画を行いました。そして、約1か月半で達成。このとき、100点を狙って取れる自信がつきました」
こうやって、“カラダぐぅ!”歌唱法に象徴される、独自のテクニックを編み出していった。
「今回、僕のカラオケのノウハウをまとめました。皆さんが、カラオケの楽しさや奥深さに気づいてくれれば嬉しいです。一緒に100点を目指しましょう!」
■歌手をマネして歌うよりも音程バーに合わせるのが重要
現在、『DAM』の採点には、いくつか機種がある。
「私がカラオケ研究を始めた頃は、『DAM』の“精密採点DX-G”が一般的でしたが、現在は、最新の“精密採点Ai”が主流です。多くのテレビ番組でも、“Ai”を採用しています」
今回は初心者向けの企画でもあるし、広く普及してもいる“精密採点DX-G”を中心に、進めていきたい。
◆DX-Gが最も重要視するのは
そのDX-Gの採点が、最も重要視するのが、“音程”だという。
「音程バーを外さず、正しく歌えているかが基準になります。音程バーに忠実に歌って、90点台を取ることが、最初のステップです」
では、どんな練習をすればよいのか。
「『DAM』には、ボイストレーニング機能が付いていて、音程バーに合わせて歌う練習ができます。また、“早戻し”“一時停止”の機能もあるので、気になるところを繰り返しトレーニングするのがよいでしょう」
ちなみに、音程バーには細かい表示があり、「音程バーがキラキラと星を出しながら光ると、完璧に歌えた証拠。また、歌のキーが“最も高い/低い”ところには、グレーの色違いの音程バーが表示されるので、要チェックです」
◆梅沢富美男『夢芝居』の場合は
オリジナルの歌手をマネて歌うよりも大切だというから、驚きだ。
「例えば、
梅沢富美男
さんの『夢芝居』のサビだと、“お~とこと、おん~な~”の一語一語に音程バーが付きます。だから、梅沢さんのように滑らかに歌うと、“おん~な~”の部分の発音が流れてしまい、確実に音程バーを外すので、“おん~な、あ~”と歌います。
なので、プロの歌手のお手本は一度忘れて、歌詞を分解し、一つ一つの音程バーに合わせた歌い方をするのがコツです。その作業を繰り返すと、点数がどんどん上がっていきますよ」
■歌詞を正確に歌う必要なし!自分に合った歌い方をしよう
“精密採点DX-G”は、採点時にボーナスポイントが加算される。
「90点台後半を獲得し、ボーナスで100点に到達するのが、私の基本戦略です。
音程を外さず、ビブラートやロングトーンを安定させ、しゃくりや、こぶしを入れて歌えば、90点台後半に持っていけます。この機種は、さまざまな歌唱テクニックを盛り込むことでボーナスがつきます。音程バーが上下するところで“しゃくり”や“こぶし”を入れるなど、自分だけの戦略を組み立てましょう」
◆お茶の間を驚かせた“必殺技
さらに、ほい氏は、「カラオケ採点は音程にシビアだけど、歌詞にはシビアじゃない」と言う。そして編み出したのが、お茶の間を驚かせた、あの“必殺技”だ。
「歌詞を正確に発音する必要がないんです。それで生まれたのが、『千鳥の鬼レンチャン』で披露した、“カラダぐぅ!”や、“くるっくぅ~”という歌い方なんです」
“カラダぐぅ!”とは、
T.M.Revolution
『HIGH PRESSURE』の歌い出し部分、“くるっくぅ~”は
布施明
『君は薔薇より美しい』の最後のシャウト部分だ。
「とはいえ、これは“必ず原曲キーで歌う”というルールがある『鬼レンちゃん』ならではの歌唱法。やっぱり、自分にあったキーで歌うのが一番ですよ」
◆「明石家さんま」は得点が安定しない
ほい氏のもう一つの必殺技といえば、
明石家さんま
のものまねだが、
「明石家さんまさんのようなハスキー声は、低い音と高い音が同時に出て、2~3人が一斉に歌っているように機械が認識してしまうので、得点が安定しません」
読者の中にも、ハスキー声、アニメ声の人がいるだろう。そうした人は100点が狙えないのか?
「“DX-G”ではなく、“Ai”をオススメします。こちらは、よりパフォーマンス力を重視した採点になっているようで、ボーナスポイントが大きいんです」
敵を知り己を知れば百戦危うからず。いざ、実践!
【画像】基礎知識編
■初公開!ほいけんたのカバンの中身
近年、“飲食料品の持ち込みOK”のカラオケ店が増えてきたが、その際に持っていくと便利なのが、のどアメや、のどのハレや痛みを緩和するスプレーだ。
「また、空腹の状態だと、声の伸びが悪くなって採点が低くなるので、小腹を満たせる、羊羹などのおやつもあるといいですよ」
【画像】実践編1
【画像】実践編2
ほい氏が編み出したさまざまな歌唱テクを伝授!
■裏ワザ!?歌う前に音量ボリューム調整を
「僕はいつも“ミュージック”はそのままで、“BGM”を少し下げて、“マイク音量”と“エコー”の目盛りをゼロに設定しています。ハウリングが防げるのでオススメです」
【画像】応用編
ジャンル別にワンポイントアドバイス!
■あともう少し……そんなときはマイマイク
採点が伸び悩んだら、マイマイクを持つという手も。
「お店の備え付けのマイクは、いろいろな人が使います。荒っぽく扱う人もいるでしょうから、コンディションが一定ではありません。そこで、マイマイクを使うことをオススメします。無線マイクは感度にばらつきがあるので、有線がオススメです」
有線マイクは値段も手頃で、1500円から購入できる。
採点が伸び悩んだら、マイマイクを持つという手も。
「お店の備え付けのマイクは、いろいろな人が使います。荒っぽく扱う人もいるでしょうから、コンディションが一定ではありません。そこで、マイマイクを使うことをオススメします。無線マイクは感度にばらつきがあるので、有線がオススメです」。有線マイクは値段も手頃で、1500円から購入できる。
■体が資本。ほい氏の「のど」のケアは?
「歌う前に声帯を上下に動かしながらうがいをして潤します。歌うときは、のどを冷やさないようにホットドリンクを飲みます。炭酸飲料も飲みません。これは健康のためというより、歌っててゲップが出ると採点に影響するからです。
家で寝るときは、口にマスクをしてのど乾燥を防いでいます。カラオケに熱中するとのどを酷使するので、しっかりケアしたいですね」
ほいけんた7月7日生まれ。東京都出身。血液型O型。アクションスターを目指し、1983年に俳優として芸能界入り。マジックなど多彩な特技を武器に芸人として活躍し、2013年頃より、明石家さんまのものまねで脚光を浴びて一躍、人気に。現在、バラエティ番組やステージショー、またナレーションなど幅広く活躍する。
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