窪塚洋介、“とにかくヤバい役”に渡辺謙から太鼓判も「あんまうれしくねえ!(笑)」

窪塚洋介/※ザテレビジョン撮影

窪塚洋介、“とにかくヤバい役”に渡辺謙から太鼓判も「あんまうれしくねえ!(笑)」

3月21日(木) 21:03

俳優の窪塚洋介が、3月21日に都内で開催されたドラマ「TOKYO VICE Season2」(4月6日[土]スタート毎週土曜夜9:00~、WOWOWプライム)の舞台あいさつ&特別試写会に登場。主演のアンセル・エルゴート、共演の渡辺謙、菊地凛子、笠松将、真矢ミキとトークを行い、今作より参加する自身の役どころについてや、渡辺との共演エピソードなどを語った。
【写真】冒頭のあいさつでいきなりボケる窪塚洋介に渡辺謙がツッコむ

■日米共同制作ドラマのシーズン2

同作は、ハリウッドスタッフと日米のキャスト陣によって、“世界で最も撮影が難しい都市”といわれる東京とその近郊で撮影された大作ドラマシリーズの第2弾。世界で最もきらびやかな大都会として憧れられた東京のリアルで凶暴な裏の姿を、WOWOWとアメリカのMax(旧HBO Max)がタッグを組み、極上のクオリティーで描いている。

日本の大手新聞社に就職したアメリカ人青年ジェイク(エルゴート)は、警察担当記者となり特ダネを追い掛けるうちに、ヤクザ絡みの事件を手練で解決する刑事、片桐(渡辺)と出会う。Season1は、登場人物それぞれがショッキングな展開を迎えるという“クリフハンガー”で幕を閉じた。Season2では、ジェイクが東京の犯罪の裏社会により深く入り込んでいき、自分自身や身近な人々の命が恐ろしい危機にさらされていることに気付く――。

Season2より同作に参加する窪塚は、服役していたが出所してくる千原会の若頭・葉山を演じる。Season1も視聴していて作品のファンだったという窪塚は、演じる葉山について「とにかく見ていただくと分かるんですけど、僕がやらせてもらった役はどうしようもない鬼畜というか、酷い役。僕が今までやった役の中でたぶん一番自分と遠いところにいる役で気負いもあって、不安もあって。そんな中で最初の本読みに臨んだんです」と自分のキャラクターとはかけ離れた役で、気負いしながらも台本の読み合わせに臨んだ時のことを話しだす。

続けて「ちょっと芝居をするモードで(本読みを)終えて、タバコを吸っていたら謙さんが来てくれて、『窪塚!あんなに芝居しなくていいんだから。おまえはそのまんまで葉山なんだから!』って…。あんまうれしくねえ!(笑)っていう思い出があります」と、旧知の先輩俳優から期せずして太鼓判を押されたことを明かし、会場の笑いを誘う。

■伝説のドラマ「I.W.G.P.」でも共演

そんな渡辺と窪塚といえば、2000年に放送された人気ドラマ「池袋ウエストゲートパーク(I.W.G.P.)」(TBS系)で、池袋西署の署長(渡辺)とカラーギャング「G-Boys」のキング(窪塚)という役どころで共演していたが、その時の関係性もあってか、渡辺は「(今作の)本を読んで、(窪塚は)葉山って役なんですけど、ヤバいんですよ。とにかくヤバい。こんなやつがいたら絶対半径10メートル以内には近寄りたくないんですよ。でも、窪塚?ああ、OKOK」と、いろいろな意味で全幅の信頼を寄せていたことを伝えた。

それを受けて、窪塚は「謙さんはあの時(I.W.G.P.)も刑事の役だったんです。刑事と不良(自分)、今回も刑事と不良という、20年たっても変わんないのかなっていう…」とこぼすと、渡辺は「(今作では)現場で1回しか会えなかったね。でも、やっぱり大人になったな窪塚って思った。その頃(I.W.G.P.)のある種爆発するみたいなエネルギーじゃなくて、地下からマグマのように出るエネルギー。そういう意味では本当にうれしかったですね」と、大人になった窪塚との再共演を喜んだ。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)



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