永野芽郁が見せた五感を失う演技に「表現力に引き込まれた」の声<君が心をくれたから 最終回>

心震える演技を見せた永野芽郁&山田裕貴/(C)フジテレビ

永野芽郁が見せた五感を失う演技に「表現力に引き込まれた」の声<君が心をくれたから 最終回>

3月20日(水) 16:15

永野芽郁主演のドラマ「君が心をくれたから」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が3月18日放送の第11話で、最終回を迎えた。大切な人の命のために心を差し出す(=五感を失う)奇跡を受け入れた雨(永野)。五感を失うという、これまでにドラマや映画などであまり見たことのない表現を、永野が見事に見せた。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】体を動かせなくなりながらも前を向く雨(永野芽郁)

■雨が五感をすべて失うときが訪れる

本作は、ノスタルジックな雰囲気の長崎を舞台に、主人公・逢原雨(永野)が、かつてただ一人心を通わせた忘れられない男性・朝野太陽(山田裕貴)と“過酷な奇跡”に立ち向かうファンタジーラブストーリー。脚本は、純愛小説の名手として若い世代に注目の作家・宇山佳佑氏によるオリジナルだ。

最終回では、雨が五感のうち最後に残された聴覚を失うときが訪れた。

「もっと時間が欲しい。1時間が、1分が、この世界の何よりうんと大切だって、奇跡を背負って初めて知りました」と、奇跡を見届ける案内人・日下(斎藤工)に打ち明けた雨。

残り1週間。1分、1秒を慈しむように雨と太陽は過ごし、タイムリミットの時は、雨の希望で2人が出会った高校で迎えることに。


■雨が太陽に最後の悲しいうそを

教室で「幸せだった」と感謝し、ひとつひとつの思い出を「忘れない」と言った雨。だが、最後のお願いとして口にしたのは、「私のこと、二度と思い出さないで」だった。

思いがけない言葉にとまどい、拒否する太陽。それでも雨の意思は固く、「これでおしまい。私たちの恋は今日でもうおしまい」と告げた。そしてほほ笑みながら「約束ね。さようなら、太陽君」と言うと、雨の顔から表情が消えた。

太陽は、その変化を感じ取り、名前を呼びかけるが、もう反応はなかった。実は、雨は太陽にタイムリミットを1時間遅く伝えていた。太陽がくれるはずの最後の言葉を聞いたら、きっとつらくなってしまうからと…。


■永野芽郁の五感を失った演技に称賛が相次ぐ

山田裕貴のまさに慟哭といった演技も素晴らしかったが、それを引き出すような永野芽郁の演技が見事だった。

味覚、嗅覚、触覚、視覚と順に失い、最後に聴覚で、五感のすべてがなくなった雨。例えば視覚だけでも、その演技は容易ではないだろう。それが五感すべてとなると、その感覚をどう表現すべきなのか。

永野が見せた表情の喪失は、目が見えず、声や音も聞こえず、体を揺さぶられても分からない世界に雨が行ってしまったのだということが、その場にいた太陽と共にこちらにまで一瞬で伝わってきた。

SNSには「鳥肌たった」「聴力もなくなった瞬間の雨ちゃんの表情凄かったー」「永野芽郁ちゃん演技力すごすぎないか」「演技力に脱帽したよ」「表現力に引き込まれた」「五感を失うという未知の領域をあんなにも表現できるのすごすぎる」「五感を失った瞬間の演技に震えた」など称賛が続々と寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部



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