ボイストレーナー鳥山真翔「カラオケの発声法」麻美ゆまのあなたに会いたい!(後編)

麻美ゆまと鳥山真翔(右)

ボイストレーナー鳥山真翔「カラオケの発声法」麻美ゆまのあなたに会いたい!(後編)

3月18日(月) 12:00

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前回に続いて、ボイストレーナー・鳥山真翔さんとの対談です。有名女優から歌手、アナウンサーまで約3万人を指導されてきた鳥山さん。中でも鳥山さんが考案した『美顔ボイトレ』は一大ブームを巻き起こして、メディアでもよく取り上げられていました。

前回は、どうしても無愛想になりがちなオジサン向けの表情筋を使ったしゃべり方を教えてもらいました。“目をしっかり開けて、アゴから上の筋肉を使ってしゃべる”というのがコツでしたね。今回は、皆さんも大好きなカラオケの発声法を教えてもらいました。

■鼻呼吸で共鳴させるように

ゆま「カラオケ好きの読者の人も多いと思うので、いい声の出る方法を教えてください」

鳥山「そうですねー。まず、多くの人が自分の本当の声を分かっていないんです」

ゆま「あ~!それ、分かります。私、自分の歌を録音して聴いたとき、すごく違和感を覚えたんです“私って、こんな声だったの!?”って」

鳥山「ほとんどの人が、そうだと思います。自分に聞こえている自分の声と、人に聞こえている声は違うんです。このことに気づかないと、当然、歌も上手にならないんです」

ゆま「確かに。自分では“この声でいい”と思って歌っていても、周りに聞こえている声は違うんですね」

鳥山「だから、歌うときもキーが合わないんです。自分の本当の声を分かっていないから」

ゆま「そ、そっか……でも、それって、どうすれば?」

鳥山「答えは単純です。自分に聞こえている声と、周りに聞こえている声が同じになればいいんです」

ゆま「できるんですか?」

鳥山「はい。なぜ、自分の声が違うのか。その理由は、口から声を出そうとしているからです」

ゆま「え?え?どうすればいいんですか?」

鳥山「鼻呼吸で、鼻腔に共鳴させるように声を出すんです。鼻と耳はつながっていますからね」

ゆま「む、難しい」

鳥山「いえ、これも前回、お話したように、アゴから上の筋肉を使った発声法を心がければいいだけです。すると自然と鼻呼吸になって、声が鼻腔で共鳴し合います」

ゆま「自分に聞こえている声と、周りに聞こえている声が同じになるんですね」

鳥山「そうです。結果的にキーも合うんです」

ゆま「やっぱり、そこがポイントなんですね」

■表情を使って歌う

鳥山「はい。それにカラオケを歌うときも表情は、すごく大事。キラキラとした表情で歌っていれば、声も魅力的に聞こえるものです。口だけで歌うのでなく、表情を使って歌う、という意識を持つといいですね」

ゆま「言われてみれば、歌手の方も歌だけでなく、表情も豊かですもんね」

■性格も関係する?

鳥山「まあ、あとは性格も関係ありますよね。簡単に言えば、音痴な方って、我が道を行くタイプというか、周りの空気を読まない人が多い(笑)」

ゆま「アハハ。それはあるかも。周りの空気を敏感に察する人は、自分が音程を外していれば、すぐに気づきますもんね」

■タイプや相性が判明

鳥山「はい。歌には性格が出ますよね。もっと言えば、“夜のほう”の性格も出ますね(笑)」

ゆま「え!?もしかして、歌い方でタイプも分かるんですか」

鳥山「性格が出ますから、ある程度は分かりますね」

ゆま「教えてください!」

■ねっとり系が好きな人は…

鳥山「例えば、リズムを後ノリで取るタイプは、けっこうアッチも、ねっとりしていると思います。逆に前ノリで取る人は、せっかちなのかなって」

ゆま「じゃあ、ねっとり系が好きな人は、リズムを後ノリで取る女性と相性がいいってことになりますね。じゃあ、まっすぐに歌う人は、どうですか?」

鳥山「アッチも単調かもしれません(笑)」

ゆま「え~!?癖強めに歌う人は?」

鳥山「ちょっと変わったことが好きな感じがしますね。楽しみかも」

ゆま「堂々と歌う人はSっぽいですよね!逆に、弱々しく歌う人はMっぽい!」

鳥山「あながち間違っていないと思いますよ。ほんと、歌は性格や人柄が出ますからね」

■ボイストレーニングの重要性

ゆま「言われてみれば、私も歌を出したことがあるんですけど……人前で歌を披露するのって、実は裸を見られるよりも恥ずかしかったんですよね……。ごめんなさい、なんか話が変な方向に行っちゃいましたね(笑)。今日、お話できたことで、私もまたボイストレーニングを受けたくなりました」

鳥山「ぜひ、受けてみてください。正しい声の出し方を覚えれば、自然と表情も良くなるし、姿勢だって良くなります。それに、声にも幅ができるので、人間としての“深み”も出てくると思います」

■笑顔でしゃべることが基本

ゆま「そうですよね。おさらいとして、まず心がけるべきは“目をしっかり開いて、しゃべること”。“アゴから上の表情筋を使うこと”ですね」

鳥山「はい。付け加えるなら、唇で顔を引っ張るイメージで、しゃべるといいです。もちろん、ボイストレーニングには舌の使い方や腹式呼吸の仕方など、もっと本格的なトレーニングもありますけど、まずは、いい表情!笑顔でしゃべることが基本です」

ゆま「鳥山さんとお話をしていると、自然と笑顔になれて、気持ちも明るくなれます。笑顔が少なくなっている時代だからこそ、いい声、いい表情で人と接したいと思いました!」

鳥山「よかったです。今日は、ありがとうございました」(おわり)

とりやま・まなと1989年9月5日、東京都生まれ。歌手として活動するだけでなく、現在はボイストレーナーとしても活躍中。これまで3万人以上の発声指導を行っている。


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