<チェリまほ>夢を諦めかけた湊の前に現れたのは……「原作既読でもアニメで改めて見たら切なさ倍増」と反響

アニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第10話が放送/(C)豊田悠/SQUARE ENIX・アニメ「チェリまほ」製作委員会

<チェリまほ>夢を諦めかけた湊の前に現れたのは……「原作既読でもアニメで改めて見たら切なさ倍増」と反響

3月14日(木) 21:23

TVアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(毎週水曜深夜0:00-0:30ほか、テレ東ほか/ABEMA・Leminoほかで配信)の第10話が3月13日に放送された。お互いを思い合うがゆえにすれ違う安達と黒沢、柘植と湊に「みんな幸せになってほしい」という声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】ベッドで横になりながら、黒沢(CV.鈴木崚汰)のことを考える安達(CV.小林千晃)

■「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」とは

童貞のまま30歳を迎えたことで“触れた人の心が読める魔法”を使えるようになった主人公・安達清と、イケメンで仕事ができる同期・黒沢優一が繰り広げるラブコメディ。原作は「ガンガンpixiv」(スクウェア・エニックス)で連載されている豊田悠による同名漫画で、通称“チェリまほ”として知られている。2020年に赤楚衛二と町田啓太で実写ドラマ化、翌々年には劇場版も公開されたことで人気に火がつき、シリーズ累計発行部数280万部を突破した。海外翻訳版も出版されており、タイでもドラマ化されるなど、国内外で愛されている作品だ。

そんな「チェリまほ」がついにTVアニメ化。奥田佳子監督のもと、サテライトがアニメーション制作を手がけ、キャラクターデザインを「ハイキュー!!」シリーズの岸田隆宏が担当。安達役を「クールドジ男子」や「地獄楽」などでも主役を務める小林千晃、黒沢役を「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」や「Dr.STONE」でも活躍中の鈴木崚汰が務める。

■大事なことに気づいた安達は長崎出張へ

長崎への転勤話が持ち上がり、人知れず悩んだ末に断ろうとしていた安達。だが、そのことをひとづてに知らされた黒沢と、お互いを思うがゆえにすれ違ってしまった。

黒沢と離れたら触れることも、ひいては心を読むこともできない。その不安を伝えられずにいると、「俺は安達と違って 何を考えてるのか言葉にしてくれないとわからない」と黒沢に言われてしまい、安達はショックを受ける。

神様から安達に与えられた魔法は便利だ。触れた相手の心が読めたら、その人が望むものを分かってあげられる。しかし、相談を受けた柘植(CV:古川慎)が言う通り、優しい反面、自己評価が低い安達はいつの間にか黒沢の望むように振舞ってしまっていた。

そういう風にひたすら相手に尽くされることを喜ぶ人もいるだろう。けれど、きっと黒沢はそうじゃない。デートの時、黒沢は安達を楽しませようと必死だった。好きだからこそ、自分だけじゃなく、相手の心も満たしてあげたい。そう考える黒沢にとって一番知りたいのは安達の気持ち。

安達はこれまで黒沢の心を満たすのに精一杯で、自分の気持ちを伝えてこなかった。それに、魔法だっていつ使えなくなるかもわからない。柘植と話したことでようやくそのことに気づいた安達は、帰ったら黒沢に自分の気持ちを伝えようと決意し、長崎出張へと旅立った。

■夢を諦めかけた湊の前にヒーローが登場!

一方、柘植の恋もターニングポイントを迎える。ある日、配達に訪れた湊(CV:佐藤元)に「柘植って恋愛小説家だったんだな」と言われ、驚く柘植。湊は本屋で柘植の新刊を見つけ、そのことを知ったのだ。

学生時代からの夢を叶えた柘植に対し、湊はまだ夢を追っている最中。ダンスオーディションの準決勝を控える湊は、審査員にSHOWTAという憧れのダンサーがいると嬉しそうに柘植に語る。その光景を微笑ましく見ていた柘植だったが、湊は準決勝で不合格となってしまうのだった。

「君は技術はある でもそれだけだ」とSHOWTAから手厳しい言葉を告げられ、ショックを受ける湊。そんな中、大学時代のサークル仲間から勤めている会社で正社員募集があるから受けてみないかと誘われる。

敗者復活戦の当日、湊はオーディションの前に紹介された会社の見学へ。そこは社員同士の仲も良く、待遇や福利厚生もしっかりしていた。このまま夢を追い続けるか、それとも夢を諦め、社会人としての一歩を踏み出すか。迷う湊の心を揺さぶるように、オーディションへ向かっている途中にバイクがエンストしてしまう。

神様が諦めろと言っているのかもしれない……。湊が諦めたその時、電話で連絡を受けた柘植がバイクで迎えにやってくる。湊を後ろに乗せ、バイクを走らせながら「神様が諦めろと言ったって知るものか 頭上にいるだけの奴の言葉になんの意味がある 俺は湊自身が諦めない限り、いつか夢を叶えると信じている」と力強い言葉をかける柘植。いい大人なのに恋愛に対しては不器用で情けないところもある。けれど、その姿はまさに“ヒーロー”だった。

■安達&黒沢、柘植&湊のもどかしい恋の行方は?

柘植のおかげでオーディションに間に合った湊は見事なダンスを披露し、視聴者投票でぶっちぎりの1位を獲得して決勝入りを果たした。会場を出ると、待っていたのは柘植。自分事のように涙を浮かべて喜ぶ柘植に、湊は「…なんでそんな優しくしてくれるんだよ」と核心を突くような質問を投げかける。

そこで普通に「好きだから」と言えばいいのに、「下心があるから」と誤解を招く形で伝えてしまうのが、良い悪いは別として柘植らしい。湊にその言葉がどう伝わったのか。それを知る前に湊は運営スタッフに呼ばれてしまい、二人はそのまま別れてしまった。

その日を境に柘植は湊と連絡が取れなくなってしまい、ネットのニュースで湊が決勝戦で敗退したことを知る。さらにエリアを変えてしまったのか、湊は配達にも訪れなくなってしまった。

そんな中、街を歩いていた柘植は街頭ビジョンで湊がSHOWTA率いるダンスグループのメンバーとしてデビューしたことを知る。画面越しに輝く湊の姿を見て、もともと生きる世界が違ったのだと自分に言い聞かせる柘植。

なぜ、柘植は素直に好きだと伝えることができなかったのか。それは7歳も年上の自分が湊に寄せている気持ちを純粋な恋心と呼ぶのに抵抗があるからだろう。はたから見れば、柘植は湊のことを誠実に思っているのに、柘植本人はそこに後ろめたさを感じているのだ。

安達と黒沢、柘植と湊のもどかしい両者の恋の行方に、視聴者からは「くろあだがんばれー!!!」「湊くんの支えは確実に柘植さんだし、下心は否定しないけどちゃんと誠実な恋心だよ諦めないで〜!ってなっちゃうな」「デビューした湊をテレビで知る柘植のシーンは原作既読でもアニメで改めて見たら切なさ倍増でした」「みんな良い奴だから幸せになってほしい」という声が上がった。

◆文=苫とり子



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