城桧吏“翔”を傷つけた相島一之“真一郎”に憤る原田泰造“誠”の姿が頼もしい<おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!>

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」第10話より

城桧吏“翔”を傷つけた相島一之“真一郎”に憤る原田泰造“誠”の姿が頼もしい<おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!>

3月14日(木) 11:38

原田泰造が主演を務めるドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)の第10話が3月9日に放送された。翔(城桧吏)が大地(中島颯太)の父親・真一郎(相島一之)の言葉に傷つき、誠(原田)が憤る姿が描かれて頼もしく感じられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
【写真】大地(中島颯太)、驚いて振り向いた瞬間の表情がかわいすぎる!

■偏見だらけの“おっさん”が古い常識のアップデートに奮闘

同作は、練馬ジムの同名漫画が原作のホームコメディー。「男は男らしくあるべき!」という古い価値観を持つ沖田誠(原田)は、家族からは「堅物」と嫌われ、デリカシーのない言動で会社の部下からも敬遠されている。

そんな偏見だらけの“おっさん”である誠に、二回り以上年下のゲイの友達ができたことで、これまでの古い常識がアップデートされていく。愛する家族のため、そして、周囲の愛すべき仲間たちのため、 誠の奮闘劇が始まる。

物語を導くゲイの青年・五十嵐大地をFANTASTICS・中島颯太が演じる他、誠の息子でアップデートのきっかけとなる一言を誠にぶつける息子・沖田翔役を城桧吏が、デリカシーのない誠に反発する大学生の娘・沖田萌役を大原梓が務める。

また、昭和世代からは、大地の母親・五十嵐美穂子役に松下由樹、堅苦しい夫を半ば諦めていた妻・沖田美香役に富田靖子と演技派2人がそろい、大人の女性目線からも昭和のダメオヤジを叱咤(しった)激励する。


■大地の前に長年会っていなかった父親、真一郎が現れる

昭和生まれの51才・沖田誠(原田泰造)はそのデリカシーのない言動のせいで家族や会社の部下たち、さらには愛犬のカルロス(こまち)にまで嫌われていた。ある日、誠は引きこもっている息子・翔(城桧吏)の部屋にいる五十嵐大地(中島颯太)がゲイであることを知り、思わず翔の部屋に入って大地を否定してしまう。そんな誠に対して、翔は「僕は…お父さんみたいな人には絶対なりたくない!」と冷たく言い放つ。

家族のために頑張ってきたつもりの誠だったが、何をどうすればいいのかすら分からない。そんな苦悩を抱える誠に大地が声を掛け、大地との交流によって誠は意識を変える決心をする。

美穂子(松下由樹)は、経営する動物病院でとある相手と電話していた。普段見せないいら立った表情の美穂子に、大地は不穏な空気を感じる。新たな嵐が誠や大地らを巻き込もうとしていた。

「君たちが望むことを、周りのせいで制限を受ける必要はないと思う」という誠の言葉に、少しだけ勇気をもらう大地。大地の恋人・円(東啓介)は両親を説得することに成功し、両家でお祝いする際に誠と美香(富田靖子)に仲人をして欲しいと連絡が入る。

そんな大地の前に、10数年ぶりに父・堀内真一郎(相島一之)が現れる。


■翔「大地さんと円さんの結婚に反対しないでください」

美穂子の電話の相手は、10年以上前に離婚した元夫・真一郎だったのだ。真一郎は大地に「お前の将来が心配だ」と、円との関係を考え直すように告げる。大地は誠にショックを受けた様子を見せるが、誠は踏み込んで意見を言うことに躊躇してしまう。

一方、翔は友達との会話でハッと気づいて大地のもとに駆けつけ、自分は大人じゃないから父の代わりに無責任なことを言うと断ってから「大地さんには円さんと結婚して欲しい。大地さんは自分のことを本当じゃない姿に押し込めることになると思う。本当じゃない姿でお父さんに褒められたとしても、それって本当に苦しいです。誰かが望んでるからって自分の大切な部分を変えるの、とっても危険なことだって思います」と言う。しかし、翔が「だから…」と言いかけたところで、真一郎がやってくる。

翔が意を決して「大地さんと円さんの結婚に反対しないでください」というと「君は高校生かな?それならまだいいね、そんな格好していても」と真一郎。そして「だって一流企業に就職することになったら、その髪も、唇に塗るのも全部やめなきゃいけないんだよ。みんな社会に認められるように自分を変えていくものなんだ。それが社会で生きるってことなんだよ」と言い、「ご両親は君のことで悩みが絶えないだろうね。同じ親として同情するよ」と続け、翔は暗い面持ちで目線を落とす。

誠が家に帰ると美香が「翔が…」と心配そうに話す。誠は怒りの表情で家を出て「正しい父親のあり方はわからない。でも、息子が誰かに傷つけられたら物申しに行くのが沖田誠って父親男だ」と心の中で憤るのだった。

真一郎の言葉にショックを受ける翔にやりきれない気持ちになるが、誠の怒りには頼もしさが感じられた。

◆構成・文=牧島史佳




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