警察内部の“闇“に迫るサスペンスミステリー『朽ちないサクラ』萩原利久、豊原功補、安田顕が出演決定

警察内部の“闇“に迫るサスペンスミステリー『朽ちないサクラ』萩原利久、豊原功補、安田顕が出演決定/[c]2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

警察内部の“闇“に迫るサスペンスミステリー『朽ちないサクラ』萩原利久、豊原功補、安田顕が出演決定

3月12日(火) 8:00

6月21日(金)から公開される杉咲花主演の映画『朽ちないサクラ』から主要キャストが解禁となり、萩原利久、豊原功補、安田顕の出演が発表された。またあわせて特報映像、キャラクタービジュアルが公開された。
【写真を見る】萩原利久が演じる警察官、磯川俊一は泉(杉咲花)の調査を献身的にサポートする好青年

本作は「孤狼の血」シリーズで知られる柚月裕子による「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」を実写化したサスペンスミステリー。主人公は県警の広報職員、森口泉(杉咲)。本来は捜査する立場にない彼女が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく。原作小説の発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計27万部を刊行する人気シリーズとなっている。

そしてこのたび、杉咲演じる主人公、泉を取り巻く警察官役で、本作の主要キャストとなる、萩原、豊原、安田の出演情報が解禁。泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一役には、主演作「美しい彼」シリーズでブレイクした萩原が扮する。俊一は泉への好意をポケットに隠しつつ、彼女の調査を献身的にサポートする好青年というキャラクターだ。一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介役には豊原。泉の上司で元公安の富樫俊幸を演じる安田は、贅肉を削ぎ落としたいぶし銀の演技で観客を魅了する。静の富樫と動の梶山というコントラストが、2人のベテラン俳優の迫真の演技によって生みだされている。

豪華キャストの出演情報と同時に解禁されたキャラクタービジュアルでは、事件のキーワードとなる美しい満開の「サクラ」のなかで不穏な表情で佇み、それぞれの心の葛藤と後悔の念を感じさせるキャッチコピーが添えられている。杉咲演じる泉は「信じてあげられなかった」、萩原演じる磯川は「大切な人を巻き込んでしまった」、豊原演じる梶山は「染みついた思想は、そう簡単には拭えはしない」、安田演じる富樫は「許される日がくるとは、思っていない」。このキーワードはストーリー展開と大きな関わり持っているとのこと。このビジュアルは、1年前の2023年3月末に撮影現場の満開の桜の下で撮影されたものとなっている。


さらに今回、本編映像も一部盛り込まれた特報も解禁。冒頭のナレーション「警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー」で始まる映像は、事件の真相に迫れば迫るほど翻弄されていく登場人物たちの、切迫し感情がかき乱される様が映しだされる。さらに水に落とされ水しぶきを上げる女性らしき人、テロと思われる騒然とした事件現場に立ちすくむ男性の後ろ姿、そしてマントを被った人物に頭を掴まれ水に叩き込まれる人物のシーンから、複雑に絡み合ういくつもの不可解な事件と触れてはいけない大きな闇の存在を感じさせる。

人気、実力を兼ね備えたキャスト陣が織りなす異色の警察ミステリーとなっている本作。今後の追加情報も見逃せない!

■<コメント>

●萩原利久(磯川俊一役)

「磯川俊一役を演じました萩原利久です。今回作品を通じて、モノや景色、起こる1つ1つの出来事に対して、当事者なのか部外者なのか、はたまた環境なのか立場なのか、主観客観、人間社会において様々な視点を感じました。自分自身も演じた当時といまとでは全く異なる見え方に変化していることもあるかもしれません。でも、自分なりに向き合った現場で演者として身体で感じた緊張や刺激は鮮明に残っています。素晴らしい経験をさせてもらい、いまもいき続けています。1人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです」

●豊原功補(梶山浩介役)

「個々において大切にする思いと組織の論理。誰もが一個人であるはずが一体どこから権力と同化し真実を濁らせてしまうのか。人間の営みと社会の構造、つねに私の心にも横たわる深い問いがこの物語に描かれています。私が演じた梶山という男もまた警察という大きな組織の一員でありますが、このひとりの人間が生きる矜持と生きる問いをともに感じ、胸に携えて撮影に臨んだつもりです。本当のことはいつも見えづらくて、本当の言葉はいつも喉に詰まってしまいそうになるけれど、それでもしっかりとまっすぐな瞳でいることの強さを心に残してもらえたらと願っています」

●安田顕(富樫俊幸役)

「試写でこの映画を拝見したとき、その面白さに唸りました。登場人物の入り乱れる感情、秘める思惑、そして抱く決意。様々な表情が垣間見える作品です。これらの点が線となったとき、皆様の目に見えるもの、胸に届くものは異なるかと思います。その一方で、どのように届くのかが興味深いほど、この作品の受け取り方には数えきれない色があると感じています。原作、脚本、演出、出演者の皆様、何拍子も揃った臨場感を十分に味わえる仕上がり。原監督の手腕に脱帽です。是非、劇場でご覧ください」

●原廣利(監督)

「原作を最初に読んだ時に感じた見えない不穏な『空気』、『匂い』がとても印象的でした。春の『サクラ』を魅せることで登場人物たちに纏わる『空気』と『匂い』を感じて欲しいと思い全力で撮影しました。それぞれの『正義」が交錯する時に、物語は大きく動きだします。今回情報解禁になった、安田顕さん、萩原利久さん、豊原功補さんのそれぞれが目にする『正義』にもご注目下さい。杉咲花さんを筆頭に素晴らしい俳優部、スタッフとともに『朽ちないサクラ』を創り上げられた事を本当に誇りに思います」

文/スズキヒロシ


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