『ペナルティループ』10種類のアザーポスターが大公開!2館限定入場者特典配布も決定

『ペナルティループ』10種類のアザーポスターを大公開!さらに限定で入場者特典の配布も決定/[c] 2023『ペナルティループ』FILM PARTNERS

『ペナルティループ』10種類のアザーポスターが大公開!2館限定入場者特典配布も決定

3月10日(日) 12:00

『人形の町』(20)で長編監督デビューを飾った荒木伸二監督が、話題作への出演が相次ぐ実力派、若葉竜也とタッグを組み贈る『ペナルティループ』(3月22日公開)。このたび、本作の世界観を切り取ったアザーポスター全10種が一挙解禁となった。
【写真を見る】恋人を殺害した犯人への復讐を果たすためペナルティループを利用した岩森

恋人の唯(山下リオ)を素性不明の男、溝口(伊勢谷友介)に殺害された岩森(若葉)。大きな喪失感を抱えながら、自らの手で犯人に復讐することを誓う。そして“ペナルティループ”という“何度でも復讐ができるプログラム”を利用した岩森は銃やナイフ、ボウリングのピンとあらゆる方法で何度も復讐を繰り返していく。

今回解禁されたのは、緑を基調にして新たにデザインされたアザーポスター。初解禁となる場面写真が使用され、各キャラクターのセリフがコピーとして添えられている。岩森のポスターには、恋人である唯への「行ってきます」と、溝口に問いかけた「あんたさあ、やっぱあれなの、たくさん人殺したの?」という言葉が。唯のポスターに添えられたのは「手遅れ、知ってるでしょ」、「質問禁止あと、他言無用」という恋人の岩森に向けた言葉だが、一体なにが手遅れなのか、そしてなにが他言無用なのか、謎が残るコピーとなっている。

ファミレスで夜を明かす二人を捉えたモノクロの一枚には「ここ数年で一番、心地よい夜でした」と唯の心情が表されたコピーが添えられたほか、溝口のポスターには「今日も俺を殺すのか?」という問いが添えられている。夕暮れに岩森とたたずむ一枚には「別の星にいるみたいじゃない?」と、復讐する者とされる者という関係性からはかけ離れたセリフが、ジン・デヨン演じる謎の男のポスターには、予告でも印象的だった「無理です。同意されてます」や、ペナルティループに契約した岩森への「サインをお願いします」というセリフが添えられた。

さらに、一足先に本作を鑑賞した各界著名人や映画ライターからの推薦コメントが到着。ゲームクリエイターの小島秀夫は「使い古された“タイムループ”物に、まだこんな余地があったとは!」、芸人のバイク川崎バイクからは、「見たことないタイムループものを喰らわせられました…!」と絶賛のコメントが寄せられている。

また公開日初日の3月22日(金)より、新宿武蔵野館と池袋シネマ・ロサの2館限定で、入場者特典の配布が決定。本作で繰り返し描かれる6月6日にちなみ、先着666名限定で、アザーポスター全10種の中から4種がプリントされたポストカードセット(全4枚)がプレゼントされる。

従来のタイムループものとは一線を画す異色作『ペナルティループ』。はたして復讐のループの末に岩森を待つものとは?ぜひ劇場で見届けてほしい。

■<著名人コメント>

●宇野維正(映画ジャーナリスト)

「反復するアクションとこぼれ落ちるユーモア
寄る辺なき登場人物たちの抵抗と達観
監督2作目にして荒木伸二は自分だけの『リズム』と『声』をものにした」

●倉本美津留(ポジティブ・クリエイター)

「できることなら予備知識0で観るのがいい。どうしても予備知識が入ってしまった場合は、その予備知識を凌駕する映画だと言っておきたい映画だ。できればこのコメントも読まないでほしいが、私の鑑賞中の脳の動きだけを記しておく。『?』がいつの間にか『夢中』になり『?』で終わり、そしてもう一度頭から観たくなった」

●小島秀夫(ゲームクリエイター)

「これはうまい!お見事だ!使い古された“タイムループ”物に、まだこんな余地があったとは!台詞を抑え、説明も排除した“映画言語”だけで疾走する前半、復讐の“ループ”の果てに、報復の連鎖が瓦解するプロットは素晴らしい。ペナルティを恐れ、過去の遺産を“ループ”するしか出来なくなった映画業界。“ループ”の外から現れた荒木伸二監督が、新たな“ループ”を次の世代に築いてくれる今後にも注目したい」

●Chilla's Art(ホラーゲームクリエイター)

「コンセプトや“水耕栽培”というロケーションがよかったと思います。映画の主軸は『ループ』ということで、先入観として主人公だけがループするというものがありましたが、主人公だけでなく犯人もループしていると分かった時にびっくりしました。また、ループするたびに主人公と犯人の関係が変わっていくのが面白いなと感じました」

●中井圭(映画解説者)

「ソーシャルメディアから戦争まで憎しみの連鎖が続く現代社会に、予想外の角度から一石を投じる。映画史で繰り返し生まれ続けるタイムループ映画に、この時代ならではの、新たな視点が持ち込まれた」

●長澤知之(シンガーソングライター)

「異常事態なのに淡々と進んでいく不気味さ。何とも言えない密室感と匂いの無さ。それが最初自分と距離があるように感じていましたが、見進めていくとモヤが晴れ、ギュンと距離が近づきます。テーマは重いのに監督らしいユーモアの光る2作目の長編映画。映画が見せたいこと、そして問うてくることと会話できる作品でした」

●バイク川崎バイク(芸人)

「『何度繰り返しても復讐失敗』ではなく『何度繰り返しても復讐成功』という見たことないタイムループものを喰らわせられました…!ご馳走様でした。とはいえシリアスに終始せず、あの二人の徐々に徐々に流動していく関係性がとにかく秀逸で。ラストの一言、好きです。B僕は K繰り返し Bぶっ殺すのみ。BKBヒィア」

●松崎健夫(映画評論家)

「ある殺人の顛末を繰り返し目撃することで、いつのまにか私たちは復讐の是非について考え始めている。そして、世界的にも量産傾向にあるタイムループものに対して『まだ、そういう手があったか!』と感嘆させられるのである」

●森直人(映画評論家)

「俗世間の敷地の片隅に、奇妙なシステムの映画を建設する稀代の変人監督、荒木伸二!我々に『仇討ち』は可能か?―との問い掛けのなかで、情動的にしか生きられない人間という生きものの悲喜劇を差し出す。傑作」

●門間雄介(ライター、編集者)

「繰り返す私刑執行の日。そこから復讐心とは異なる感情が湧きでてくる。せつなさ…むなしさ…やるせなさ…。悪夢みたいな現実から、逃れるために見る夢もまた、悪夢でしかないのか」

●山内ケンジ(劇作家、映画監督)

「毎日本当にお疲れさまです、と言いたくなるほどのループが実に面白いのだが、なぜこうなのか、はネタバレになるので絶対に言えない。しかも、しかし、わかってくると権力対個人という不気味なカフカ的世界が待っていることなどネタバレになるので言えるわけがない。しかし、しかも観た人は必ずもう一回観たくなる」

●若葉竜也(俳優)

「超面白い映画だった!最高だった!なんか変だった!」

文/サンクレイオ翼


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