俳優の賀来賢人が3月6日、都内で行われた「iPhoneで撮影『ミッドナイト』プレミア試写会」に共演の加藤小夏、小澤征悦、三池崇史監督と共に出席。iPhone15Proでの撮影を振り返った。
【写真】楽しげな賀来賢人&小澤征悦
本作は、手塚治虫さん最後の週刊少年漫画誌連載作品で、隠れた名作「ミッドナイト」を、三池監督の手で初の実写化をした作品。iPhoneのみを使って写真や映像を撮影する企画「iPhoneで撮影-Shot on iPhone」の一環として、全編iPhone15Proで撮影されたショートフィルムとなっている。
■賀来賢人「(本作は)ワクワク要素がてんこ盛り」
賀来は「作品のオファーをありがたいことにいただくときに、(出演を)決める要素みたいなものって少なからずあるじゃないですか。僕が一番大事にしているのはワクワクだったり、やったことがないことなんです」と告白。
本作の企画書を見たときに「ワクワク要素がてんこ盛り」だと思ったそうで「即やりたい!って言ったことを覚えています。それくらいチャレンジングな企画」と振り返った。完成作を見た賀来は「本当に参加してよかった」とかみしめ「すごく興奮しています」と声を弾ませた。
賀来は「言い方に語弊があるかもしれないですけど、ここまでのクオリティーは想像していなかったです」とコメント。そもそもiPhoneで映画を撮ることは少し前までは考えられなかったことだと口にし「いよいよここまで来たんだな、って実感しました」と語った。
■最近ハマっていることは「子どもの生態を撮る」こと
iPhone15Proの撮影について賀来は「iPhoneのサイズ感にしか出せないアングルの入り方がある。カメラが絶対に入り込めない位置まで入り込めるっていう…あれはちょっと画期的ですね。よりパーソナルなところを切り取れるというのがiPhoneの撮影の強みなんだなと今回発見しました」としみじみ。
今後の可能性について賀来は「誰でも撮れるということがいよいよ証明された。ネットも広がって、媒体も増えて、若い方やお子さんがとんでもない作品を作る時代になるんだろうなって確信があります」と予想していた。
iPhone15Proのお薦めの使い方を聞かれた賀来は「シネマティックモードで、子どもの生態を撮るのにハマってるんです」とニッコリ。「あれで撮ると本当にドキュメンタリー映画みたいになるんですよ」と話し、「僕なんかのレベルでも、結構一丁前ないい感じの雰囲気の画が撮れちゃうのでお薦めです。日々をただ撮るだけで」と明かした。
◆取材・文=山田果奈映
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