「バイプレイヤーズ」“ジャスミン”役の北香那、“次世代バイプレイヤー”として輝く 大河ドラマやサイコスリラーなどで名演披露

北香那/※画像はWEBザテレビジョン タレントデータベースより

「バイプレイヤーズ」“ジャスミン”役の北香那、“次世代バイプレイヤー”として輝く 大河ドラマやサイコスリラーなどで名演披露

2月27日(火) 7:10

放送中のドラマ「先生さようなら」(毎週月曜深夜0:59-1:29、日本テレビほか)にて、渡辺翔太(Snow Man)演じる主人公・田邑拓郎が高校生時代に恋に落ちた国語教師・内藤由美子を演じている北香那。北といえば遠藤憲一、松重豊、田口トモロヲなど、“名脇役”俳優がこぞって共演したドラマ「バイプレイヤーズ―」シリーズに登場する中国人女性・ジャスミン役で注目され、小さな村で次々と起きる不可解な現象を描いたヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」(2022年、ディズニープラス)では物語の鍵を握る、供花村(くげむら)の前駐在の娘・狩野すみれ役としてミステリアスな存在感を放つなど、注目の若手俳優の一人だ。吉田鋼太郎が芸術監督を務め、5月7日(火)から上演される「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』」のヒロイン・オフィーリア役に抜てきされるなど、どこかミステリアスな美貌でコメディーからミステリーまで幅広い役柄をこなす北のキャリアを紹介する。
【写真】続編希望の声も多い「バイプレイヤーズ」でも人気!北香那“ジャスミン”のオフショット

■“名バイプレイヤー”たちにも引けを取らない存在へ

1997年8月23日生まれ、現在26歳の北は小学生の時に東京でスカウトされたことがきっかけで芸能界の道へ。中学1年生の時に受けたミュージカル「赤毛のアン〜アンからの手紙〜」(2010年)のオーディションで主人公のアン役を勝ち取り、舞台デビューを果たす。学生時代はドラマや映画、CMなどで着々と経験を積み重ねていき、19歳の時に出世作となるドラマ「バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」(2017年、テレビ東京系)でジャスミン(茉莉)役に抜てきされた。

350人の中からオーディションで射止めた、このジャスミンと名乗る女性は中国配信会社のアシスタントプロデューサーというユニークな役柄で、北は同作で主演を務めた大御所“バイプレイヤーズ”たちを相手に片言の日本語でタメ口を放つ強烈なキャラクターを好演したことで脚光を浴びる。

ちょっぴり生意気な態度だが愛嬌もあってどこか憎めないジャスミンは、シェアハウスに住む大物俳優たちをかき回し、そのチャーミングな存在感が話題となった。

同作はシリーズ化されたが、彼女も全作品でジャスミン役を務めており、シーズン3「バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜」(2021年、テレ東系)の放送期には、番組のスピンオフとして公式YouTubeチャンネル「バイプレイヤーズ公式・ジャスミンちゃんねる」を開設し、動画内で見せる天真らんまんな姿は、視聴者のみならず共演者からも愛される作品の“看板娘”として人気を博した。

■作品の要所要所で光る演技力

ジャスミンの愛嬌たっぷりかつコミカルな演技が評価される一方でドラマ「アバランチ」(2021年、フジテレビ系)では、第5話にゲストとして登場。第5話では綾野剛演じる主人公・羽生らが所属する「アバランチ」が発足することになった真の目的が明かされ、北は物語のキーパーソンとして重要な役割を担っており、迫真がかった演技を見た視聴者からは「圧倒的な演技力」「映画を見ているようだ」といった反応が多数寄せられた。

また、アロマンティック・アセクシャル(他者に恋愛感情や性的欲求を抱かない人)の男女が出会い、同居生活を始める姿を描いたドラマ「恋せぬふたり」(2022年、NHK総合)では、主人公の咲子(岸井ゆきの)の妹・みのりを演じ、恋愛できない自分に悩む姉・咲子の理解に苦しむ難しい役どころを体現した。

■話題の大河ドラマに立て続けに出演

近年では「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年、ともにNHK総合ほか)と、大河ドラマに2作連続で出演を果たした。「鎌倉殿の13人」では源頼家(金子大地)の正室で、公暁(寛一郎)の母となるつつじ役を、「どうする家康」では、無愛想で働き者な家康(松本潤)初めての側室・お葉役と、重要な役どころを務め、若い世代のみならず幅広い層にも知名度がアップしている北。

ダイナミックなカメラワークが見せるアクションと不気味な映像が注目を集めたドラマ「ガンニバル」では、主演の柳楽優弥をはじめ笠松将、吉岡里帆など実力派俳優陣が顔をそろえる中、北は物語の鍵を握る謎の失踪を遂げた前駐在の娘・すみれ役を務めた。

同作は実写化が困難と言われ続けてきたサスペンスコミック原作のヴィレッジ・サイコスリラーで、ドラマは回を重ねるごとに次第に狂気を帯び始め、バイオレンス描写や“村社会”による独自の文化や風習に背筋が凍る描写も多かった。

そんな中、北が演じるすみれは供花村で揺るぎない権力を持つ後藤家の若きリーダー・後藤恵介(笠松)とただならぬ関係を持っており、「人を喰っている」という衝撃的なうわさが後を絶たない後藤家の謎を解くための重要人物と言っても過言ではない存在。既に続編制作も発表されており、いまだ解き明かされていない供花村の謎、すみれと恵介の展開にも期待が膨らむ。

■名作悲劇「ハムレット」に出演決定

これまでさまざまな作品で物語の鍵を握る役柄を演じており、彼女の演技力に引き込まれ、気付いたら作品そのもののファンになってしまうほど。

先日行われた舞台「ハムレット」の制作発表では、「この作品をやっていく中で、きっと私は『こんなお芝居をする自分っていたんだ』という初めての出会いがあるような気がしていて、今すごくワクワクしています」と語っていたが、俳優としての力量が期待される“次世代バイプレイヤー”として北が今後どんな演技を見せてくれるのか楽しみでならない。

◆文=suzuki




【関連記事】
【写真】作品の“看板娘”的存在…「バイプレイヤー」でのオフショット
【写真】道端で遭遇したら誰もが振り返りそうな美少女ルック
【動画】話題作「ガンニバル」シーズン2特別映像
“異端のクローン”が活躍「スター・ウォーズ」最新アニメ公開
大島優子、国民的アイドルから実力派俳優へ
WEBザテレビジョン

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ