福士蒼汰“真和”がWビンタされて頬が真っ赤に切ないアラサー世代の思い<アイのない恋人たち>

真和(福士蒼汰)は仕事である決断をする/(C)ABCテレビ

福士蒼汰“真和”がWビンタされて頬が真っ赤に切ないアラサー世代の思い<アイのない恋人たち>

2月26日(月) 11:49

福士蒼汰が主演を務めるドラマ「アイのない恋人たち」(毎週日曜夜10:00-10:54、テレビ朝日系)の第6話が2月25日に放送された。同時に別れを迎えてしまった真和(福士)ら3組のカップル。気になるその後の展開だが、真和(福士)がまさかのWビンタをされてしまうことに。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】ピアノを弾く愛(佐々木希)を見つめる真和(福士蒼汰)

■同時期に別れた真和たちが今後を模索し始める

本作は、遊川和彦氏が脚本を務めるオリジナル作品で、「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」と、それぞれにアイが欠けている者たちによるラブストーリー。2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いワケありアラサーの男女7人が織り成す物語が描かれる。

福士が扮(ふん)するのは、心から人を愛することからも愛されることからも逃げているため「愛がない男」と呼ばれている33歳の売れない脚本家・久米真和。ほか、男性経験のないまま31歳になったブックカフェ経営者・今村絵里加を岡崎紗絵、真和の高校の同級生で女性と付き合ったことが一度もない「自分がない男」淵上多聞を本郷奏多、多聞と同じ食品会社に勤める29歳の冨田栞を成海璃子、真和の高校の同級生で「見る目がない男」と揶揄される警察官・郷雄馬を前田公輝、結婚に対して強い焦りを抱いている区役所勤めの近藤奈美を深川麻衣、真和の高校の同級生で初恋相手の稲葉愛を佐々木希が演じる。

結婚パーティをーをドタキャンして破局した雄馬と奈美に連鎖するように、多聞と栞、真和と絵里加もケンカ別れしてしまった。第6話は、それぞれに心に傷を抱えながら今後の身の振り方を模索していく様子が描かれた。


■雄馬と奈美、多聞と栞のその後

雄馬と奈美はというと、見る目のなさを痛感した雄馬は結婚相談所を頼ることにし、奈美は母が勧める見合いをすることに。そんな2人は偶然にも互いの相手といるところに遭遇。それぞれの相手が帰ったあと、すぐに次の結婚へと進んでいることで言い合いをしながらも、雄馬は「いい人、見つけてね」と言い、お互いに「幸せになって」と願うのだった。

奈美が雄馬の祖母に別れたことを謝罪しに行ったとき、祖母は2人が付き合っているときお互いにキラキラしていたと言っていた。2人は新しい相手からそれぞれ好印象を受けているようだが、“素”は出せていない様子。雄馬も奈美も互いに許せないところがあっても、素で話せていた。2人はまた“キラキラ”した状態になれるのだろうか。

そして、自分がない生き方からの脱却を決意し、自分の好きなように生きていくと宣言した多聞。絵里加の店を不意に訪れ、恋愛するより1人でいるほうが楽と吐き出すと、絵里加も賛同した。その一方で栞のことはやっぱり気にかかる。会議で栞が考えた新企画を上司が横取りしようとしたときにかばってあげる優しさも見せた。

その直後に栞が父の看護をするために会社を辞めて実家に戻ると聞くと少なからず動揺した様子。メールで「ぼくはあなたと会えて、幸せでした」と送り、「寂しいです」と本音も付け加えたが、2人はこのままとなってしまうか気にかかる。


■夢を諦めた真和の失言で絵里加と愛がビンタ!

真和はというと、偶然バイトする牛丼店で食事していた栞に多聞を思いやる話をしつつ、別れた者同士で「付き合う?」と言ってしまい、水をぶっかけられた。だが、災難はそれだけではなかった。

夢だった脚本の仕事をようやくできるようになった真和だが、ドラマプロデューサーからChatGPTで作成した流れにするように言われ、怒りが爆発して仕事を降りることに。

それを知った絵里加が急いで真和の家に向かうと、愛と鉢合わせ。絵里加も愛も、真和が夢を諦めることを止めにきたのだ。そこに真和が就活のためスーツ姿で出てきて、2人から説教されると、「いい加減にしろよ。自分のこと棚に上げて勝手なことばかり」と言ってしまう。

そして、愛の今を否定するような言葉を吐くと、絵里加が「言い過ぎ」とその頬をぶった。それに怒り、「あんただって一生結婚しないとか強がってっけど、誰も自分みたいな女と結婚してくれないかもってビビってるだけだろ!」と言うと、愛が「セクハラ」だと反対の頬をぶち、真和の頬は真っ赤に。

あいいれない関係だった絵里加と愛がまさかの共闘。その根底には真和を思ってのことだ。涙する2人を見て「俺のことより自分の人生心配しろよ」という真和の言葉もまた本当の思いだ。

アラサーとなると、仕事や家族とのことなど、恋愛以外にもより深く考えることが多くなってくる。また、1人でいる幸せも感じたりもする。そんななかで本作の登場人物たちの選択に共感したり、ヤキモキしたりする。

Wビンタで赤くなった頬のまま就職面接に挑んだ真和。その痛々しさはそのまま心の痛みのようだ。「どうしたらいいんですかね」という泣き笑いの感情が胸に迫った。

◆文=ザテレビジョンドラマ部



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