吉田鋼太郎“黒澤”の余命が短いと知った田中圭“春田”の号泣する姿が切ない<おっさんずラブ-リターンズ->

「おっさんずラブ-リターンズ-」第8話より/(C)テレビ朝日

吉田鋼太郎“黒澤”の余命が短いと知った田中圭“春田”の号泣する姿が切ない<おっさんずラブ-リターンズ->

2月24日(土) 16:37

田中圭主演、林遣都・吉田鋼太郎らが出演するドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第8話が2月23日に放送された。黒澤(吉田)の余命短いと知らされた春田(田中)が黒澤と泣いて抱き合う様子が描かれ、その姿があまりに切なく、胸がギュッと苦しくなった。X(旧Twitter)でも「情緒しんどいんだけど」「久しぶりにはるたんと武蔵見せられて苦しくなった…」と視聴者が盛り上がりを見せ、トレンド入りを果たした。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】春田(田中圭)の家を訪れる黒澤(吉田鋼太郎)、ちず(内田理央)ら

■「おっさんずラブ-リターンズ-」とは

「おっさんずラブ」は、2016年に単発ドラマ、2018年に連続ドラマが放送され、2019年には映画化、さらに航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマも放送。

今回の「おっさんずラブ-リターンズ-」は2018年に放送された“初代おっさんずラブ”の続編となっており、新婚生活を送る“はるたん”こと春田創一&牧凌太(林)と、彼らの新居に乱入してくる“家政夫の武蔵さん”こと黒澤武蔵が、新しい“愛のカタチ”を模索していく“爆笑胸きゅんホームドラマ”となっている。

“初代おっさんずラブ”は、結婚したいのに全然モテない、33歳のポンコツ独身サラリーマン・春田が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤と、同居しているイケメンでドSな後輩・牧から告白されるという、新感覚の胸キュン純愛ラブストーリー。

連続ドラマの最終回では、黒澤のプロポーズを受けることにしたものの、結婚式当日、教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気付く春田。「行け!」と黒澤に背中を押された春田は、号泣しながら牧の元に走り出し「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに愛を叫ぶという愛の結末で終わった。あれから5年。おっさんずラブが真摯(しんし)に追求してきた、“人を好きになるとは…どういうこと?”という変わらないテーマを描く。

月日がたち、変わらないことと変化が訪れた春田と牧、そして黒澤。また、時がたてば、周りの人間関係も変わってゆく。シンママになり仕事と育児の両立に悩むちず(内田理央)、恋愛迷子になってアプリに没頭する武川(眞島秀和)、二世帯住宅で暮らし始める栗林(金子大地)と蝶子(大塚寧々)、4人家族になった舞香(伊藤修子)と鉄平(児嶋一哉)。そして、中途採用で入社してきた春田の歳上の部下・和泉幸(井浦新)、天空不動産の近くで、移動式おかかおむすび専門店「おむすびごろりん」を営む六道菊之助(三浦翔平)も現れる。


■黒澤の体調を皆で心配し始める

初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の思いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧。あれから5年の月日がたち、コロナ渦の遠距離恋愛を経て、春田と牧は遅れてきた新婚生活を歩み出す。しかし、課長に昇進した牧は帰国早々大忙し、春田も天空不動産で係長になり、中途採用で入社してきた年上の部下・和泉幸の教育係を任されることになり、すれ違ってしまう。

そんな2人を見かねたちずが自らも利用しているという家事代行サービス「ばしゃうまクリーンサービス」を紹介すると、春田と牧の家に現れたのは、なんと早期退職後、再就職を果たした“家政夫の武蔵さん”こと黒澤だった。

「余命1カ月、ですか…?」。春田と牧の結婚式の日、人知れず吐血した黒澤が病院で告げられたのは、衝撃の真実だった。

信じられない事態にぼうぜんとする黒澤だが、付き添いでやってきた元妻・蝶子には、心配かけまいと笑顔を見せる。そして帰宅後、“終活”について考え始め、“エンディングノート”を書き始める。

牧は、栗林から黒澤の異変について聞かされる。すると、ちずも、黒澤と偶然病院で出会った時に、「ストレス性の吐血」だと言っていたことを思い出す。

■春田「部長がいなくなったら俺どうしたらいいんですか?」

黒澤が長くないのではないかと考え、春田と牧の家でホームパーティーを開く。皆で集まったホームパーティは成功のうちに終わる。部屋の片付けをしていると、春田は「はるたんへ」と書かれた黒澤のものと思われるディスクを見つける。それは黒澤からのメッセージ動画で、春田は黒澤が桜が咲く頃にはこの世にはいないことを知らされる。

外に駆け出した春田はたたずんでいる黒澤を見つける。「部長がいなくなったら俺どうしたらいいんですか?」と泣いて問う春田に「君には牧がいるじゃないか!」という黒澤。黒澤が必要だという春田に「俺だって春田と牧の幸せをそばでずっと見ていたいよ!でも、それはかなわないことなんだよぉ…」と黒澤は泣き叫び、春田と抱き合って泣き崩れる。

晴れた朝。カーテンを開けて、青汁を飲む黒澤はおもむろに、「なぜなんだ、なぜ俺はこんなに元気なんだ」とつぶやくのだった。

黒澤と春田のシーンでは切なくて胸がギュッと苦しくなったが、「おっさんずラブ」のことだから笑わせてくれると信じたい。

Xでも「情緒しんどいんだけど」「久しぶりにはるたんと武蔵見せられて苦しくなった…」「毎話泣いて笑ってキュンとさせてくれるおっさんずラブが大好き」と視聴者が盛り上がりを見せた。

また、次回最終回について早くも「終わっちゃうのつらい」「あと1回で終わってしまうとか、もうロスがやばい」と惜しむ声も寄せられ、トレンド入りを果たした。

◆構成・文=牧島史佳



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