石橋貴明はYouTuber木梨憲武は連ドラ主演&自伝発売で逆襲も「とんねるずはなぜテレビから消えたのか」

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石橋貴明はYouTuber木梨憲武は連ドラ主演&自伝発売で逆襲も「とんねるずはなぜテレビから消えたのか」

2月20日(火) 12:00

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お笑いコンビ『とんねるず』の木梨憲武(61)が初の自伝『みなさんのおかげです木梨憲武自伝』(小学館)を刊行し、話題となっている。

■『春になったら』でも奈緒とW主演

「2200円と、なかなかの値段ですが、発売1日で重版がかかったそうです。近年の木梨は絵の個展や音楽フェスを開催して、お笑いからは距離を置いている。現在、放送中のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)でも、奈緒とW主演を務めています」(テレビ局関係者)

一方、相方の石橋貴明(62)は、2020年開設のユーチューブチャンネル『貴ちゃんねるず』をベースに活動。2人とも、地上波のレギュラーバラエティは0本の状態が続いている。

■合計視聴率60%

「90年代は、とんねるずの時代でした。『ねるとん紅鯨団』『とんねるずのみなさんのおかげです』(ともにフジテレビ系)、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)という3つの冠番組でバラエティ視聴率ランキングを独占。『ナイツ』塙宣之のユーチューブに出演した石橋いわく、“合計視聴率60%は取ってた”。文字通りテレビの王様でした」(前同)

木梨は前述の自伝で、当時をこう振り返っている。

《先輩芸人たちが同じ新幹線の普通車で移動する中、グリーン車に乗せてもらい、飛行機はファーストクラスが当たり前だった。超音速旅客機・コンコルドをチャーターしてもらって、ニューヨークからロンドンまで移動したこともあった》

しかし、00年代以降、徐々にその勢いを失う。

■ダウンタウンが天下を

「01年に『生ダラ』が終わり、人気に陰りが出る一方で、同じ“お笑い第3世代”の『ダウンタウン』がテレビ界で天下を獲った。

バラエティ全体が吉本色に染まる中、最後の砦だった『みなさんのおかげでした』も18年に終了。約30年続いたフジ木曜9時枠に、とんねるずは別れを告げました」(番組制作会社幹部)

なぜ、かつての超人気コンビはテレビから“消えた”のか。大衆芸能史の研究家で江戸川大学教授の西条昇氏は、こう分析する。

■お笑いBIG3との違い

「とんねるずの番組はダウンタウンや“BIG3”のように司会メインではなく、常に企画ありき。彼ら自身が面白いと思うことを伸び伸びとやるのが魅力でした。それが、社会の価値観の変化により、彼らのやりたいことがやりにくい時代になっていたと思います」

テレビに出る芸能人は、時代に合わせ、芸風の変化が求められる。それは、芸人であっても同様だ。

“男気じゃんけん”が象徴的だが

「彼らの芸風は当時から“部室芸”と称されていた。つまり“内輪の笑い”に周囲を巻き込むスタイルを指した言葉です。番組スタッフと組んだ音楽ユニット『野猿』や、高額商品を勝った人が買う“男気じゃんけん”が象徴的だが、近年では、そのノリに嫌悪感を覚える人も多いはずです」(カルチャー誌編集者)

結果として、“ファンの新陳代謝”を起こせなかったことが痛手だったようだ。

「メディアの状況も変わり、彼らのコアファンだった層がゴールデンタイムの視聴者層ではなくなったのも大きい」(前出の西条氏)

■無理にテレビにこだわる必要はない

それでも、木梨はアート活動の展覧会などで多くの来場者を集め、石橋は新たな“部室”ユーチューブで、登録者数160万人超という大きな支持を得ている。

「彼らも好きなことをできないなら、無理にテレビにこだわる必要がないんでしょう。実際、現在の2人の活動は年齢相応の自然体が魅力です」(前同)

還暦を過ぎた今、とんねるずが生み出す新たな笑いに期待したい。


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