和田彩花が、2月19日（月）にデジタルニューシングル「plastics girl」をリリースする。

前作「きいろいいえ」から1年を経て発表する今作は、シンガーソングライターのmekakusheとのコラボレーション曲。

完成まで2年がかかった、和田彩花のアーティスト活動の中での重要作となる。

コメント
和田彩花：
メカクシーさんがツイッターの投稿に曲を作りたいと書いてくれたのが、本楽曲制作の始まりの始まりです。今の音楽活動を聞いてくれて、それをSNSに書いてくれたことがとてもとても嬉しかったです。個人的な話になりますが、メカクシーさんとの楽曲制作時、渡仏して使用する言語、置かれた社会状況の変化により、あらゆる詞が書けなくなっていました。曲の完成までに少し時間がかかってしまったのですが、詞が書けない時期から今日までやりとりを続けてくれたおかげで、音楽活動の転換点になりそうな時期をウマく乗り越えることができました。ここで改めてお礼を言いたいです。ありがとうございます。

タイトルにもなっている「plastics girl」は、メカクシーさんからのデモ、仮歌詞で使われていた言葉です。

本編の歌詞と印象が異なるタイトルだと感じられる方もいるかもしれません。しかし今回は、2人だからこそ作れる世界観、メカクシーさんが最初につけた「plastics girl」と、この文字から溢れるイメージをなくしたくなく、タイトルに残しました（私がガールという言葉を使わない心持ちはここでは必要ないです）。光ながら切ないメロディに、私の切なさ、苦しみを詞で乗せました。共通点がありながらも、もちろん異なる2人だからこそ作れた「plastics girl」を楽しんでもらえたら嬉しいです。

mekakushe：
和田彩花さんはアイドルの在り方として自分にはロールモデルがいない、とインタビューで話していました。

だから私は、彼女の存在を決めつけることのない音楽を作ろう、そう思いました。原宿の喫茶店で打ち合わせをした時、偶然にも“フランス”という共通項を見つけ、“フランス音楽について教えてください”と興味を持ってくださったのを覚えています。そんなお互いの共通項から心通うものを感じてしまい、きっと私の中から自然と溢れてきたものをそのまま受け入れてくれるんじゃないか、という烏滸がましい願いみたいなものにメロディを託し自由に書かせていただいたが「plastics girl」です。

印象派の絵画には明るい水彩や光を想起するので、それを音楽でもやりたくて、ならば光の描写を浮遊感漂うサウンドで表現できたらと思いつきました。彼女の活動や思想のすべてがいつか束になり、それに名前がつく、彼女を見ていると、まだこの世界には名前のついていないものがたくさんあるのかもしれないと思えるのです。


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