「宇宙戦艦ヤマト」を製作した西崎義展が企画、原案、製作を務め、精鋭スタッフ陣とともに手がけたテレビアニメ「宇宙空母ブルーノア」が「BS10スターチャンネル」にて放送&配信されることが決定した。
【画像を見る】「宇宙戦艦ヤマト」のスタッフが集結し製作した「宇宙空母ブルーノア」
空前の「宇宙戦艦ヤマト」ブームが続く渦中に、同作のスタッフの「ヤマト」に次ぐ新しい試みとして製作され、1979年~1980年にかけ放送されたSF海洋戦記アニメ「宇宙空母ブルーノア」。「ヤマト」シリーズを創出したアカデミー製作(当時)が製作を担当し、当時代表取締役社長だった「ヤマト」の生みの親、西崎が陣頭指揮を執った意欲作でもある。人工衛星に軍事国家を持つゴドム陣の侵攻によって地球は占領され、総人口の9割を失った地球軍。地球軍は、最後の切り札として、戦略空母ブルーノアの極秘開発に着手する。
戦争、戦記映画、スペース・オペラ色が強かった「ヤマト」に対し、本作ではメカニック・バトルシーンが海戦中心に展開していく。空母ブルーノア以上に、主人公らが搭乗する潜水艦シイラが活躍するなど、海洋ロマン、海洋アドベンチャー的な作風に仕上がっているほか、登場人物もメインが学生ということで青春ドラマ要素も強く、1980年代のハリウッドを先取りしたかのような世界観を呈している。
主人公、日下真を「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイの声優と並走して古谷徹が演じたほか、ヒロイン、土門慶に「UFOロボ グレンダイザー」、「宇宙海賊キャプテンハーロック」で可憐なヒロインを演じた川島千代子、「未来ロボ ダルタニアス」の主人公、楯剣人役、「機動戦士ガンダム」のカイ・シデン役と並走して古川登志夫がゴドムの総帥ザイテルを演じた。「宇宙海賊キャプテンハーロック」のハーロック役で知られる井上真樹夫が真のライバルともいうべきユルゲンス司令役を演じ話題に。そして「ヤマト」シリーズと同時に重鎮、伊武雅之(伊武雅刀)が出演。さらに柴田秀勝、大竹宏、宮内幸平、戸谷公次、徳丸完、千葉繁らが脇を固めるほか、ナレーターを石原良が務めている。
精鋭スタッフ&豪華声優陣による最強な布陣によって製作されたSFアニメ「宇宙空母ブルーノア」。放送45周年を迎える、海を舞台に繰り広げられる壮大な戦いと等身大のヒューマンドラマをぜひ楽しんでほしい。
文/サンクレイオ翼
※西崎義展の「崎」は「たつさき」が正式表記
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