香取慎吾「シャイじゃないです。必死なんです」亡くなる直前の寺山修司役に挑む

舞台「テラヤマキャバレー」舞台あいさつに登壇した香取慎吾ら/撮影:後藤響平

香取慎吾「シャイじゃないです。必死なんです」亡くなる直前の寺山修司役に挑む

2月9日(金) 6:30

舞台「テラヤマキャバレー」の舞台あいさつが2月8日、東京・日生劇場にて開催。キャストの香取慎吾をはじめ、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)の他、池田亮氏(脚本)、デヴィッド・ルヴォー氏(演出)が登壇した。
【写真】香取慎吾が亡くなる直前の寺山修司さんを演じる

■香取慎吾「シャイじゃないです。必死なんです」

2月9日(金)から29日(木)に日生劇場、3月5日(火)から10日(日)に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される本作。

香取が演じるのは、没後40年を迎えた詩人・作家の寺山修司。物語は寺山さんが亡くなる前夜の1983年5月3日から始まる。虚実に満ちた寺山さんのパワフルな世界を作家の池田氏が書き下ろし、ブロードウェイ、ウエストエンドなど世界的に活躍するルヴォー氏が演出を行う。

稽古中のエピソードを聞かれた香取は「稽古は1月4日からほぼ毎日ありました。本当に毎日のようにあってビックリしました!」と言い、両脇のルヴォー氏と池田氏をにらむように見つめて会場を笑わせた。

また、「稽古が始まってすぐにルヴォーさんから『君はシャイなのかい?』と聞かれて。お芝居の仕事のときは共演者の方とワイワイと会話が弾んだりする時間をあまり作らずにきました。言われて初めて気付いたんですけど、『シャイじゃないです。必死なんです』と。『そうか、僕は今まで必死だったんだ』と。こういう舞台に向けてのときなど、ギリギリまで台本を読んでいる方なんですけど、今回は今までよりは早く、劇場入りしたときには台本を放すことができました!」と発表し、自分で拍手をして、会場からの拍手も誘っていた。

■寺山修司作詞の楽曲「質問」への思い

寺山さんについての掘り下げ方を質問されると、香取は「寺山さんについてはあまり詳しく知らなかったんですが、ルヴォーさんと池田さんからいろいろなことを教えてもらいました。自分の中で役が育っていく中で、複雑な部分や難しさを最初は感じていました。その先にあるのは、僕も感じたことのある生きている中での難しさや苦しさ。生きるということが寺山修司なのでは、というところに今はきています」と話す。

寺山さん作詞の楽曲「質問」については、「『質問』という楽曲は、音楽劇となっているこの舞台でも歌っています。舞台で歌う以外にも配信されることが決まっています。音楽プロデューサーの朝妻一郎さんの思いが強く、『SMAP×SMAP』の番組プロデューサーをしていた黒木彰一さんが朝妻さんからその思いを受け取ったんです。3年ほど前に黒木さんが所属事務所に『質問』を持ってきてくれて、いつの日か歌えたらなと思っていたところにこの舞台の話が来て。この寺山さんによる作詞の曲と舞台がつながって、今回配信させてもらうことになりました」と説明。

さらに、「『質問』という曲も『質問』という言葉も、この舞台でとても大切な言葉になっています。僕もたくさんの質問を、これからもいろんな人に投げ掛けていきたいと思います」と伝えた。

◆取材・文=後藤響平



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