『RUST』スタッフ、武器担当者のアルコール&ドラッグ使用を懸念していた

アレック・ボールドウィン (C)AFLO

『RUST』スタッフ、武器担当者のアルコール&ドラッグ使用を懸念していた

2月2日(金) 14:00

アレック・ボールドウィン主演のウエスタン映画『RUST(原題)』の撮影現場で起きた銃誤発射による死亡事故。スタッフは当時、武器担当者のハンナ・グティエレス・リードのアルコールとドラッグ使用を懸念していたことがわかった。

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事故は2021年10月、米ニューメキシコ州のボナンザ・クリーク牧場で撮影中だった『RUST(原題)』のリハーサル中に発生。アレックの構えた銃が誤発射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが亡くなり、監督のジョエル・ソウザが負傷した。

武器担当者のハンナ・グティエレス・リードが、過失致死のほか、証拠隠滅の罪で起訴されているが、DailyMailによると、これは、警察署で取り調べを受けた後に、彼女がコカインの入った袋を処分したことをうけてのことだそう。

この後2月22日に始まる裁判を前に、法廷に提出された文書が明らかになり、彼女とスタッフの間で、彼女のドラッグ乱用を懸念するメッセージのやり取りが行われていたことがわかった。メッセージには、リードがマリファナとコカインを使用しており、薬物乱用により、無謀な行動をしているという懸念が書かれているそうだ。

撮影には、キャリアの浅いリードをサポートするため、セス・ケニーが武器に関する助言を行うメンターとして撮影に参加し、自身の会社を通じて銃弾を供給していたことが分かっているが、彼と小道具係のサラ・ザッカリーとの間で交わされたメッセージも公開。サラは、「自分は泥酔していたから、(リードが)金庫から銃を持ち出したとき、実弾を持って行ったことを知らなかった」と記しているという。

特別検察官はこの文書で「リードはサンタフェのホテルでマリファナでハイになっているときに、映画の撮影で使う銃弾の箱を所持していた」と記述。実弾が撮影現場に持ち込まれた責任はリードにあるとする、確たる証拠があるとしているようだ。

これに対しリードの弁護士は、証拠隠滅について「起訴する根拠がないことは明らかだ」とし、彼女が所持していた袋の中身はテストされておらず、クライアントがそれを使用したという証拠はないとコメント。「不当な先入観によって起訴された」と反発している。

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