式神・伊勢の過去が描かれた第4話…あるあやかしとの友情エピソードに「涙なしでは見られない」の声続出<百千さん家のあやかし王子>

テレビアニメ「百千さん家のあやかし王子」第4話より/(C)2023 硝音あや/KADOKAWA/百千さん家のあやかし王子製作委員会

式神・伊勢の過去が描かれた第4話…あるあやかしとの友情エピソードに「涙なしでは見られない」の声続出<百千さん家のあやかし王子>

1月29日(月) 19:30

テレビアニメ「百千さん家のあやかし王子」(毎週金曜深夜0:00-0:30、TOKYO MXほか/ABEMA・Huluほかで配信)の第4話が1月26日(金)に放送された。今回は、式神の猩々・伊勢(CV:小野友樹)の過去が明らかに。彼が友達を大事にするきっかけとなったエピソードに涙する視聴者が相次いだ。
【写真】火車はあやかしの中でも別格の存在であることが判明した

■「百千さん家のあやかし王子」とは

本作は、漫画雑誌「ASUKA」(KADOKAWA)にて、2013年から2019年にかけて連載され、累計発行部数110万部以上、10言語で翻訳・出版されるなど海外でも人気を集めている硝音あやによる漫画が原作。亡き両親の遺言状により、山奥の日本家屋を相続することになったヒロイン・百千ひまり(CV:川井田夏海)と、そこに住み着くあやかしたちとの生活が描かれる。

2015年には実写舞台化もされ好評を得た“あやかし系和風ファンタジー”がこの度、満を持してアニメ化された。「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ」のボブ白旗が監督を務め、「うちの会社の小さい先輩の話」の蒼樹靖子がシリーズ構成を担当。アニメーション制作はドライブが担当する。

■火車が仕掛けた罠で絶体絶命のピンチに



前回、百千家に招き入れることになってしまった謎のあやかし・火車(CV:八代拓)。その日から、御守様である葵(CV:大塚剛央)の力で保たれていた百千家の平穏が崩れていく。

火車は一体、何者なのか。ひまりは異変を察知して怯える小妖怪たちから、巨大な妖力を持つ火車はあやかしの中でも別格の存在であることを聞かされる。水蛇として悠久の時を生きる大妖怪の紫(CV:立花慎之介)や、あやかしの名門・猩々一族の御曹司である伊勢も、本来は言葉を交わすのも躊躇われるほどに位が高いという話に驚きを隠せないひまり。特に伊勢が良いところのお坊ちゃんなど、ひまりには到底信じられなかった。

そんな中、ひまりは家の至るところに黒い車輪の紋を発見する。火車が自己アピールとして残していったものと思いきや、それは罠だった。葵が火車の罠に気づいた瞬間、家のなかに張り巡らせていた封印が解かれ、牛の頭に人間の身体を持つあやかしの牛頭(ごず)が現れる。すぐに葵は退治にかかろうと鵺に変身するも、火車の闇の炎と妖力を封じる縄がその身体の動きを封じ込める。

絶体絶命のピンチの中、伊勢は猩々としての本来の姿に変身し、自分の炎で火車の炎に対抗しようとした。しかし、それは己の身さえも焼き尽くしかねないほどの”地獄の炎”。暴走を極めた伊勢を唯一止められるのは葵だけだが、その葵は今まさに無力化されている。伊勢の彷徨とメラメラと燃えたぎる赤い炎で一気に物語が緊迫感に包まれた。


■伊勢が友達を大切にするワケとは?

なぜ、伊勢は危険をおかしてまで葵を助けに行こうとしたのか。その理由が伊勢の過去から浮かび上がってくる。

「その姿は紅に燃え、咆哮は万里に轟く」と言われる伝説の大妖怪・猩々一族の御曹司として生まれた伊勢。しかし、しがらみを嫌う伊勢は一族の掟に従わず、家を追われた。

そんな伊勢に懐き、つきまとっていたのが犬のあやかし。ある日、伊勢は家族や友人とのつながりを大事にする人間に興味を持っていた犬のあやかしと人間界へ。彼らが降り立った場所こそが、"現世"と"幽世"の狭間に建つ百千家だった。

だが、そこで伊勢は襲いかかってきた悪妖を燃やしたことで全身が腐れ始めてしまう。伊勢は人間界で力を使うと全身が腐れ落ちる呪を一族にかけられていたのだ。意識を失い、次に目が覚めた時は布団の上。そこには、自分を助けるために力を使い果たした犬のあやかしと、幼き日の葵がいた。

「どうか生きてくだされ。そして、末長く幸せに。我が友よ」

誰からも何からも縛られず、自由に生きてきた伊勢。そんな彼にとって唯一の、大事な“しがらみ”。それが、犬のあやかしとの友情だった。その友の最後の願いを聞き入れ、生き残るために伊勢は葵の式神として契約を交わした。そして誓った。「もう二度と仲間をダチを失うようなことはしない。なにがなんでも守ってみせる」と。

■視聴者から「涙無しでは見られない回」との声も

たとえ己の身が滅ぼうとも仲間を守ろうとする伊勢。そんな彼の暴走を止められるのは主である鵺しかいない。ひまりは紫と協力し、勇敢にも自ら鵺の縄を解く手助けに向かう。ようやく火車の呪いから自由になった鵺の命令で我を取り戻した伊勢は、真の炎で牛頭を焼き尽くすのだった。

伊勢が持つ、家が吹き飛ぶほどの妖力が大迫力のアニメーションで描かれた第4話。犬のあやかしとのエピソードに涙した視聴者も多いようで、SNSでは「伊勢の話は泣ける……」「伊勢の友達を大切にする強さと優しさが沁みた」「伊勢がお坊ちゃんっていう事実に結構びっくりしたけど初めての友達とのこと…切なかった」「涙無しでは見られない回だった」という感想が飛び交った。

また、伊勢はピンチを救ってくれたひまりのことも仲間と認めた様子。ひまりの強さを実感した葵の中でも彼女はどんどんと大事な存在となっている。一方、葵は火車が家に残した車輪の紋が見えなかった。それは火車が言う通り、葵が人ではなくなりつつある証拠なのか。なぜか鵺に執着心を見せる火車との関係についても気になるところだ。

■文/苫とり子



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