松任谷由実の名曲から生まれたドラマ『ユーミンストーリーズ』にクリスタル ケイ、池松壮亮らの出演決定劇伴は青葉市子

夜ドラ『ユーミンストーリーズ』新キャスト陣 (C)NHK

松任谷由実の名曲から生まれたドラマ『ユーミンストーリーズ』にクリスタル ケイ、池松壮亮らの出演決定劇伴は青葉市子

1月25日(木) 17:10

夏帆、麻生久美子、宮崎あおいが出演する夜ドラ『ユーミンストーリーズ』(NHK総合)が、3月4日から3週にわたって放送。本作より新たな出演者、新たな出演者、劇伴音楽担当、放送日が発表された。

【写真】『ユーミンストーリーズ』の劇伴音楽を担当する青葉市子

本作は、幅広い層に愛される松任谷由実の名曲からインスピレーションを得て、3人の小説家が生み出した3つの物語をドラマ化。映画、ドラマ、ミュージックビデオなどで活躍する3人の監督、3人の気鋭脚家、豪華出演者たち、トップクリエイターが集結し、1日の終わりの15分、ユーミンの名曲に思いはせながらホッと一息つけるオムニバスドラマを3週にわたって届ける。

そして、ドラマのキーとなるユーミンの名曲「青春のリグレット」「冬の終り」「春よ、来い」とは別に、物語を彩る劇伴音楽に、コンサートではたびたびユーミンの「卒業写真」をカバー演奏しているアーティスト・青葉市子が決定した。

青葉は「ひとりぽっちでは味わえない、幾つもの人生の物語を、こうして分けて頂けること、音楽と共に寄り添えることを幸せに思います。風景や心模様によって、こんなにも音楽は変幻自在に踊ることができるのだと日々発見しては喜んでいます。どうぞお楽しみください」と言葉を寄せている。

各ストーリーの新たな出演者、放送日時は以下の通り。

■第1週「青春のリグレット」(NHK総合)
3月4日~7日各日22時45分放送(各話15分・全4回)。

結婚して4年で夫に浮気され、夫婦関係が破綻しかけている菓子(かこ/夏帆)。まだやり直せる。そう考えた菓子は夫の浩介(中島歩)を旅行に誘うが、その旅先で、昔ある人に言われた言葉が実は重要な意味を持っていたことに気づき…。青春時代の記憶が後悔となって呼び起こされる、ほろ苦い恋の物語。本作に金子大地、片桐はいり、中島歩の出演が決定。

菓子の元彼・陸を金子大地が演じる。金子は「松任谷由実さんの曲は僕も子供の頃から親しみのある曲が多く、その中の曲をドラマにして自分が参加できるなんて本当にうれしかったです。青春のリグレットは誰しも経験があるのではないかなと思います。夏帆さんを筆頭に素敵なチームで作り上げたドラマを皆さんに是非観ていただきたいです」とコメント。

菓子が旅行した先で立ち寄るお店「しらかばヒュッテ」の店員を、片桐はいりが演じる。片桐は「胸のどこかをずうっとツネられているような気持で台本を読みました。ここでちょっと箸休め…と思ったら、片桐の出番でした。菊地(健雄)監督のていねいな演出でどんなすてきなドラマになるのか楽しみです」と話す。

菓子の夫・浩介を演じるのは中島歩。中島は「岨手(由貴子)さんの脚本、菊地さんの演出、夏帆さんの相手役という、ずっと心のどこかで思い描いていたような企画でした。それをNHKの夜ドラというナイスな場で、しかも大好きなユーミンさんにちなんだ作品でごきげんでした。真っ当に生きることに疑問を感じている方には特にご覧いただきたいです。もちろん真っ当に生きることを諦めている方にもご覧いただきたいです」としている。

■第2週「冬の終り」(NHK総合)
3月11日~14日各日22時45分放送(各話15分・全4回)

スーパーでパートとして働く藤田朋己(麻生久美子)は、新しく入った パートの仙川真帆(篠原ゆき子)と全く会話が続かず気まずい思いを募らせる。しかし有線である曲が流れた時、初めて変化が訪れた。もう一度、少しだけ日常に変化を。一人の思いをくみ取ったパート仲間によって、ちょっとした大ごとに発展してしまう友情の物語。本作に、篠原ゆき子、伊東蒼、クリスタル ケイ、浅田美代子の出演が決定。

仙川真帆役の篠原ゆき子は「『あぁ、私この話すごく好きだ』出演が決まって台本を読み終えたとき、ストレートにそう思いました。そのあとすぐに、車の中で『冬の終り』を聴いてみたら、涙がツーツー流れてきて。それからは毎日『冬の終り』ばかり聴いていました。麻生久美子さんをはじめ、大好きな役者陣と共演できること、そして素晴らしいスタッフ陣とご一緒できること、とにかく撮影が楽しみでした。曲『冬の終り』の最後に『あの頃の私たち 同じだけ 楽しかった』という歌詞があるんです。この作品の全てが詰まったフレーズだなと思います。是非ご覧ください。私はユーミンの曲が、この作品の世界が、大大大好きです」とコメントしている。

通っていた高校になじめず中退し、現在はスーパーマーケットの鮮魚売り場を担当するパート・みつきを演じるのは、伊東蒼。伊東は「お話をいただく以前から原作を読んでいたので、みつきを演じさせていただけて少し運命を感じて、すごくうれしかったです。年齢や関係を超えた友情が温かく描かれていて、自分の中での友情の解釈が大きく広がり、現場でもキャスト・スタッフの皆さんが常に温かい雰囲気を作ってくださり、短い撮影でしたが、みつき達の間にあった“友情”に近いものを感じました。私がそうであったように、この作品が今まであまり聴いたことのなかった方達が、松任谷由実さんの温かくそっと寄り添ってくれる楽曲に触れる機会になってくれればいいな、と思っています。ぜひご覧ください!」とメッセージを。

クリスタル ケイが演じるのはスーパーマーケットでパートタイマーたちの信頼があつい正社員・前田役。クリスタル ケイは「出演のオファーが来た時は速攻で出ますと返事させていただきました!ユーミンさんのセレブレーションに参加できるのと、素晴らしいキャストの皆さんとご一緒できることがとても嬉しかったです。エンタテイナーとして、演技もずっとずっと興味を持っていて、もっと日本のテレビでもストーリーテラー的なことをやりたいなと思っていました。前田役は外国人でありながら、日本で育って、この小さなコミュニティーの中でアイスブレーカー的な存在なのかなと自分なりの解釈で挑戦させていただきました。キャストの皆さんのキャラクターもとてもリアルでストーリーもとても日常の中での人間同士の繋がり、思いやり、飾らないユーモアがあふれていてとても楽しかったです。皆さんに是非楽しく見ていただきたいです」と言葉を寄せた。

浅田美代子が演じるのは、スーパーマーケットの鮮魚売り場を担当するパート10年目のベテラン・定岡正子。浅田は「ユーミンの歌をドラマにするという企画に面白いと思いました。私はスーパーマーケットに10年働くベテランで、若いみつきと何故か仲が良い。この話の中で私の役は楽しく遊ぶことが出来ました。箱田(優子)監督とのお仕事は初めてだし、麻生久美子さんとも初めてでしたが、あっという間に仲良くなり、楽しい元気な現場でした」と撮影を振り返った。

■第3週「春よ、来い」(NHK総合)
3月18日~21日各日22時45分放送(各話15分・全4回)

一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮崎あおい)。誰のために使ったら良いのか。亡くなった母は誰のために使ったのか。疑問の答えを求めてたどり着いた先に、同じ“あれ”の力を授かった雄大(池松壮亮)、生きることをつらく感じる中学生の多英(白鳥玉季)が見えない糸で導かれ…。誰かを思う気持ちが春を連れてくるあたたかな物語。本作に、池松壮亮、白鳥玉季、小野花梨、岡山天音、田中哲司の出演が決定。

“あれ”の力を持つ住宅販売会社社員・衣笠雄大役・池松壮亮は「監督の奥山(大史)さんに誘われ、とても素敵な物語に出会いました。『春よ、来い』という名曲から、こんな物語が生まれるなんて。この世界の結びつきと、人を想うこと、誰かの幸せを願うこと、そして愛の発見を導いてくれるような作品です。春を待ちながら生きる、春を望む私たちを照らす、光の粒のように優しく美しい作品になるのではないかと思います。2024年の春にこの素敵な作品を届けられることを幸せに思います。是非楽しみにしていてください」とコメントした。

中学1年生の上原多英を演じるのは白鳥玉季。白鳥は「衣装合わせで奥山監督から『多英は白鳥さんが演じやすい役なのかもしれません。でも今までみたことないような部分も 見せていけるといいですね』という言葉をいただきました。監督と相談をして今まで挑戦してみたかった芝居にもチャレンジをしながらとても楽しく撮影に臨んでいます。観てくださる方も心がいっぱいになる作品だと思います。楽しみにしていてください!」とメッセージを。

多英の叔母・谷川なりみを演じるのは小野花梨。小野は「幼いときから『春よ、来い』はいつも側にいて、どんなときでも温かく包みこんでくれました。そんなこの曲の持つ淡い優しさと切なさがぎゅっと詰まった脚本だと思いました。豊かな温もりのあるこの作品の一部になれる喜びをかみしめながら演じさせていただきます」と話している。

カナコの務める文具メーカーにも営業に訪れる保険会社社員・千崎倫也を岡山天音が演じる。岡山は「僕が演じさせていただく千崎は、宮崎さん演じるカナコと、お互いの人生を徐々に交差させていくキャラクターです。自分だけが歩いてきた一本道と、誰かの一本道がふと交わった時に生じる面白さと美しさを、みてくださる皆様にも味わっていただきたいです。千崎というキャラクターを大切に楽しんで演じたいと思います。ドラマをご覧になる皆様の元に暖かな日がやってくる事を祈っております」と言葉を寄せた。

田中哲司が演じるのは、海辺でペンションを営む雄大(池松)の父・衣笠充流。田中は「最初に台本を読んだ時に、ごく日常なのに、ちょっと不思議で、とても温かい作品だと思いました。あー、こう言うの好きだなぁ。と。3つのストーリーがそれぞれ淡々と進行していくなかで、僕は池松君の父親役で参加しました。久しぶりの再会は月日を感じさせず自然に親子になれた気がします。そして池松君としか絡んでないくらいずっと一緒で心地よい濃い時間を過ごせました。ですので見どころは池松君との少し微妙な親子関係です。僕自身も完成が今から楽しみです」と期待を寄せた。

夜ドラ『ユーミンストーリーズ』は、NHK総合にて3月4日~21日まで毎週月曜~木曜22時45分放送。

BSP4Kでは3作品を前編・後編の2回に分けて放送。前編「青春のリグレット」「冬の終り(前半)」は3月8日21時、後編「冬の終り(後半)」「春よ、来い」は3月15日21時放送(いずれも89分)。

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