「サウナ界でもプロレス界でもトップを獲りたい」DDTの看板ユニット・サウナカミーナが語る野望

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「サウナ界でもプロレス界でもトップを獲りたい」DDTの看板ユニット・サウナカミーナが語る野望

1月23日(火) 17:25

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サウナカミーナ座談会後編

(中編:サウナカミーナの発起人がいきなり敵に亀裂の決定打になった「松葉杖蹴飛ばし事件」>>)

『マツコの知らない世界』(TBS系列)でサウナ愛を熱くプレゼンし、マツコ・デラックスからもそのキャラクターを絶賛された、DDTプロレスリングの超人気ユニット「The37KAMIINA(サウナカミーナ)」。上野勇希、MAO、勝俣瞬馬、小嶋斗偉による座談会の後編では、「仮入部中」の平田一喜や、今後の目標などについて語り合った。



今後について語った、DDTの人気ユニット・サウナカミーナの4人 Photo by 林ユバ

今後について語った、DDTの人気ユニット・サウナカミーナの4人 Photo by 林ユバ





【サウナカミーナに新メンバーは加入する?】――先日、ユニットが解散になった平田一喜選手がサウナカミーナに入りたがっています。「捨てレスラー」と書かれた段ボール箱に入ってアピールしてきたり......。小嶋選手は平田選手を"拾って"あげたい?

小嶋斗偉(以下、小嶋):そうですね。独りぼっちで可哀想だし。

上野勇希(以下、上野):小嶋も俺らの"ペット"やもんな。

小嶋:えっ......。

上野:小嶋も捨てられてたから、我々が拾った。

小嶋:確かに......。同じ気持ちになったのかもしれない。

MAO:サウナカミーナは"暖かいお家"に見えるんだね(笑)。

小嶋:入りたくなっちゃうんです。通りすがったら、めっちゃ楽しそうだから。

MAO:僕はインフルエンザで休んでたら、平田からLINEギフトが送られてきました(笑)。こんなにしてくれるんなら、俺はOKかな。去年、何回も平田と試合をして、タイトルマッチもやって、その度に「平田一喜、すげー!」と思ったので。一緒にやっても面白いんじゃないかなと思う。

上野:明るさとか、楽しさという部分での親和性は高いと思うんですけどね。僕たちって、試合ではがっちりしている部分を出さないと、勘違いされがちでもある。そういうところで、平田さんが合うかどうかわからないとも思いますけど、平田さんが持っている能力はすごく高いし、そこを上回る親和性はあるのかなという気はしてます。

勝俣瞬馬(以下、勝俣):僕も最初は「アリだな」と思ってたんですけど、鶴見(青果市場大会)で電流爆破があって、大会が終わったあとにセコンドについていた平田さんにマイクを奪われたんですよ。それで元気よく「昔の勝俣みたいだ」とコメントして会場の雰囲気が微妙になった時に、「ちょっと待てよ」と。平田さんが入ったら、俺の居場所がなくなる。会場の熱を下げる"水風呂マイク"は俺の役割だし、ふたつもいらねえなと。

上野:その時は、いい水風呂マイクをしたんですよね(笑)。

勝俣:サウナカミーナ結成当初の俺のマイクとそっくりなことを平田さんがしていた。だから、今はちょっと反対ですね。

上野:居場所を守るために!?(笑)平田さんは昔の瞬馬を見ているようなんですよ。水風呂マイクの使い手だし、ナチュラルに似てる。今の瞬馬はサウナ小屋の「SeaSaunaShack」の総支配人としても満たされていますから、平田さんが「飢えてた頃の瞬馬」を超えてくる可能性はあるかも。

勝俣:ダメよ!俺の立ち位置があるんだからさ!

MAO:「サウナカミーナには水風呂が二種類ある」でもいいじゃない?

勝俣:違うのよ。平田さんは「氷になる」って言ってたのよ。あの人は氷になって、俺の水風呂に入ろうとしてきてる。それでグルシン(10℃未満の水風呂)にしようとしてるの。

MAO:隣同士の水風呂じゃないのか(笑)。同じ浴槽で混ざった上に、冷たいほうが勝つんだね。

勝俣:冷たければいいってもんじゃないから!最初は俺も「いいな」と思ったし、平田さんとはデビューしてからずっと一緒に闘ってきて、手も合うし、組んだらもっと合うと思うけど、僕の水風呂には入らないでほしい。EXTREMEがあるので(1月28日、勝俣は平田が持つDDT EXTREME王座に挑戦)、どれだけ本気でサウナカミーナに入りたいのかを、闘って感じることもあるだろうな。

上野:最終的には本気度ですよね。

勝俣:そう!本気を感じたい。鶴見では僕たちの試合のセコンドについてたから。

上野:さすがのセコンドワークで、すごい応援もしてくれるし、"行かないといけないところに行く"能力はあるよね。

勝俣:それ、俺でいいのよ!その役目は俺でいいのよ。

【DDTの顔であるという自覚と責任】――今後の目標をひとりずつ教えてください。

上野:まずKO-D無差別級のチャンピオンとしては、「DDTには誰がいるの?」となった時に、「上野がいる」という状態にならないといけないと思う。サウナカミーナもまったく同じで、「DDTと言えばサウナカミーナがあるよね」と言われるようになりたい。

僕たちが頑張れば頑張るほど、DDTやプロレス業種自体が盛り上がっていく存在になれると思って始めたユニットですけど、MAOさんも海外に行って、瞬馬もサウナを作って、僕もチャンピオンになった。小嶋もすごい天才で、目標が現実になってきている。でも全然今がゴールではないですし、なんならDDTの知名度を追い越すくらいの勢いでやっていきたいと思います。

勝俣:「僕ができることで、サウナカミーナをもっと広めていきたい」と思っているので、プロレス界、サウナ界でも「サウナカミーナっていうのがいるんだよ。プロレスしてるんだよ」と、お客さんに来てもらえるような活動をしていきたいです。僕は去年、怪我で半分以上を欠場してたので、今年こそは完全復活して、サウナ界でもプロレス界でもトップを獲りたいですね。

MAO:サウナカミーナは、現段階でDDTのトップと言っていい。DDTの顔であるという自覚と責任を持って、ガンガンにいろんなものぶん回して、DDTに欠かせないものになって、立場を上げてデカい面したいですね。

小嶋:僕は、今年はチャンスを逃さない。去年はいろんなチャンスがあって、最初は若手同士の試合でアメリカに行けるか行けないかとなったけど、チャンスを逃してしまった。ベルトとか、先輩とのシングルマッチとか、そういうチャンスをずっと逃し続けたので、今年はチャンスを逃さないことを目標にしています。

上野:ズバリ、一番のチャンスは?

小嶋:やっぱりベルトです。

上野:どのベルトを獲りにいく?アイアンマン(ヘビーメタル級王座)?

小嶋:アイアンマンはめちゃくちゃ欲しい。

上野:欲しいんや!意外!

MAO:アイアンマンはいいよなあ。

上野:小嶋がアイアンマンをクリエイティブしている姿、見てみたいなあ。小嶋のアイアンマンロードって面白そうですね。

小嶋:目標はそれです。

――サウナカミーナとしては?

小嶋:僕から見たサウナカミーナは、すでにほぼ完璧に近いんじゃないかと思っています。

上野:俺は、もちろん小嶋も含めて、6人タッグのベルトも獲りたいと思ってるよ。「小嶋くんも頑張ってるよね」というところから、もう一段階上がりたい。小嶋はまだ若手の枠なんですけど、僕たちと組んだり、ノッてるときの小嶋はすごくいいパフォーマンスをしてくれる。サウナカミーナが本当にトップで"ベスト"になるには、小嶋が僕たちのところまで上がってこなければいけない。そうしたら"完璧"になります。身長も伸びてるしな。

小嶋:「伸びてる」って言われるんですけど、絶対に伸びてないと思います。

上野:小嶋の身長と成長は比例してますから。

小嶋:こっから伸び続けるんですか(笑)。

――2月14日には、サウナカミーナのプロデュース興行『花より熱波3~ととのいをキミに~』が開催されますね。

勝俣:プロレスファンもそうですけど、プロレスをまだ観たことがない「サウナー」の方にもぜひ来てほしいです。

上野:「初心者歓迎シート」があるんですよ。初心者の方にも来てもらいやすい値段設定になってます!

MAO:ただただ、我々がやりたいことをやっているだけの大会ですね。対戦カードからみんなで話し合って、とにかく自分たちがやりたいことをやって、それを観て楽しんでもらおうという。

勝俣:DDTでは実現できないカードもあるし、サウナーの方が楽しめる要素もあります。去年はクジ引きでサウナブランドのTシャツが当たったり、試合の間にロウリュの音が聞けたり、試合数のことを「1セット目」と言ったり......とにかく、サウナ好きの方の心がくすぐられる要素をできるだけ入れるようにしています。

上野:サウナカミーナの締めは、もちろん小嶋さん。

小嶋:これからも熱々にしていく、サウナカミーナを見ていってください!

上野:見世物市か!俺ら、路上で売ってるんじゃないんだから(笑)。

【プロフィール】

●勝俣瞬馬(かつまた・しゅんま)/水風呂担当

1992年12月9日、千葉県柏市生まれ。The37KAMIINAの長男的存在。サウナ好きが高じて熱波師の資格を取得し、サウナシュラン2021に輝いた館山のサウナ「SeaSaunaShack」の総支配人を務めている。アウフグース、ととのえスプラッシュなどサウナにちなんだ技を多数使う。デスマッチファイターとしても名高い。167cm、75kg。X:@k_shunma_ddt

●MAO(まお)/炭酸風呂担当

1997年1月28日、宮城県大崎市生まれ。中学生時代にプロレスをする動画をYouTubeに投稿し、それがきっかけとなりDDTに入団した異色の経歴を持つ。自慢の跳躍力を生かしたファイトで、海外でも活躍中。社長である高木三四郎を度々車で轢くクレイジーな一面を持つ。DDT UNIVERSAL王者。180cm、85kg。X:@xinomaox

●上野勇希(うえの・ゆうき)/シャワー担当

1995年9月1日、大阪府八尾市生まれ。端正なルックスと鍛え上げられた肉体で、華麗な空中殺法を得意とする。2023年11月、KO-D無差別級王座を戴冠し、名実ともにDDTのエースとなった。竹下幸之介の高校の同級生で、竹下を応援するために会場で観戦したことをきっかけにプロレスラーを志した。KO-D無差別級王者。174cm、80kg。X:@dna_ueno

●小嶋斗偉(こじま・とうい)/薪担当

1999年12月8日、埼玉県さいたま市生まれ。デビューして1年目に自らThe37KAMIINAへの加入を直訴し、その熱意を認められて加入したThe37KAMIINAの末っ子的存在。普段はほのぼのした喋り方の癒し系な存在だが、試合になると鋭いチョップと負けん気の強さを見せるDDT若手の有望株。アジアタッグ王者。177cm、80kg。X:@toy_ddt_k

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