“「ジョン・ウィック」ワールド”の拡大へ前進!チャド・スタエルスキがライオンズゲートと新契約を締結

映画からスピンオフドラマまで拡大を続ける「ジョン・ウィック」シリーズに新たな動きが/[c]Everett Collection/AFLO

“「ジョン・ウィック」ワールド”の拡大へ前進!チャド・スタエルスキがライオンズゲートと新契約を締結

1月20日(土) 13:30

キアヌ・リーヴスが主演を務めるアクションシリーズ「ジョン・ウィック」。その製作を務めるライオンズゲートと、シリーズ全作品でメガホンをとってきたチャド・スタエルスキ監督が、このたび“「ジョン・ウィック」ワールド”のさらなる拡大に向けた新たな契約を交わしたことが明らかになった。「Deadline」など全米複数メディアが報じている。
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伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、復讐の鬼と化してマフィアを次々と殲滅。裏社会を牛耳る主席連合との壮絶な戦いに身を投じていく姿を描いてきた「ジョン・ウィック」シリーズ。2014年の第1作を皮切りに、昨年公開された『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23)まで4作が製作され、累計全世界興収は10億ドル以上。作品を重ねるたびに製作費や興行収入、そして“キルカウント”も右肩上がり。あらゆるシリーズ映画の常識を覆す拡大を続けている。

もともと、シリーズ第4作と同時進行で第5作までの製作が進められる予定だったが、実現には至らず。その後、第4作が北米で公開された直後の2023年5月に行われたライオンズゲートの四半期決算会見の場で、第5作の開発が進められていることが明らかになり、同11月には脚本家組合のストライキが終わり次第、作業が再開されることが伝えられていた。ただし、スタエルスキ監督自身は続編のアイデアがあることは明言したものの、シリーズ続行には慎重な姿勢を貫いていており、監督を続投するのかどうかも明らかにされていない。

今回の報道によれば、スタエルスキ監督は次の監督作となる『ハイランダー悪魔の戦士』(86)のリブート作品を新たなフランチャイズ作品として展開していくことについて、ライオンズゲートと契約を交わすと同時に、今後の「ジョン・ウィック」シリーズの映画やテレビ、あらゆるマルチメディアプラットフォームにわたる統括を務める契約を交わしたとのこと。

スタエルスキ監督は今回の契約について、「『ジョン・ウィック』の世界のさらなる拡大に向けた重要な役割を通し、ライオンズゲートとの関係を強化できることをとても光栄に思っています」と述べると、「『ジョン・ウィック』は常に私の心に寄り添っている作品であり、今後も率いていけることをとてもうれしく思います」とコメント。現在人気ゲーム「Ghost of Tsushima」の実写映画など数多くのプロジェクトを抱えているスタエルスキ監督。シリーズの継続には欠かせない存在なだけに、今後もクリエイティブの重要な側面を担うことが決定しただけでファンは一安心だろう。

「ジョン・ウィック」シリーズはすでにスピンオフドラマシリーズ「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」(Prime Videoにて独占配信中)が配信されており、この夏にはアナ・デ・アルマスを主演に迎え、映画第3作に登場した殺し屋を主人公にしたスピンオフ映画『Ballerina(原題)』が公開予定。また、今後も新たなスピンオフドラマやアニメシリーズの企画も進行中と報じられており、スタエルスキ監督主導のもとでこれらがどのような動きを見せていくのか大いに注目が集まるところ。今後も拡大を続ける「ジョン・ウィック」から目が離せない!


文/久保田 和馬


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