イ・ドンウク、最新作で“大人の色気”発揮韓ドラ界きってのオールラウンダーの来歴<殺し屋たちの店>

40代でますます輝くイ・ドンウクのキャリアを振り返る/(C) 2024 Disney and its related entities

イ・ドンウク、最新作で“大人の色気”発揮韓ドラ界きってのオールラウンダーの来歴<殺し屋たちの店>

1月18日(木) 7:10

“殺し屋集団”から突然命を狙われる主人公・ジアン(キム・へジュン)のサバイバルを描く「殺し屋たちの店」が、1月17日に配信スタート。同作でジアンの叔父チョン・ジンマンを演じているのが、現在42歳(満年齢)の人気俳優イ・ドンウクだ。コン・ユとのブロマンス(男性同士の熱い友情)が話題を呼んだ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(2016年)などで日本でも人気の彼だが、そのキャリアは演技だけでなくモデル活動やバラエティーMCなど、実に多彩。その来歴をあらためて振り返ってみたい。
【写真】40代の大人の色気爆発!首筋のラインが美しいイ・ドンウク

■抱腹絶倒のけんかシーンも…「トッケビ」死神役で人気

1999年、高校3年生の時にドラマ「道の外にも世界はある」で主演を務め、俳優デビューしたドンウク。韓国若手俳優の登竜門と言われる「学校」シリーズなどを経て、2006年の主演ドラマ「マイガール」で商才に長けた実業家・ゴンチャンを演じ、一躍スターの仲間入り。除隊後復帰作「女の香り」で、余命半年のヒロインと出会って父の言いなりだった人生に意味を見いだしていく御曹司・ジウクを好演。この作品は当時アジア10カ国で放送され、韓国では同時間帯の視聴率1位を独占するなど大ヒットとなり、ドンウクは一気に世界的スターへと飛躍した。

そんなドンウクの名をさらに世界に知らしめた作品が、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」。メインカップルのコン・ユ&キム・ゴウン、サブカップルのイ・ドンウク&ユ・インナ、そしてコン・ユ&ドンウクのブロマンスという3通りのカップルがそれぞれに魅力にあふれ、韓国で最高視聴率20.5%を記録する大ヒット。第53回百想芸術大賞をはじめ主要アワードで15部門の栄冠に輝き、社会現象となった。

この作品でドンウクが演じたのは、名前を持たない“死神”。一見冷酷そうだが、うっかりヘマをしてしまったり人間のサニー(インナ)に恋したりと実に“人間らしい”キャラクターで、犬猿の仲のトッケビ(コン・ユ)とも抱腹絶倒のけんかシーンを繰り広げた。実はこのけんかシーン、ほぼアドリブだったという。

■イ・ドンウクの多彩な来歴

切ないロマンスからコミカルなブロマンスまで、多彩なキャラクターを演じ人気俳優の地位を確立したドンウクだが、活躍のフィールドは演技だけにとどまらない。身長184cmの長身を生かしたモデル活動でも「PC LADY&TUDOU ファッション祭典アジアファッションスター賞」(2013年)や「第9回アジアモデル授賞式ファッショニスタ賞」(2014年)を受賞する活躍ぶり。

さらにバラエティー番組でも活躍している。注目を集めたのが、人気オーディション番組「PRODUCE X 101」(2019年)で務めた“国民プロデューサー代表”。デビューに向けてしのぎを削る練習生たちに寄り添い、厳しくも温かい言葉を掛ける姿から“頼れる兄貴分”のイメージが定着。健康バラエティー「マイ・ボディガード」(2016年)ではメインMCを務めるだけでなく、鍛え上げた肉体美でもファンを喜ばせた。

キム・ゴウンと5年ぶりに共演した音楽ヒーリングバラエティー「パラドンバダ~海の見えるライブBar」では貴重な歌声を披露し、癒やしムードたっぷりのトークも展開。自身初の冠番組「イ・ドンウクはトークがやりたくて」(2019年)でトーク番組の単独MCに挑戦した際には、初回ゲストに親友コン・ユを招き、済州島でドライブトークを繰り広げた。こうしたバラエティーで「トッケビ―」共演陣との絆が見え隠れするのも、ドンウクの人柄の良さを物語っている。

■男性版“九尾狐”イメージを構築

キャリアを通じてモデルやバラエティーMCと、オールラウンダーぶりを発揮してきたドンウク。変幻自在のポテンシャルはもちろん俳優業でも存分に生かされている。

近年では、不敵な笑みを浮かべる歯科医を演じた「他人は地獄だ」(2019年)でそれまでのロマンス俳優のイメージを刷新した。「九尾狐伝」(2020年)では、女性のイメージで語られてきた伝説の妖怪“九尾狐(クミホ)”を男性ならではのセクシーなキャラクターとして再構築。ワイヤーを使ったファンタジックアクションも見ごたえたっぷりで、2023年には続編「九尾狐伝1938」が放送された。

「イカゲーム」(2021年)でブレイクしたウィ・ハジュンとバディを組んだ「バッド・アンド・クレイジー」(2021年)では、出世のためなら多少の悪事もいとわない“バッド”な刑事をコミカルに快演。美しいマスクにはニヒルな笑いがよく似合うことをあらためて証明してみせ、さすがのアクションでも目を引いた。

■最新作「殺し屋たちの店」ではミリタリーアクションに挑戦

今回スタートする「殺し屋たちの店」で演じるのは、多くの謎を残したまま死亡した男チョン・ジンマン。ジンマン不在の現在と、ジンマンが姪・ジアン(キム・へジュン)と共に暮らした10年間の日々という過去を行ったり来たりするストーリーで、ドラマが進むにつれ、チョン・ジンマンという人物の人となりが少しずつ明らかになっていく。

40代のドンウクならではの大人の色気全開の佇まいに加え、今回はショートナイフを使ったミリタリーアクションにも挑戦。さまざまなアクション作品を経験してきたドンウクも「大変だった」と語るほどハイレベルなアクションが準備されているようだ。

ベテラン俳優となった今も、その美貌と圧倒的なスタイル、魅惑的な肉体と深みのある演技を保ち続けるドンウク。Instagramのフォロワーは1740万人を超え、韓国のみならず世界にその名を轟かせている。

「同じタイプの役はやりたくない」と常々語る彼が選んだ新たな境地が見られるに違いない「殺し屋たちの店」はディズニープラスのスターにて1月17日より独占配信(全8話/毎週水曜2話ずつ配信)。

◆文=ザテレビジョンドラマ部





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