“美男イメージを覆した”チャン・グンソクと「イカゲーム」出演”悪役のマエストロ”ホ・ソンテが見せた化学反応「餌<ミッキ>」の見どころ

「餌<ミッキ>」より/(C)2023 Coupang Play All Rights Reserved

“美男イメージを覆した”チャン・グンソクと「イカゲーム」出演”悪役のマエストロ”ホ・ソンテが見せた化学反応「餌<ミッキ>」の見どころ

1月18日(木) 18:00

これまでラブストーリーのイメージが強かったアジアトップスターのチャン・グンソクがクライムサスペンスに挑戦した韓国ドラマ「餌<ミッキ>」が1月19日(金)より衛星劇場にて放送される。同ドラマは「イカゲーム」で知られ、“悪役のマエストロ”とも呼ばれるホ・ソンテと至高の2大スターが共演したことでも話題を集めた。本記事では、過去と未来2つの事件が絡み合い、究極のスリルと緊張感があふれる展開から抜け出せない同作の魅力を振り返る。
【写真】チャン・グンソク、髭をたくわえワイルドな大人の男へと変貌「餌<ミッキ>」

■2大スター初共演のクライムサスペンス

日本でも「グンちゃん」の愛称で高い人気と知名度を誇るチャン・グンソク。彼が除隊後5年ぶりの復帰作となったのが「餌<ミッキ>」だ。同ドラマは韓国で実際に起きた数々の詐欺事件をモチーフに、過去と現在の事件が絡み合っている。複雑で緻密に作り込まれたミステリアスなストーリー展開が大きな魅力といえる。

2010年に起きた韓国史上最悪の巨額詐欺事件。5兆ウォンもの金額が絡んだ投資詐欺事件の主犯ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は、逃亡先の中国で交通事故に遭って呆気なく死んだはずだった。しかし2023年、マガン市で殺された被害者が死の直前に「ノ・サンチョンに殺される」というメッセージを残したという。

担当することになった刑事ク・ドハン(チャン・グンソク)は、事件に関係する人間の証言からノ・サンチョンの死に疑いを持ち始める。しかし過去の詐欺事件を追う合間にも第2、第3の殺人事件が…。

ノ・サンチョンが起こした事件の真相と、現代で起きる事件を並行して描いていく緊迫のストーリー。「ミストレス~愛に惑う女たち~」のキム・ジヌクが脚本を、「ボイス~112の奇跡~」のキム・ホンソンがメガホンを取った同作は、韓国内外を問わず高い評価を獲得した。

なかでも息もつかせぬクライムサスペンスを彩ったのは、チャン・グンソクの新境地ともいえる演技だ。

■リアリティー溢れるストーリーを演じるチャン・グンソクの新境地

“アジアのプリンス”との呼び声も高い、甘いマスクが印象的なチャン・グンソク。だが今回は笑顔を封印し、“クールでどこか陰のある敏腕刑事”というこれまでになかった役柄を演じる。見た目もワイルドに無精ひげをたくわえ、タフで経験豊富な刑事そのものの姿を見せた。

本作でチャン・グンソクが演じるのは、企業訴訟専門弁護士の経歴を持つ“強力班”の刑事。実に5年ぶりとなるドラマ主演だが、日本でも彼のビッグネームはいまだに衰えない。映画「着信アリ Final」や韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」の主演をきっかけに、人気が爆発したチャン・グンソク。2011年には日本でデビューシングル「Let me cry」をリリースしたのも記憶に新しい。

その後も活動の幅を広げ、日本でのファンクラブも発足されるほどであったチャン・グンソク。しかし俳優や歌手活動で絶好調のなか、韓国の徴兵制度のため2018年7月から2020年5月まで軍に入隊しており、約2年間活動は休止状態に。そして兵役を終えて活動を再開したチャン・グンソクの復帰作が「餌<ミッキ>」だ。

「餌<ミッキ>」ではこれまでの“美男”のイメージから一転し、野生味溢れる風貌で鋭い洞察力と行動力を併せ持つ刑事を熱演し、かつて甘いマスクで日本のファンを虜にした「グンちゃん」から、ハードなキャラクターを演じきる俳優チャン・グンソクへと成長した姿を見せている。

“アジアのプリンス”として歌手活動を行い、アイドル的な見られ方をする一方、長年の俳優としてのキャリアで培った演技力の高さはやはり折り紙付きだ。30代半ばを迎え少年らしさが影を潜めたチャン・グンソクの演技者としての成熟にも注目したい。

■視聴者から高い支持を誇る「餌<ミッキ>」が衛星劇場にて放送スタート

また同作を語るうえで欠かせないのが、映画「犯罪都市」やNetflix「イカゲーム」で知られるホ・ソンテが凶悪な詐欺師を怪演している点だ。迫力ある悪役の演技に定評のあるホ・ソンテは、大企業会社員から30代半ばにして俳優に転身し、強面のルックスを活かして多くの悪役で注目を集めてきた個性派俳優である。

“悪役のマエストロ”といわれるほど「世界的悪役」として名を馳せるホ・ソンテは、本作でチンピラから巨額詐欺師に上り詰める男を好演。欲望と絶望を弄ぶ人物を圧倒的存在感で演じ、史上最強の“巨悪”を表現した。

兵役期間を経て俳優としてより一層成長を遂げたチャン・グンソクとホ・ソンテを筆頭に、イ・エリヤ、パク・ミョンフン、イ・ソンウクといった実力派俳優陣が揃い踏みした「餌<ミッキ>」。美男を捨てた“プリンス”と本物以上に獰猛な“巨悪”が織りなす前代未聞の化学反応は、韓国ドラマファンならずとも目が離せない。



【関連記事】
【写真】イカゲームとは違った短髪姿で白いスーツを着たホ・ソンテ
生涯レコーディング数1500曲、映画出演160本超…“戦後歌謡界の女王”美空ひばりの軌跡
累計40億回再生の人気中国ドラマ「これから先の恋」シャオ・ジャン×ヤン・ズーが演じる“等身大の恋”が共感を呼ぶ理由
中国ドラマ「安楽伝」が日本初放送恋の駆け引きの裏に隠された愛憎劇と謎解きミステリーを描くロマンス時代劇
元宝塚・朝夏まなと主演、舞台「SHINE SHOW!シャイン・ショウ!」が「衛星劇場」でテレビ初独占放送
WEBザテレビジョン

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ