爆笑問題・太田光「苦しいだろうけど、続けていくことだと思う」自身の経験から加藤シゲアキに送ったエール

爆笑問題・太田光「苦しいだろうけど、続けていくことだと思う」自身の経験から加藤シゲアキに送ったエール

爆笑問題・太田光「苦しいだろうけど、続けていくことだと思う」自身の経験から加藤シゲアキに送ったエール

1月16日(火) 21:30

提供:
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、爆笑問題・太田光さんと、NEWS・加藤シゲアキさん。小説家としての一面も持つお2人が、小説や芸能界など、幅広いテーマで真剣に、ときに笑いを交えながらトークを繰り広げました。ここでは太田さんが空白の3年間を振り返りました。


(左から)太田光さん、加藤シゲアキさん


◆「あの頃の俺らを見ているよう」太田が加藤らに思うこと

太田:僕たちもね、それこそ最初の頃には事務所の問題があったんです。だからいまのあなたたちのことを見ていると、まるであの頃の俺らを見ているような部分もあったりして、「つらいだろうな」って。

本来こういうことって、タレントが考えることじゃないじゃない。タレントは作りたいものを作って、歌いたい歌を歌って踊って、それだけやってりゃいいっていうつもりだったのに、政治的なことを考えなきゃいけないとか、本来は向いていないんだよな。

加藤:それがやりたくなくて、ここにいますからね(笑)。

太田:そうなんだよ(笑)。だけどそういうこともあったりして、自分たちで事務所を立ち上げて、タイタンライブっていうのを2ヵ月に1回やらなきゃいけなくなった。そこには当然俺らも出なきゃいけないし、そうするとネタを作らないわけにはいかないしってことで。

本当はほかで食えればネタ作りなんかとっくに卒業して、ほかの仕事でもやりたかったんだけど、うちの事務所も後輩が増えてとかってなると、やっぱり俺らがネタやんないと始まらないからっていう。

加藤:いろいろなことを乗り越えた太田さんから見ると、(自分たちは)どう映っているんですかね?

太田:本当に苦しいだろうなって思うよ。俺はいま思い出しても、事務所のゴタゴタの時期、仕事が全くない時期が本当にきつかったし。具体的にいうと事務所云々ではなくて、この業界全体、やっぱり大人の社会って大衆も含めて「こういうことをするんだ」って。これは変わってないなって思う。

その狭間にいる、いま加藤くんのような立場にいる人も、辞めた人も同じ苦しみを味わっているように俺には見える。でも続けていくことだなって思うね。

加藤:太田さんのなかでの転機っていうのは?

太田:プライドを捨てたときだね。3年間仕事がゼロになったんですよ。テレビ局はどこに行っても使ってくれなかったの。

加藤:え~!

太田:でも歳は3年分取るわけじゃん。そうすると若手が出てくるわけ。いきのいいのが出てくると、みんなそっちに行っちゃうんだよね。ライブは出られたけど、まだ若かったのに変なプライドがあって「あの若手が出るようなライブに出てもな…」とか思っていたんだけど、そんなことを言っている場合じゃないってなって、もう1回新人のつもりで「NHK新人演芸大賞」っていうコンテストに出たの。

それは純粋なコンテストだったから、しがらみは関係なく審査してもらえるんですよ。そこで優勝したのがきっかけ。プライドを捨てたっていうか、もう1回ネタからやりますっていう。だからやっぱり、漫才をやり続けなきゃいけないことになったのかもしれないね。

加藤:なるほど。でもやっぱり、実力でちゃんと勝ったっていうことですもんね

太田:戦うっていうことも大事だよね。だから、加藤くんが直木賞を取れば、誰にも文句なんかいわれる筋合いはないわけじゃん。やっぱり、作品が自分を助けるんだと思うよ。

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
TOKYO FM+

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ