爆笑問題・太田光×加藤シゲアキ 文化は戦争の抑止力になる?加藤「文化とか小説の力っていうのはまだ信用してもいいんだなって思いました」

爆笑問題・太田光×加藤シゲアキ 文化は戦争の抑止力になる?加藤「文化とか小説の力っていうのはまだ信用してもいいんだなって思いました」

爆笑問題・太田光×加藤シゲアキ 文化は戦争の抑止力になる?加藤「文化とか小説の力っていうのはまだ信用してもいいんだなって思いました」

1月15日(月) 21:30

提供:
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、爆笑問題・太田光さんと、NEWS・加藤シゲアキさん。小説家としての一面も持つお2人が、小説や芸能界など、幅広いテーマで真剣に、ときに笑いを交えながらトークを繰り広げました。ここでは加藤さんの小説「なれのはて」の題材のひとつでもある戦争について語り合いました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


(左から)太田光さん、加藤シゲアキさん


◆「戦争」にとっての「文化」は“恐怖”

加藤:同世代の作家で戦争について書く人が、けっこう増えたんですよ。僕自身も書きながらもっと知りたいと思ったし、人間の危うさっていうものを自分にも戒めるために書いておきたかったところもあって。

太田:戦争をしているときは、誰も戦争を「悪」って思っていないんだよね。正義だと思っているんだから。

加藤:戦争を悪だと思える人は、やっぱり現地のリアルを知っている人。戦場を知らないと無理なんですよ。

太田:そうだよね。あとは過去の戦争は冷静に分析できるけど、じゃあ現時点で自分の身内が殺されたりなんかしたときは、やっぱり相手を攻撃することが正義になるわけだしね

加藤:そうですね。

太田:我々は過去になればわかるけど、いまのことって本当に語れないなっていう。

加藤:コロナ禍にあったときは、みんなコロナの小説は書けなかったですし、でもガザとパレスチナの(問題)でいうと、図書館が攻撃されたんです。「書物を燃やす」っていう攻撃をしたわけですけど、それってつまり書物の存在が怖かったわけですよね。

多分、歴史とか史実を塗り替えることをしたかったわけだし。すごく卑劣な行為だとは思うけど、なぜかっていうと「文化が怖い」からっていう。

太田:うんうん。

加藤:今回もプロパガンダについて、僕もすごくいろいろなものを見たり調べたりしたんですけど、「なんで戦意高揚の絵なんだ?」っていう。映画とかもそうですけど、物語とか絵とかってプロパガンダになるわけですよね。ってことは、それぐらい戦争にとって文化って恐怖なんですよね。

太田:うん。

加藤:ということは、文化の力はそれに匹敵するわけですよ。

太田:それは、そうだと思う。

加藤:僕もエンタメ業界にいるし、それこそお笑いの力とかも知っているわけじゃないですか。だから文化を大事にするっていうことが、戦争に立ち向かう1つの方法だなとも思いましたね。危ない文化もあると思うんですけど(笑)。

太田:(笑)。

加藤:でもそういったことも、基本的にはちゃんと問題になるわけじゃないですか。だから僕ら発信する側も気をつけなきゃいけないけど、文化とか小説とか、そういうものの力っていうのはまだ信用してもいいんだなって思いました。

太田:うん、そうだね。


続きは「AuDee(オーディー)」で

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
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