『ブギウギ』生瀬勝久、“喜劇王タナケン”を演じる上で「静と動を演じ分けていきたい」

連続テレビ小説『ブギウギ』より喜劇王・棚橋健二(生瀬勝久) (C)NHK

『ブギウギ』生瀬勝久、“喜劇王タナケン”を演じる上で「静と動を演じ分けていきたい」

1月15日(月) 8:15

趣里が主演する連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合/毎週月~土曜8時ほか)で喜劇王・棚橋健二役を演じる生瀬勝久がインタビューに答え、「舞台上のタナケンと、ふだんの素の棚橋健二の演じ分けを意識しています。僕が思う才能のある喜劇人は、舞台上とそうでないときのギャップがあると感じています。例えば渥美清さんや志村けんさんの、舞台に上がっているときの弾けっぷりと舞台から降りた思慮深く謙虚な姿のように、その静と動を演じ分けていきたいです」と明かした。

【写真】スズ子(趣里)の演技の師匠となる“喜劇王タナケン”を演じる生瀬勝久

生瀬演じる棚橋健二は日本を代表する喜劇役者で、喜劇王タナケンと呼ばれている。スズ子と舞台で共演することになり、スズ子の演技の師匠となる。

生瀬は自ら演じる喜劇王タナケンの印象を「タナケンはスズ子が成長していく上で、その一端を担っている人物だと思います。エンターテインメントの世界では、選ばれた人間ではなくて、努力をし続ける人間と、戦った人間しか残れません。戦いを止めたら、人々の記憶からも消えていきます。そういった世界なんだとスズ子に教える人物なんじゃないかなと思っています」と語った。

演じる上で意識している点について、「稀代の喜劇王を演じるにあたって、間とテンポを大事にしています。戦後当時の映画を見ると、セリフのスピードが恐ろしく速く、役者の技術がとても高かったと感じます。劇中劇でそのテンポで演じようとしていますが、やはり難しいですね。でもそうすることで、素の棚橋の姿とのメリハリが生まれるのではと感じています」と明かす。

ヒロイン・スズ子を演じる趣里については「趣里さんとは久々の共演ですが、この作品は彼女にとってとてもステップアップになると思います。これまで何十万人の俳優がいて、朝ドラのヒロインになるのは100人足らず、そのヒロインに選ばれて最後までやりきったらどれだけ貴重な体験になるか。だから頑張ってほしいですし、ステージがワンランク上がるとてもいい機会を勝ち得たんだと思っていて、そのことを趣里さんともお話ししました」と話す。

さらに「お芝居にしても、伝えることはとても難しくて、心に響かなければいけない。そのためになるべく相手の目を見て、相手の表情が変わるのを待ってから次のセリフを紡がなければいけないですが、趣里さん演じるスズ子が、ちゃんと目を見て、僕の言葉に耳を傾け、僕のリズムを受け取ってセリフを返してくれる芝居ができてうれしかったです」と続けた。

最後に視聴者に向け、「この物語は、スズ子がどうやって生きていくのかが描かれると同時に、スズ子に影響を与えたさまざまな人との関わりが描かれています。視聴者の皆さんも、この周囲の人々の姿に自分を投影することもあるかもしれません。そうした見方ができるのも朝ドラならではの楽しみだと思います。ぜひ毎朝楽しみにご覧になってください」とメッセージを寄せた。

連続テレビ小説『ブギウギ』は、NHK総合にて毎週月~土曜8時ほか放送。

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