深川麻衣、『つんドル』舞台挨拶でキャリアチェンジを振り返る!井浦新は「好きでい続けることが大事」とアドバイス

映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(公開中)主演の深川麻衣

深川麻衣、『つんドル』舞台挨拶でキャリアチェンジを振り返る!井浦新は「好きでい続けることが大事」とアドバイス

11月4日(土) 16:07

映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(公開中)の公開記念舞台挨拶が11月4日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、深川麻衣、井浦新、松浦りょう、柳ゆり菜ら出演者と、原作者の大木亜希子、監督の穐山茉由が登壇した。
【写真を見る】11月4日”推しの日”にちなみ「深川麻衣、大木亜希子が推し!」と話したササポン役の井浦新

元SDN48の大木による実録私小説を、元乃木坂46の深川主演で映画化した本作は、メンタルを病み仕事も辞め、貯金も底をつきそうなアラサー女子の安希子が、友人からの勧めで56歳の一人暮らしサラリーマン“ササポン”と奇妙な同居生活を送りながら、徐々に日常を取り戻していく姿を描いている。

安希子を演じた深川は「自分自身にも突き刺さる言葉がありました。ササポンの『まあ、適当に』という言葉が大好きです」と笑顔。ササポン役の井浦は「なにかを突きつけるというよりも、寄り添ってくれる作品です。ポップコーンを食べながら観るのがとても似合う、優しく穏やかな作品でもあると思います」と映画館での鑑賞をおすすめした。

大木の実体験が元になっている本作を映画化するうえで「丁寧に作ること」を大事にしていたという穐山監督。「元アイドルという特殊な(職業だった)人たちというよりも、誰が観ても親近感が湧く等身大の人を描きたくて。壁にぶち当たった人が乗り越えていくところを丁寧に描きたいと思っていました」と制作を振り返り、「特に女性同士の会話は些細なところまで、リアルに拘って考えました」とこだわりに触れた。

原作者の大木は「劇中で深川さんが残高10万円の素敵な歌を歌ってくださっていましたが、実際は残高3万円だったんです(笑)」と告白。大木の残高を不憫に思った姉がお金を貸してくれて残高の”かさ増し”に協力してくれたそうで、「月々3000円の返済で、つい先日返済が終わりました」とホッとした表情で報告すると、会場から大きな拍手が沸き起こっていた。

覚悟を決めて実体験を書いたという大木は「ありがたいことに、本はすぐ話題になりました」と反響に喜びながらも、なかにはひとつ屋根の下に男女が住むことを、おもしろおかしく書くメディアもあったと指摘。「編集者と私とで、この世界と戦っているような気持ちになりました」と当時の心境を吐露。しばらくして映画化の話が来て、現場で安希子を演じる深川の姿に「双子の片割れを見ているように思えました」とし、「全身全霊でチャーミングに演じてくれました」と感謝。井浦演じるササポンは「置きに行くような優しさで、本物のササポンを見ているような気持ちになりました」と感想を伝え、深々とお辞儀をする。キャストの演技や監督の演出に触れ、感謝の気持ちを言葉にしながら「人生は変わりはしないけれど、まあ、一歩頑張ってみるかと思ってもらえたら、作家としては役目を終えられたと思っています」と映画完成までの歩みと自身の思いに触れ、しみじみ。感謝の気持ちを丁寧に言葉にしていく大木はキャスト、そして客席からのたくさんの拍手を浴びていた。

深川も大島もアイドルから新たな道へとキャリアチェンジを経験している。深川は「卒業を決めた時は、『えいや!』という気持ちでした。(芝居を)やりたいという強い気持ちはあったけれど、やっていけるのかという先の見えなさがありました。(キャリアチェンジした)序盤のほうが辛かったと思います」と当時の気持ちを振り返り、芝居をやってきた人たちと同じ土俵に立つことに恥ずかしさを感じている時期があったと話した。記者になり、会社員として働いていた大木は「会社って専門用語が多くて。Google翻訳を使って、意味を咀嚼しながらプレゼンしていました(笑)」とキャリアチェンジ当初の苦労を明かしていた。

モデルとしてキャリアをスタートさせた井浦は、俳優、ファッションディレクターなど様々な肩書きを持つ。人生の先輩としてアドバイスを求められると、「アドバイスなんてできる立場では…」と恐縮。深川から「あらポンお願いします!」とリクエストされた井浦は照れ笑いを浮かべつつ、「自分が好きだと思うことをひたすら信じて続けることが大切だと思います」と答える。続けることで誰かが見つけてくれたりするものだとし、「続けてきてよかったと思うし、ちょっとだけ報われた気持ちにもなります」とコメント。好きなことを続けること自体がものすごい力になるとも話し、「アドバイスには全然なっていないかもしれないけれど…」と前置きしつつ、「大きな意見がよしとされてしまう世の中だからこそ、(自分の好きを続ける、追求し続ける)この考え方も大事だと思います」と補足した。

11月4日は「いい推しの日」ということで、トークでは共演者の“推し”を発表する場面も。深川は井浦と答え「あらポンとは『こんな風に演じよう』みたいなお芝居の細かいお話などはほとんどしなくて。なんでも知っているし、大学教授のようで(笑)。衣食住の話をいっぱい教えてもらっていました」とニッコリ。井浦の知識の幅広さに触れ「酵素玄米、ファスティングのお話をたくさん聞いて、お店を教えてもらいすぐにその場で(商品を)ポチりました」と微笑む。

「推しは2人います」と深川と大木が推しであると話した井浦は、深川が一歩を踏み出すシーンの撮影時をピックアップ。映像には真正面からの深川の姿が捉えられているが、映像には映っていない角度から井浦は深川の背中を見ていたという。「撮影序盤とそのシーンとでは背中が全然違っていました」と説明した井浦は、その背中が安希子を物語っていたとし、「思わず撮影してしまいました。あの背中は忘れられません。もし、ご本人と事務所がOKならいつかSNSで公開します!」と宣言すると、会場から「見たい!」「お願いします!」という声が飛んでいた。

もう一人の推し、大木については「話し方、礼節、ちゃんとしている。話すたびにちゃんとしているなって思っています」と感心する井浦に、深川も「言葉の引き出しがすごい!」と補足。大木の目から涙があふれたのに気づいた井浦が「なんで泣いてるの?泣かしたみたいになっちゃう。びっくりしたー」と大笑い。慌てた大木が「いい話に泣いたってちゃんと書いてくださいね」と取材陣にお願いし、会場の笑いを誘うなど、笑いと涙にあふれた暖かいイベントとなった。

取材・文/タナカシノブ


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