9月21日(木)放送の「ダウンタウンDX」(毎週木曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)は、「二足のわらじ芸人大集合SP」。おたけ、かもめんたる、ザブングル加藤、流れ星☆、野田クリスタル、マシンガンズ、森田哲矢が登場し、芸人以外の活動の魅力や自慢ポイント、抱えている悩みなどについてトークを繰り広げる。
【写真】ジムプロデューサーとしても活躍する野田クリスタルの筋骨隆々な全身ショット
WEBザテレビジョンでは、収録を終えた野田クリスタルに独占インタビューを実施。収録の感想や印象に残ったエピソード、原動力になっているもの、今後挑戦してみたいことなどについて話を聞いた。
■「みんなやりたくてやっているので、生き生きしている」
――収録を終えた率直な感想をお聞かせください。
みんな大変なんだなぁと思いました。もめていない人たちはいないというか。でもみんなやりたくてやっているので、生き生きしている感じがありました。
――ダウンタウンさんにはどういった印象をお持ちですか?
僕は、「M-1グランプリ」優勝後にこうやって共演する機会が増えたので、昔のダウンタウンさんがどんな感じだったかは分からないのですが、お元気だなぁと思います。浜田(雅功)さんがなんでもツッコんでくれて、松本(人志)さんが落としてくれるから、どうやってもスベらないというか。
申し訳なくなるくらい、向こうにカロリーがあるだろうなと思います。こんなにハイカロリーな収録をずっとやっているのだと思うと、すごいですよね。
■松本人志とマッチョを見せ合う事態に発展
――松本さんとはプライベートでも交流があるとのことですが。
2回、食事に行かせてもらいました。松本さんと食事に行った人はみんな「すごく穏やかな方だよ」と言っていて。その前情報はあったのですが、当然僕からしてみたらカリスマ中のカリスマだし、すごく尖っている時代も見ているし、“とはいえ”という考えが頭の中にあって行ったお食事会だったんですよ。
そしたら、最終的に僕と松本さんが脱いで、マッチョを見せ合うという(笑)。いくらなんでも優しすぎだろ、さすがになんでもしすぎだろっていうくらい、本当に穏やかで。一般の人も含めた同い年ランキングの中でも最上位に優しいかもしれないです。びっくりします。
■滝沢秀一の働く姿に感動…“これが労働だ”
――今回は「二足のわらじ芸人大集合SP」というテーマでしたが、共演されたゲストの皆さんのエピソードで特に印象に残ったものを教えてください。
滝沢(秀一)さんがゴミ清掃員として働いている姿のVTRがあったんですけど、僕、ああいう動画を見るのがすごく好きなんですよ。高校からお笑いをやっているのであまり社会人経験がない故に、人の働いている姿を見るのが好きなんです。“これが労働だ”と、見ていて気持ちよかったです。
滝沢さんが公務員と民間の狭間にいるようなことを仰っていて、ちょうど僕も郵政民営化するときに郵便局員をやっていたので、滝沢さんとほぼ一緒な環境で、「すごく似た人がいるな」「こういう大変なこともあるんだろうな」と想像もつくから、余計に共感しちゃいました。
――野田さんは、「ジムプロデューサー」「ゲーム開発者」「お笑い芸人」と、“三足のわらじ”状態ですが、今一番力を入れていることはなんですか?
さすがに「お笑い」に一番力を入れていると言った方がいいと思うんですけど(笑)。でも僕自身は、他の方と違って、あくまで芸人の仕事の範囲内なんです。他の方のカレー店とかもんじゃ店とかは、所属事務所が関与していないと思うんですよ。
でも僕は、トレーニングジムもゲームも吉本興業からくるスケジュールで動いているので、事務所の範囲内なんです。なので、僕の中では、“わらじ”とは言うけれど、大元はお笑い芸人で、その中での仕事というニュアンスですね。
■「つまんなかった」と言える唯一無二のゲームに
――開発された「野田ゲー」が大ヒットしていますが、野田さんが作るからこその魅力はどういった点にあると思いますか?
僕のは例外なんですけど、ゲームを作るのって、一年や二年では済まないんですよね。何年もかけて作って、大量の資金を使って発売するので、どんな作品であろうとやっぱり「良い作品だね」「面白いね」と言わないといけない感じがあるというか。やっぱり数年もかけているから、売れないにしても「つまんない」はないじゃないですか。
でも、「野田ゲー」はそれが言えるんですよ。「つまんなかったな、これ」と言えるのが強みだと思います。それも面白さになるというか、そういうところが僕は好きなので。それもドキュメンタリーだよなと思いながらやっています。
――トレーニングジムでの裏話などがあれば教えてください。
松本若菜さんがパーソナルトレーニングを受けに来てくださったんです。青木マッチョもサポーターで入ってくれていて、僕があまり入れないので、「もし次にトレーニングされるなら、青木マッチョで予約を取ったらいいと思います」とお伝えして、「分かりました。通います」と言ってくれていて。
なのに、青木マッチョが人気になってしまって松本若菜さんが予約を取れないという事態に。「お前、予定空けろよ!予約取れないってなんだよ!お前から出向け!」と青木マッチョを叱る事件がありましたね(笑)。
――相方の村上さんは、これらの活動を応援してくれていますか?
どうなんですかね。でも言ってしまえば、おこぼれはもらっているはずなので(笑)。筋トレ界隈やゲーム界隈のお仕事に一緒に呼ばれることもあるし、ラッキーなんじゃないですかね、向こうからしたら(笑)。やればやるほど、向こうも勝手に仕事が増えていくという状態なので、言われるとしたら「頑張ってね」くらいですかね。
■ねたみ、怒り、見返してやる、見てろよ…負の感情が己を突き動かす
――野田さんの原動力になっているものはなんですか?
僕だけじゃなく、今日出演されている方全員に共通して言えるのは、「明るい感情ではなさそうだ」ということですよね(笑)。すごくざっくりしていますが、みんな同じ原動力なのかな。ねたみ、怒り、見返してやる、見てろよ、そんな負のオーラをみんなから感じますね。原動力ってそこから湧き上がっている気がします。
――野田さんの経歴を見ると、若くしてお笑いデビューし、「R-1ぐらんぷり2020」「M-1グランプリ2020」で優勝するなど一見順風満帆に見えますが、それでも負の感情が?
僕は結構愛されなかったので…。マヂカルラブリーなんか特に吉本に愛されなかったですね。まず、養成所に入っていないというのもあって同期がいなくて。みんなが同期ライブとかをやっている中、ずっと仲間がいなかったんですね。外から来たやつみたいな扱いで、「M-1グランプリ」で準決勝とか行っても、一度も新宿の「ルミネtheよしもと」に呼ばれないんですよ。
最終的に大宮の「ラクーンよしもと劇場」に行ってこいと言われて、その中でもAチーム・Bチームと分かれていて、最下層の方に入れられて…とやってきたので、負の感情の塊でした。そんな中で、「見とけよ」と思ったのがゲームでしたね。楽屋でずっと誰とも話さずゲームを作っていて変人扱いだったんですけど、その間も「見とけよこのゲーム。いつか爆発するからな」と思いながら作っていました。
――今後新たに挑戦してみたいことはありますか?
これもまた派生になってくるかもしれないのですが、「マッチョ飯」は作ってみたいなと思っています。この前「マッチョたこ焼き」を作ったんです。マッチョには、タコはヘルシーで良いんですけど、粉が駄目なので、これを何かに置き換えたらいいなというので卵白を使ったんですよ。そしたらすごくうまくて。
こういった開発をするのはすごく楽しいなって。実はマッチョ向けのご飯でもおいしいものはあるのではないかと、研究してみたい気持ちがあります。なかなか時間がないんですけどね。
――最後に、番組の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。
“二足のわらじ”って言うと、お笑いがブレている人たちなんじゃないかと思われがちな気がするのですが、みんなすごく戦っていて、お笑いを続けるために頑張っているんだということが伝わればうれしいです。リアルなエピソードが聞けるので、すごく見応えがあると思います。また、おたけの家庭事情にも注目してください。
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